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出版社「八木書店」の検索結果
4,891件

古典籍が語る 書物の文化史

新日本書籍(SNS)
 東京都千代田区神田神保町
1,650
山本信吉、八木書店、2004、A5
初版 カバー 帯 298頁 A5判上製 ※概ね良好
◎送料は基本的に安価な方法でご案内いたします。レターパックに入らないもの、高額商品などは宅配便でのご案内になります。 ◎領収書等必要な方、ご注文時にご指示ください。(宛名、但し等) ◎公費、承ります。必要書類等(種類、枚数、宛名、日付の有無、送料の項目の有無)のご指示を添えてご注文下さい。 ◎お問い合わせは、【snsnet@booktown.co.jp】または【03-5948-7978】まで。 ◎神保町事務所での販売は、特記事項をご参照下さい。(書店名をクリック)
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1,650
山本信吉 、八木書店 、2004 、A5
初版 カバー 帯 298頁 A5判上製 ※概ね良好

無題号記録 春玉秘抄 (尊経閣善本影印集成 49)

新日本書籍(SNS)
 東京都千代田区神田神保町
8,250
前田徳育会尊経閣文庫、八木書店、2011、B5
1刷 函 352頁 B5判上製 ※良好
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8,250
前田徳育会尊経閣文庫 、八木書店 、2011 、B5
1刷 函 352頁 B5判上製 ※良好

護国寺日記 第2~第5 (史料纂集古記録編) 4冊組

新日本書籍(SNS)
 東京都千代田区神田神保町
44,000
坂本正仁 校訂、八木書店、2015~2019、A5
4冊組 初版1刷 函 本体カバー 会報付 A5判上製 ※美本
◎送料は基本的に安価な方法でご案内いたします。レターパックに入らないもの、高額商品などは宅配便でのご案内になります。 ◎領収書等必要な方、ご注文時にご指示ください。(宛名、但し等) ◎公費、承ります。必要書類等(種類、枚数、宛名、日付の有無、送料の項目の有無)のご指示を添えてご注文下さい。 ◎お問い合わせは、【snsnet@booktown.co.jp】または【03-5948-7978】まで。 ◎神保町事務所での販売は、特記事項をご参照下さい。(書店名をクリック)
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44,000
坂本正仁 校訂 、八木書店 、2015~2019 、A5
4冊組 初版1刷 函 本体カバー 会報付 A5判上製 ※美本

古代王権の成立と展開

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
11,000
仁藤敦史著、八木書店、令7、1冊
古墳~平安初期にわたる王権論が提示する新たな古代史像
5~9世紀の長期間にわたる王権を検証・相対化し、6世紀の欽明期、7世紀後半、桓武期を画期として設定。時代により変化する君主の条件に着目。近現代の天皇制に示唆を与える重要課題を提示。

【内容説明】
【新たな王権論・4つのポイント】
①長期間にわたる考証 古墳時代から平安時代の初期(5世紀~9世紀)の、古代王権の成立から転換までを対象に、長期的な変化を概観することで、「万世一系」論のような天皇制の不変性のみを強調する議論を批判・相対化し、新たな王権論を展開する。
②古代王権の画期の設定
 5世紀~9世紀の王権の諸段階について、5世紀の人制・府官制、6世紀の部民制・ミヤケ制・国造制、7世紀後半の公民制・大宰総領制・外交関係の変化、8世紀末の都市王権の成立、皇統観念と氏の再編などを素材に、欽明期・7世紀後半・桓武期を画期と位置付ける。
③時代により変化する君主の条件
 広範囲の王系から成人男性が選ばれた5世紀。血縁継承が確立し性差よりも年齢が優先されて、元キサキが女帝となった6世紀。譲位と太上天皇制や皇太子制が成立し、若年齢化が進んだ8世紀以降。摂関の補佐により幼帝の即位も可能となった9世紀。
 年齢・性差・資質・血統などの要素のうち、どの要素を強調するかによって歴史的に求められる君主像は変化してきた。君主に求められる要件は、社会や国家のあり方により変化するものであり、本書ではその時代による変化に着目する。
④現代につながるテーマ
 本書が課題とする王権の問題は、近現代の天皇制と深い関係にあり、戦前・戦後における古代史理解と密接な関係にある。女帝中継ぎ論や皇太子摂政などの議論はこうした問題を内包しており、古代史だけの問題にとどまらず、近現代史にも重要な示唆を与える。

