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21世紀、世界の都市人口は農村人口を超え、人間の生活様式はますます都市的になっている。しかし、都市はそれが存在する時代や地域によって多様であり、さまざまな現実や表象が入り交じって都市イメージを形成している。本書は、古代メソポタミアから現代における郊外化や途上国で「巨大都市」が興る現象まで、5000年以上におよぶ人間と都市の歴史をコンパクトに整理して描き出す。都市と呼ばれる現象が世界各地でどのように興り、都市の衰退や成長が地域的な連関や地球規模での歴史の変化にどのようにつながっているのかを展望できる書。
原著：Andrew Lees, The City: A World History, New York: Oxford University Press, 2015
目次
第１章　初期都市の起源と位置――紀元前3500～500年
第２章　大都市――紀元前500～紀元300年
第３章　衰退と発展――1300～1500年
第４章　首都、文化、植民地化、革命――1500～1800年
第５章　工業化時代における都市の成長とその結果――1800～1914年
第６章　植民都市――1800～1914年
第７章　破壊と再建――1914～1960年
第８章　1950年以降の都市の衰退と成長
参考文献
訳者あとがき
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