「竹之内静雄著　新潮社」の検索結果

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函、帯、２刷。元パラ紙を見返しにテープで貼り付け。蔵書印押印。他問題なし。

1992年6月発行　函　帯　315頁　B6判　藤11

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函、268頁、函-経年ヤケ・シミ(特に天)・少ヨゴレ・背上角少ツブレ、表紙背-少擦れ

函いちぶこわれ

初版　 函　 帯付　函ヤケ無し　　 帯ヤケ無し　　 帯背下少キレあり　本体三方ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。


1982年刊の同名の単行本を底本とする。12篇のエッセイの中でも、詩人にして思想家である竹内勝太郎について書かれたものが90ページある力作だ。哲学者の土井虎賀寿・田辺元、英文学者の深瀬基寛、仏文学者の落合太郎は京都大学時代の旧師であり、それぞれがラーメン、葬式まんじゅう、愛人、テーブルマナーなどの逸話を通して語られる。他に独文学者の大山定一、吉田健一、武田泰淳、三好達治、太宰治、そして吉川幸次郎がそれぞれ一篇を与えられた。

「陰影深き人」では、著者自身の就職活動、つまり河出書房を辞めて創立されたばかりの筑摩書房に入社して『ヴァレリー全集』を刊行するまでのいきさつが詳しく書かれた。著者は特徴のある片言隻句をよく覚えていて、これが面白い。