#八木書店出版物/-/-
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11,000
仁藤敦史著 、八木書店 、令7 、1冊
古墳~平安初期にわたる王権論が提示する新たな古代史像 5~9世紀の長期間にわたる王権を検証・相対化し、6世紀の欽明期、7世紀後半、桓武期を画期として設定。時代により変化する君主の条件に着目。近現代の天皇制に示唆を与える重要課題を提示。 【内容説明】 【新たな王権論・4つのポイント】 ①長期間にわたる考証 古墳時代から平安時代の初期(5世紀~9世紀)の、古代王権の成立から転換までを対象に、長期的な変化を概観することで、「万世一系」論のような天皇制の不変性のみを強調する議論を批判・相対化し、新たな王権論を展開する。 ②古代王権の画期の設定  5世紀~9世紀の王権の諸段階について、5世紀の人制・府官制、6世紀の部民制・ミヤケ制・国造制、7世紀後半の公民制・大宰総領制・外交関係の変化、8世紀末の都市王権の成立、皇統観念と氏の再編などを素材に、欽明期・7世紀後半・桓武期を画期と位置付ける。 ③時代により変化する君主の条件  広範囲の王系から成人男性が選ばれた5世紀。血縁継承が確立し性差よりも年齢が優先されて、元キサキが女帝となった6世紀。譲位と太上天皇制や皇太子制が成立し、若年齢化が進んだ8世紀以降。摂関の補佐により幼帝の即位も可能となった9世紀。  年齢・性差・資質・血統などの要素のうち、どの要素を強調するかによって歴史的に求められる君主像は変化してきた。君主に求められる要件は、社会や国家のあり方により変化するものであり、本書ではその時代による変化に着目する。 ④現代につながるテーマ  本書が課題とする王権の問題は、近現代の天皇制と深い関係にあり、戦前・戦後における古代史理解と密接な関係にある。女帝中継ぎ論や皇太子摂政などの議論はこうした問題を内包しており、古代史だけの問題にとどまらず、近現代史にも重要な示唆を与える。 #八木書店出版物/-/-

江吏部集注解

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
27,500
甲田利雄著、八木書店、令7、1冊
一条天皇・三条天皇の侍読にして、文人、儒者として活躍した大江匡衡の漢詩集の注釈書
藤原道長、道隆、実資、兼家、行成ら、同時代の公家たちとの関係や、匡衡の朝廷での動向が明らかに!

【内容説明】
『江吏部集』は、大江匡衡(952■1012)の漢詩集。その書名の由来は、著者が大江氏で、吏部(式部省の唐名)であったことによる。本書は全3巻(上中下)で、(上巻)天・四時・地・居処、(中巻)神道・釈教・帝徳・人倫・文・音楽・飲食・火、(下巻)木・草・鳥の15門に部類され、それぞれをさらに細分している。駢儷体の詩序38篇を含み、詩130余首を所収。七言律詩・絶句を主体とする。

匡衡は、平安時代中期の儒者で、文章生、検非違使を歴任し、永祚元年(989)に文章博士となる。その後、東宮学士、一条天皇の侍読となり、侍従、式部大輔、尾張守、丹波守となった。匡衡の死に際して、藤原実資はその日記『小右記』の中で「名儒比肩するものなし、文道滅亡」と彼の死を嘆いている。妻は赤染衛門。曾孫の匡房は、談話記録「江談抄」を残した。

【本書の特徴】
①『群書類従』巻第132の『江吏部集』を底本として、各詩ごとに考説・校異・大意を施して解説を加えた。
 〇考説 詩題と漢詩について、語句の意味するところと出典を明示した。出典は、和漢の古典籍や経典、詩文、伝記など多岐にわたる。
 〇校異 『本朝文粋』『日本詩紀』『本朝麗藻』『朝野群載』『本朝文粋註釈』に見えるものを記し、私見を加えた。
 〇大意 各漢詩ごとに、おおよその意味を示した。
②本文の読点は、改めて施した。また、底本に施された傍注等は削り、校異に示した。
③巻末に、100頁にわたる項目・事項・人名・書名の詳細な索引を付し、利用の便をはかった。

【主な出典】
文選・論語・史記・南史・老子・商子・荘子・管子・列子・荀子・淮南子・礼記・周礼・漢書・晋書・梁書・隋書・尚書・後漢書・宋書・春秋・唐書・南斉書・陳書・北史・国語・三国志・太平御覧・爾雅・説苑・全唐詩・詩経・書経・法華経・芸文類聚・蒙求・白氏長慶集・蘇軾文集・職原鈔・公卿補任・日本国見在書目録・本朝書籍目録・色葉字類抄・塵袋・作文大躰・延喜式・扶桑略記・帝王編年記・日本紀略・本朝往生伝・古今著聞集・拾芥抄・権記・御堂関白記など

