「音の遍歴 <FM選書>」の検索結果

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１刷　 カバー　 帯付　 カバーヤケ無し　帯ヤケ無し　本体天少ヤケ　s小口と地ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。

戦前戦後にかけてのオーディオ発展の歴史が分かる名著。高城氏のオーディオ界に貢献した役割は計り知れないものがある。氏によって日本のオーディオメーカーは大変な刺激を受けたはずである。高城氏はご両親が音楽家、ご本人もピアノを専門的に学び、かつ数学の教師という異色の経歴をお持ちであり、身近で聞いた生の音を高忠実度再生することに生涯を捧げた人である。音響関係者には必読の書と言っても過言ではない。オーディオに関しては、一方で五味 康祐氏の著作（西方の音など）があるが、高城氏とは全く正反対のアプローチからとらえたものであり、これはこれで非常に説得力のあるものである。高城氏と五味氏は戦前戦後を通じたオーディオ思想の双璧であり、両者を併せ読むことによって日本のオーディオ界の神髄に触れることができるだろう。