「賭将棋放浪記 振り飛車英五郎」の検索結果

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斎藤栄 著 、双葉社 、226p 、18cm

斎藤栄　新書判　カバー 、双葉社　 、昭和50 、1冊

斉藤栄 、双葉社 、1975・4・1初版 、1冊

実際、賭将棋の世界は、絶えず、真剣の刃をかいくぐっていきるのだから、いつ、どんな立場に陥らないものでもない。しかし、今更<ドス>でもないと思って、英五郎は寸鉄も帯びずに、これまで過ごしてきた。「まぁ、どれだけ役に立つかわからんけどこれを持ちなさい。あんたには似合いじゃろ」彦三がそういいながら、餞別にくれたのが、今、ポケットに納まっている銅駒であった。銅駒は、素材が銅でできているほか、普通の将棋駒とは違った特徴がある。形は五角形で、角は尖がり、しかも文字が深く彫られている。それが指のすべりをとめる。そして喧嘩相手の顔面に叩きつけると、肉が裂けかなりの破壊力を示すという。　目次:●珊瑚の駒 ●足摺岬の罠 ●姫路城で会った女 ●消えたスター・ルビー ●恍惚の眼 ●炎の海に消えた　 、昭50