#八木書店出版物/-/-
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27,500
甲田利雄著 、八木書店 、令7 、1冊
一条天皇・三条天皇の侍読にして、文人、儒者として活躍した大江匡衡の漢詩集の注釈書 藤原道長、道隆、実資、兼家、行成ら、同時代の公家たちとの関係や、匡衡の朝廷での動向が明らかに! 【内容説明】 『江吏部集』は、大江匡衡(952■1012)の漢詩集。その書名の由来は、著者が大江氏で、吏部(式部省の唐名)であったことによる。本書は全3巻(上中下)で、(上巻)天・四時・地・居処、(中巻)神道・釈教・帝徳・人倫・文・音楽・飲食・火、(下巻)木・草・鳥の15門に部類され、それぞれをさらに細分している。駢儷体の詩序38篇を含み、詩130余首を所収。七言律詩・絶句を主体とする。 匡衡は、平安時代中期の儒者で、文章生、検非違使を歴任し、永祚元年(989)に文章博士となる。その後、東宮学士、一条天皇の侍読となり、侍従、式部大輔、尾張守、丹波守となった。匡衡の死に際して、藤原実資はその日記『小右記』の中で「名儒比肩するものなし、文道滅亡」と彼の死を嘆いている。妻は赤染衛門。曾孫の匡房は、談話記録「江談抄」を残した。 【本書の特徴】 ①『群書類従』巻第132の『江吏部集』を底本として、各詩ごとに考説・校異・大意を施して解説を加えた。  〇考説 詩題と漢詩について、語句の意味するところと出典を明示した。出典は、和漢の古典籍や経典、詩文、伝記など多岐にわたる。  〇校異 『本朝文粋』『日本詩紀』『本朝麗藻』『朝野群載』『本朝文粋註釈』に見えるものを記し、私見を加えた。  〇大意 各漢詩ごとに、おおよその意味を示した。 ②本文の読点は、改めて施した。また、底本に施された傍注等は削り、校異に示した。 ③巻末に、100頁にわたる項目・事項・人名・書名の詳細な索引を付し、利用の便をはかった。 【主な出典】 文選・論語・史記・南史・老子・商子・荘子・管子・列子・荀子・淮南子・礼記・周礼・漢書・晋書・梁書・隋書・尚書・後漢書・宋書・春秋・唐書・南斉書・陳書・北史・国語・三国志・太平御覧・爾雅・説苑・全唐詩・詩経・書経・法華経・芸文類聚・蒙求・白氏長慶集・蘇軾文集・職原鈔・公卿補任・日本国見在書目録・本朝書籍目録・色葉字類抄・塵袋・作文大躰・延喜式・扶桑略記・帝王編年記・日本紀略・本朝往生伝・古今著聞集・拾芥抄・権記・御堂関白記など #八木書店出版物/-/-

萬葉集正義 第2(収録:巻3・4)

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
10,450
萬葉集正義編集委員会編、八木書店、令7、1冊
漢籍を中心に比較文学の知見を盛り込んだ『万葉集』注釈の決定版!

【内容説明】
★インターネット書評サイト「ALL REVIEWS」で解説コラム掲載中!
『万葉集』15年ぶりの本格的注釈書の刊行
https://allreviews.jp/review/6897

①『万葉集』全20巻を全注釈!各歌に詳細な語釈/成立論/内容紹介を付した注釈の決定版
&本シリーズでは『万葉集』全20巻を2巻ずつ、全10冊で徹底精読する。最善本である西本願寺本に則った最良の校訂本文・読み下し文を提供し、各歌に詳細な語釈を付す。各歌には「作品の成立」「作品の特質」などとして、上代文学研究の立場から精緻な作品解説を掲載している。

②漢籍の出典などを重視した比較文学研究!
語釈では漢籍・仏典の文言との関係を丁寧に考究している。これは『万葉集』を比較文学研究の立場から研究したという点で画期的。民俗学の立場からの解釈を試みている点も注目される。

#八木書店出版物/-/-
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
10,450
萬葉集正義編集委員会編 、八木書店 、令7 、1冊
漢籍を中心に比較文学の知見を盛り込んだ『万葉集』注釈の決定版! 【内容説明】 ★インターネット書評サイト「ALL REVIEWS」で解説コラム掲載中! 『万葉集』15年ぶりの本格的注釈書の刊行 https://allreviews.jp/review/6897 ①『万葉集』全20巻を全注釈!各歌に詳細な語釈/成立論/内容紹介を付した注釈の決定版 &本シリーズでは『万葉集』全20巻を2巻ずつ、全10冊で徹底精読する。最善本である西本願寺本に則った最良の校訂本文・読み下し文を提供し、各歌に詳細な語釈を付す。各歌には「作品の成立」「作品の特質」などとして、上代文学研究の立場から精緻な作品解説を掲載している。 ②漢籍の出典などを重視した比較文学研究! 語釈では漢籍・仏典の文言との関係を丁寧に考究している。これは『万葉集』を比較文学研究の立場から研究したという点で画期的。民俗学の立場からの解釈を試みている点も注目される。 #八木書店出版物/-/-

