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説田家蔵品展観目録
目録 説田家蔵品展観目録
説田家蔵品展観目録 <ヤケ擦 値書有 大冊>
2点 説田家藏品展觀目録 <昭和6年5月19日入札並ニ開札>於東京美術倶楽部 頼朝、後京極良経、正信、春屋、宗丹、墨斎禅師、雪村、啓書記 天室ほか合計243点 和綴<昭和7年6月8日入札並ニ開札>於東京美術倶楽部 図版178点 信実、一休、牧谿、宗達、光琳、藍田叔、沈南蘋、王建章ほか合計300点天金和綴サイズ 31cm説田家は、江戸時代から続く江戸新川の下り酒問屋である。明治以降も、酒問屋として繁栄し、明治期の当主説田彦助は、日本のおける瓶詰め酒輸入のさきがけとなったほか、日本商船株式会社、日本防腐木材株式会社の社長などを務めた。美術品等のコレクションには、彦助による文人画の秀作が多かった。同家の売立の目的については不詳。 昭和6年の売立では、渡辺崋山筆「渓間野雉図」(現、山形美術館)が100,000円、木米筆「兎道朝暾図」(現、個人蔵)が46,300円で落札されるなど、総売上額は384,000円余を記録した。 また、7年の売立では、「周銅雷」が71,000円で落札され、総落札額は161,000円余となった。
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