「絵葉書　関東大震災　15枚」の検索結果

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大正１２年発行の関東大震災の絵葉書です。
説明字体と、裏面のデザインが同じものが１５枚あります。
「破壊された十二階」「惨らい電車の車体」「銀座の焼跡」
「丸の内郵便局附近」「宮城前の避難者」「丸焼の警視庁」「浅草公園避難民」「帝国ホテル附近」「日比谷公園前の惨状」
「上野線路避難民」「銀座尾張町附近」「日比谷交差点の群衆」「貨物車日暮里避難民」「本所方面からの避難民」「東京電灯の火災」
OPP用紙（ビニール）に入れた状態で写真撮影してます。

大12、葉書サイズ　モノクロ写真、34枚

セピア色に現像された関東大震災被災写真群。全くキャプションは無いが『震災直后真影（３４枚）』と墨書（枚数は鉛筆書きの追記）された紙片と共に保存されていたもの。

画面から判る状景は以下の通り。ハイコントラスト気味の写真２～３枚、当時の出版物や絵葉書等での使用が確認出来る写真数枚を含む。

●建築・街並・土木施設の被災光景が１９枚。／凌雲閣の近景と遠景、炎上する帝国劇場炎上、炎上する警視庁（高名な例の写真）、丸の内有楽町高架附近の火災、京橋通り（画面奥に被害を免れた第一相互館）、広瀬中佐銅像と万世橋駅、帝国ホテル附近の火災（アングルの異なる２景）、半焼した日本電報通信社、市電が走る街路に落下したトンガリ屋根、半壊した静岡県内の交番、建物倒壊写真４景、崩落した鉄道橋と線路（アングルの異なる２景）、恐らく鉄道連隊による足場工事。
●被災した人々の光景が１５枚。／西郷隆盛像周辺の避難民、「父母来レ」の幟を掲げる男性、門前で倒れ込む男女数名（官憲や野次馬が遠巻きに集う）、給水車に集まる人々、線路上の天幕生活２景、巨大な鉄管に避難する少女たち、船上の避難民、砂利道に茣蓙敷の避難民、寛永寺五重塔下での避難生活、宮城前広場のバラック小屋群、宮城前と思われる広場の避難民（画面奥の建物群は一丁倫敦か？）、焼失前の上野駅に殺到する避難民、足早く逃げる避難民・大阪市役所車寄せに於ける物資トラック積（玄関には義捐金募集の立て看）。