史料纂集古記録編 第222回配本 勘仲記8

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
14,300
高橋秀樹・櫻井彦・遠藤珠紀校訂、八木書店、令7、1冊
蒙古襲来前後の朝廷の様子や、持明院・大覚寺両統迭立など、重要な事件を目撃した実務官人の克明な記録を自筆本により翻刻

【内容説明】
■史料纂集本勘仲記の特長
●自筆本を底本とする最善の本文を提供。
●断簡や逸文、日記本文が現存しない部分の日記目録も収録。
●墨継ぎや文字間隔、追筆・挿入・抹消に見られる兼仲の筆録意識を読み取るなど、最新の研究成果に基づく、最善の本文を提供。


■勘仲記とは
藤原(広橋)兼仲(一二四四■一三〇八)の日記。日記名は勘解由小路中納言兼仲の称に由来する。別名『兼仲卿記』。国立歴史民俗博物館に自筆本九十巻が所蔵されているほか、若干の断簡や逸文が伝わっている。日野流の広橋家は文筆の家として朝廷に仕え、兼仲の父経光の 『民経記』など、代々日記を残した。
 本記は将軍惟康親王の京都送還と久明親王の将軍宣下・関東下向など鎌倉幕府と朝廷との関係、持明院・大覚寺両統迭立、鎌倉後期の公家訴訟制度の実態と整備、摂関家の家政、畿内寺社や在地の動向、詩文・神楽、仏教説話的な言説等々、政治・経済・宗教・文化・芸能、さらに宮廷儀式と多方面にわたる十三世紀後半の一級史料である。
 とりわけ二度の蒙古襲来とその前後の京都の状況を知る重要な記事を多く含み、朝廷・寺社がこの事態にいかに対処したかを看取できる。

■藤原兼仲
父は経光、母は藤原親実の女。正嘉二年(一二五七)十四歳で叙爵し、治部少輔や摂関家の政所別当などを勤めた。兄兼頼が弘安三年(一二八〇)死去した後、家を継いで四十一歳で蔵人となり、弁官や亀山上皇の院司にもなった。正応五年(一二九二)に蔵人頭から参議となって公卿に列し、永仁元年(一二九三)には権中納言となったが、翌年、これを辞し、延慶元年(一三〇八)六十五歳で死去した。

【目次】
【所収】正応5年(1292)11月~正安3年(1301)11月・補遺/解題(高橋秀樹)

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
14,300
高橋秀樹・櫻井彦・遠藤珠紀校訂 、八木書店 、令7 、1冊
蒙古襲来前後の朝廷の様子や、持明院・大覚寺両統迭立など、重要な事件を目撃した実務官人の克明な記録を自筆本により翻刻 【内容説明】 ■史料纂集本勘仲記の特長 ●自筆本を底本とする最善の本文を提供。 ●断簡や逸文、日記本文が現存しない部分の日記目録も収録。 ●墨継ぎや文字間隔、追筆・挿入・抹消に見られる兼仲の筆録意識を読み取るなど、最新の研究成果に基づく、最善の本文を提供。 ■勘仲記とは 藤原(広橋)兼仲(一二四四■一三〇八)の日記。日記名は勘解由小路中納言兼仲の称に由来する。別名『兼仲卿記』。国立歴史民俗博物館に自筆本九十巻が所蔵されているほか、若干の断簡や逸文が伝わっている。日野流の広橋家は文筆の家として朝廷に仕え、兼仲の父経光の 『民経記』など、代々日記を残した。  本記は将軍惟康親王の京都送還と久明親王の将軍宣下・関東下向など鎌倉幕府と朝廷との関係、持明院・大覚寺両統迭立、鎌倉後期の公家訴訟制度の実態と整備、摂関家の家政、畿内寺社や在地の動向、詩文・神楽、仏教説話的な言説等々、政治・経済・宗教・文化・芸能、さらに宮廷儀式と多方面にわたる十三世紀後半の一級史料である。  とりわけ二度の蒙古襲来とその前後の京都の状況を知る重要な記事を多く含み、朝廷・寺社がこの事態にいかに対処したかを看取できる。 ■藤原兼仲 父は経光、母は藤原親実の女。正嘉二年(一二五七)十四歳で叙爵し、治部少輔や摂関家の政所別当などを勤めた。兄兼頼が弘安三年(一二八〇)死去した後、家を継いで四十一歳で蔵人となり、弁官や亀山上皇の院司にもなった。正応五年(一二九二)に蔵人頭から参議となって公卿に列し、永仁元年(一二九三)には権中納言となったが、翌年、これを辞し、延慶元年(一三〇八)六十五歳で死去した。 【目次】 【所収】正応5年(1292)11月~正安3年(1301)11月・補遺/解題(高橋秀樹) #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

史料纂集古記録編 第218回配本 平戸記1

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
17,600
奈良中世日記研究会校訂(丹生谷哲一・生駒孝臣・岩田慎平・大島佳代・高正樹・斎木涼子・曽我部愛・吉江崇・・・
『吾妻鏡』の欠落を補う、鎌倉時代史研究の基本史料!
承久の乱後、朝幕関係の転換期を生きた廷臣の日記

【内容説明】
〔『平戸記』とは〕
平経高(1180-1255)の日記。姓の「平」と民部卿の唐名である「戸部尚書」の「戸」から『平戸記』と呼ばれ、『経高卿記』とも称される。
平経高は治承4年(1180)、桓武平氏高棟流の平行範の子として生まれた。はじめ吉田経房の猶子となるが、のち復姓し蔵人、弁官を経て元仁元年(1224)45歳にして従三位に叙され、公卿となる。建長7年(1255)、76歳で薨ずるまで八朝(後鳥羽~後深草天皇)に仕え、博学にして故実に通じ、関白九条道家の側近の一人である。
現在、延応2(仁治元)・仁治3年、寛元2・3年の写本と部類記などに引用された逸文が伝存する。

〔本書の特長〕
①底本に古写本を採用した最良のテキストを提供
『平戸記』の自筆原本はなく、南北朝期の書写と推定される伏見宮本、「明暦」の印記をもつ東山御文庫所蔵本(新写本)を主たる底本として翻刻・校訂を行った。長らく「史料大成」本が使用されてきたが、古写本を底本としていないという現況に鑑み、今回新たに諸写本を調査した上で校合を施した。また、標出(内容の要約)を付して読解の便宜を図った。
②鎌倉時代の研究に不可欠の第一級の史料
『平戸記』には鎌倉幕府の基本文献である『吾妻鏡』で欠落する仁治3年の記事が収録されている。記主の経高は、承久の乱後の親幕府派に信任され、朝廷の政務や故実に通じた人物として人々から一目置かれていた。そのため、本書は公武に関わる記事に富む。第1冊には高麗国牒状など外交の記事、仁治改元における年号勘文や除目における聞書など朝廷政務に関わる文書、後嵯峨天皇の即位・大嘗祭の関連記事、関東の鎌倉幕府・京都の九条家の動向に関する記事などが収録されている。

【目次】
【所収】延応2年(1240)正月~仁治3年(1242)9月

#八木書店出版物/-/-
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
17,600
奈良中世日記研究会校訂(丹生谷哲一・生駒孝臣・岩田慎平・大島佳代・高正樹・斎木涼子・曽我部愛・吉江崇) 、八木書店 、令5 、1冊
『吾妻鏡』の欠落を補う、鎌倉時代史研究の基本史料! 承久の乱後、朝幕関係の転換期を生きた廷臣の日記 【内容説明】 〔『平戸記』とは〕 平経高(1180-1255)の日記。姓の「平」と民部卿の唐名である「戸部尚書」の「戸」から『平戸記』と呼ばれ、『経高卿記』とも称される。 平経高は治承4年(1180)、桓武平氏高棟流の平行範の子として生まれた。はじめ吉田経房の猶子となるが、のち復姓し蔵人、弁官を経て元仁元年(1224)45歳にして従三位に叙され、公卿となる。建長7年(1255)、76歳で薨ずるまで八朝(後鳥羽~後深草天皇)に仕え、博学にして故実に通じ、関白九条道家の側近の一人である。 現在、延応2(仁治元)・仁治3年、寛元2・3年の写本と部類記などに引用された逸文が伝存する。 〔本書の特長〕 ①底本に古写本を採用した最良のテキストを提供 『平戸記』の自筆原本はなく、南北朝期の書写と推定される伏見宮本、「明暦」の印記をもつ東山御文庫所蔵本(新写本)を主たる底本として翻刻・校訂を行った。長らく「史料大成」本が使用されてきたが、古写本を底本としていないという現況に鑑み、今回新たに諸写本を調査した上で校合を施した。また、標出(内容の要約)を付して読解の便宜を図った。 ②鎌倉時代の研究に不可欠の第一級の史料 『平戸記』には鎌倉幕府の基本文献である『吾妻鏡』で欠落する仁治3年の記事が収録されている。記主の経高は、承久の乱後の親幕府派に信任され、朝廷の政務や故実に通じた人物として人々から一目置かれていた。そのため、本書は公武に関わる記事に富む。第1冊には高麗国牒状など外交の記事、仁治改元における年号勘文や除目における聞書など朝廷政務に関わる文書、後嵯峨天皇の即位・大嘗祭の関連記事、関東の鎌倉幕府・京都の九条家の動向に関する記事などが収録されている。 【目次】 【所収】延応2年(1240)正月~仁治3年(1242)9月 #八木書店出版物/-/-

天草版ラテン文典 巻一全釈

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
10,780
カルロス・アスンサン/黒川茉莉/豊島正之編、八木書店、令5、1冊
原典初版刊行450年記念、初の全釈!

【内容説明】
●原典はイエズス会の標準文法書となった名著
 「天草版」(1594)の原典は、マヌエル・アルバレス原著「ラテン文典」(1572年初版)。イエズス会の標準文法書となって、版を重ねた名著で、10年後のロドリゲス「日本大文典」(1604)にも、名指しで引用される。
●諸本を精査した綿密な初の全訳・全釈
 「天草版」は、日本イエズス会が、このイエズス会標準文法に、日本語記述を加えたもの。今回が、その日本語記述部分(巻1)の初の全訳・全釈。
 原典アルバレス「ラテン文典」の、大文典・小文典の二系列の諸本の精査に基づく、綿密な注釈。
●ラテン語本文の構造がわかる訳・翻刻
 英訳・和訳ともに、ラテン語本文の構造が明らかになるような直訳を宗として、読者がラテン語原文を直接参照することを容易にした。ラテン語原文を直接参看したい読者のために、ラテン語の解釈翻刻には、格の認定に関わる母音の長短を、単数主格 particula /単数奪格 particul■ のように明記して、解読に資した。
●日本語学史資料として読み直すために
 準体の初の記述(直説法の不定法化と説明)を持つ等、日本語学史資料として再検討に値する。原文は、ラテン語・ポルトガル語で、従来は参照に難があったが、本全釈が、「天草版ラテン文典」を、日本語学史資料として読み直すことを、より容易にするであろう。

【編 者】
カルロス・アスンサン(ポルトガル、トラーズ・ウズ・モンテス・イ・アルト・ドウロ大学人文社会学部長)
黒川茉莉(上智大学大学院博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC2)、国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
豊島正之(上智大学名誉教授)

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10,780
カルロス・アスンサン/黒川茉莉/豊島正之編 、八木書店 、令5 、1冊
原典初版刊行450年記念、初の全釈! 【内容説明】 ●原典はイエズス会の標準文法書となった名著  「天草版」(1594)の原典は、マヌエル・アルバレス原著「ラテン文典」(1572年初版)。イエズス会の標準文法書となって、版を重ねた名著で、10年後のロドリゲス「日本大文典」(1604)にも、名指しで引用される。 ●諸本を精査した綿密な初の全訳・全釈  「天草版」は、日本イエズス会が、このイエズス会標準文法に、日本語記述を加えたもの。今回が、その日本語記述部分(巻1)の初の全訳・全釈。  原典アルバレス「ラテン文典」の、大文典・小文典の二系列の諸本の精査に基づく、綿密な注釈。 ●ラテン語本文の構造がわかる訳・翻刻  英訳・和訳ともに、ラテン語本文の構造が明らかになるような直訳を宗として、読者がラテン語原文を直接参照することを容易にした。ラテン語原文を直接参看したい読者のために、ラテン語の解釈翻刻には、格の認定に関わる母音の長短を、単数主格 particula /単数奪格 particul■ のように明記して、解読に資した。 ●日本語学史資料として読み直すために  準体の初の記述(直説法の不定法化と説明)を持つ等、日本語学史資料として再検討に値する。原文は、ラテン語・ポルトガル語で、従来は参照に難があったが、本全釈が、「天草版ラテン文典」を、日本語学史資料として読み直すことを、より容易にするであろう。 【編 者】 カルロス・アスンサン(ポルトガル、トラーズ・ウズ・モンテス・イ・アルト・ドウロ大学人文社会学部長) 黒川茉莉(上智大学大学院博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC2)、国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員) 豊島正之(上智大学名誉教授) #八木書店出版物/-/-

橿原考古学研究所論集 第18

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
24,200
奈良県立橿原考古学研究所編、八木書店、令5、1冊
【目次】
青柳正規「ポンペイの誕生」
齊藤 希「植物遺存体からみた黄土高原と中原地域の植物利用」
稲村達也「X線CT計測による大中の湖南遺跡から出土した稲束の形態解明」
橋本裕行「ジョッキ形容器の出現とその背景」
森岡秀人「近畿地域最古銅鐸精査考―中川原銅鐸と松帆1号銅鐸―」
北井利幸「銅鐸の鋳掛けについての一考察」
西浦 熙「もちはこばれた河内の壺―弥生時代後期における生駒山西麓産広口壺の動態―」
杉山拓己「土器に描かれた組帯文―伴堂東遺跡出土資料を中心として―」
三船温尚・廣川 守「3Dデータ解析による泉屋博古館所蔵の建安廿二年(217年)重列神獣鏡の同形2面の検討」
水野敏典「纒向遺跡における鍛冶関連遺物の基礎的研究」
奥田 尚「畿内の古墳の石室材と石棺材」
米川仁一「古代の信仰と神社の成立」
宇野隆志・清水克朗・清水康二「鏡作神社所蔵三角縁神獣鏡の製作技術に関する覚書」
髙橋幸治「雨の宮1号墳出土の腕輪形石製品」
岡﨑晋明「近畿地方の盾持ち人埴輪の性格」
豊岡卓之「大倭氏に関する研究ノート」
泉森 皎「南の内(宇智)と北の内の古墳群」
木下 亘「初期須恵器に見られる地域色―和歌山県紀ノ川下流域を中心として―」
清水康二「大和におけるミヤケの一例」
平井洸史「古墳時代中期の鉄鉾副葬とその背景」
東影 悠「佐紀古墳群東群における円筒埴輪配列」
米田敏幸「傍丘磐杯丘北陵と南陵について」
茂木雅博「後期大和王権の東国支配―特に常陸久自国を中心に―」
入倉徳裕「五条野丸山古墳被葬者論について」
鈴木 勉「藤ノ木古墳出土金銅製鞍金具と「移動する(渡来系)工人ネットワーク」」
中野 咲「鋲頭型棺釘を用いた飛鳥時代木棺の構造と展開」
岡林孝作「飛鳥時代後半の終末期古墳における棺と棺台」
東野治之「野中寺弥勒菩薩半跏像銘文論」
清水昭博「夏見廃寺出土大型多尊?仏の制作とその背景」
本村充保「下駄のなかの花鳥風月」
田中久夫「豊後の大神氏と三輪氏と小蛇の神」
田島 公「日本列島における厩猿信仰の起源と『言談抄』所引の『斉民要術』」
浦西 勉「飛鳥川上流の村落の宮座―高市郡明日香村稲渕・栢森のカンジカケ(綱掛)の意味するものと宮座―」
建石 徹「遺跡・遺構移設保存考―史跡の現地保存の原則に反する事例―」


#八木書店出版物/-/-
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24,200
奈良県立橿原考古学研究所編 、八木書店 、令5 、1冊
【目次】 青柳正規「ポンペイの誕生」 齊藤 希「植物遺存体からみた黄土高原と中原地域の植物利用」 稲村達也「X線CT計測による大中の湖南遺跡から出土した稲束の形態解明」 橋本裕行「ジョッキ形容器の出現とその背景」 森岡秀人「近畿地域最古銅鐸精査考―中川原銅鐸と松帆1号銅鐸―」 北井利幸「銅鐸の鋳掛けについての一考察」 西浦 熙「もちはこばれた河内の壺―弥生時代後期における生駒山西麓産広口壺の動態―」 杉山拓己「土器に描かれた組帯文―伴堂東遺跡出土資料を中心として―」 三船温尚・廣川 守「3Dデータ解析による泉屋博古館所蔵の建安廿二年(217年)重列神獣鏡の同形2面の検討」 水野敏典「纒向遺跡における鍛冶関連遺物の基礎的研究」 奥田 尚「畿内の古墳の石室材と石棺材」 米川仁一「古代の信仰と神社の成立」 宇野隆志・清水克朗・清水康二「鏡作神社所蔵三角縁神獣鏡の製作技術に関する覚書」 髙橋幸治「雨の宮1号墳出土の腕輪形石製品」 岡﨑晋明「近畿地方の盾持ち人埴輪の性格」 豊岡卓之「大倭氏に関する研究ノート」 泉森 皎「南の内(宇智)と北の内の古墳群」 木下 亘「初期須恵器に見られる地域色―和歌山県紀ノ川下流域を中心として―」 清水康二「大和におけるミヤケの一例」 平井洸史「古墳時代中期の鉄鉾副葬とその背景」 東影 悠「佐紀古墳群東群における円筒埴輪配列」 米田敏幸「傍丘磐杯丘北陵と南陵について」 茂木雅博「後期大和王権の東国支配―特に常陸久自国を中心に―」 入倉徳裕「五条野丸山古墳被葬者論について」 鈴木 勉「藤ノ木古墳出土金銅製鞍金具と「移動する(渡来系)工人ネットワーク」」 中野 咲「鋲頭型棺釘を用いた飛鳥時代木棺の構造と展開」 岡林孝作「飛鳥時代後半の終末期古墳における棺と棺台」 東野治之「野中寺弥勒菩薩半跏像銘文論」 清水昭博「夏見廃寺出土大型多尊?仏の制作とその背景」 本村充保「下駄のなかの花鳥風月」 田中久夫「豊後の大神氏と三輪氏と小蛇の神」 田島 公「日本列島における厩猿信仰の起源と『言談抄』所引の『斉民要術』」 浦西 勉「飛鳥川上流の村落の宮座―高市郡明日香村稲渕・栢森のカンジカケ(綱掛)の意味するものと宮座―」 建石 徹「遺跡・遺構移設保存考―史跡の現地保存の原則に反する事例―」 #八木書店出版物/-/-

史料纂集古記録編 第217回配本 参天台五臺山記2

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
15,400
森 公章校訂、八木書店、令5、1冊
天台僧成尋の渡宋日記、史料纂集にて登場!
平安時代の僧侶が綴る古代中国・日本の社会の実情とは――

【内容説明】
『参天台五臺山記』とは天台僧である成尋(1013~81)が11世紀後半に宋代中国を訪問した時の日記である。天台山・五臺山への巡礼を中心に各地を訪れており、宋代の駅・建物・運河、日々の読経の内容や様々な僧侶との交流、皇帝との面会の様子など、当時の中国社会を語る第一級史料。

〔本書の特徴〕
①最古の写本である東福寺本を底本とした初めての全文翻刻/読み下し
東福寺所蔵の最古の写本(重要文化財、全8巻)は円爾弁円旧蔵の鎌倉時代前期に書写された最善本である。本書ではこの東福寺本を底本とした。豊富な標出と詳細な校訂註/人名・地名註を付した全文翻刻〔第一〕と、それに対応する読み下し文、解説/地図/年表(参記要略)〔第二〕をセットで読むことで、本文の内容により深く迫ることができる。

②宋代中国の社会・交通・仏教の実態を示す稀有な史料
『参天台五臺山記』は1年以上にわたって宋に滞在した高僧の旅行記である。運河や駅、天台山・五臺山の寺院など、他史料にはみえない貴重な記録が豊富に含まれるため、中国史・仏教史・対外関係史の研究素材として最適である。皇帝の面会記事では日本の歴史を語る場面があり、日本の有力政治家に関する言及がみられるなど、日本史研究にも裨益。

【目次】
読み下し文:延久4年(煕寧5年、1072)3月~同5年6月
解説「成尋 宋代中国への旅ー『参天台五臺山記』解説ー」
  「附載 渡海日記と文書の引載ー古記録学的分析の試みとしてー」
『参天台五臺山記』要略
参考図版

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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15,400
森 公章校訂 、八木書店 、令5 、1冊
天台僧成尋の渡宋日記、史料纂集にて登場! 平安時代の僧侶が綴る古代中国・日本の社会の実情とは―― 【内容説明】 『参天台五臺山記』とは天台僧である成尋(1013~81)が11世紀後半に宋代中国を訪問した時の日記である。天台山・五臺山への巡礼を中心に各地を訪れており、宋代の駅・建物・運河、日々の読経の内容や様々な僧侶との交流、皇帝との面会の様子など、当時の中国社会を語る第一級史料。 〔本書の特徴〕 ①最古の写本である東福寺本を底本とした初めての全文翻刻/読み下し 東福寺所蔵の最古の写本(重要文化財、全8巻)は円爾弁円旧蔵の鎌倉時代前期に書写された最善本である。本書ではこの東福寺本を底本とした。豊富な標出と詳細な校訂註/人名・地名註を付した全文翻刻〔第一〕と、それに対応する読み下し文、解説/地図/年表(参記要略)〔第二〕をセットで読むことで、本文の内容により深く迫ることができる。 ②宋代中国の社会・交通・仏教の実態を示す稀有な史料 『参天台五臺山記』は1年以上にわたって宋に滞在した高僧の旅行記である。運河や駅、天台山・五臺山の寺院など、他史料にはみえない貴重な記録が豊富に含まれるため、中国史・仏教史・対外関係史の研究素材として最適である。皇帝の面会記事では日本の歴史を語る場面があり、日本の有力政治家に関する言及がみられるなど、日本史研究にも裨益。 【目次】 読み下し文:延久4年(煕寧5年、1072)3月~同5年6月 解説「成尋 宋代中国への旅ー『参天台五臺山記』解説ー」   「附載 渡海日記と文書の引載ー古記録学的分析の試みとしてー」 『参天台五臺山記』要略 参考図版 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

史料纂集古記録編 第216回配本 花月日記4

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
18,700
岡嶌偉久子・山根陸宏校訂、八木書店、令5、1冊
「寛政の改革」を断行した老中松平定信の晩年の日記初の全文翻刻!

【内容説明】
江戸幕府老中、松平定信(1758~1829)の晩年の日記。白河藩主致仕の日をもって起筆、以後逝去の前年までの日記。定信の見識を通じての、当代の世情、事件、及び政治・文化面の具体的な記述、様々な人物への評言には、実に興味深いものがある。
 若くして徳川幕府老中首座・将軍補佐となり、「寛政の改革」を断行した松平定信が白河藩主致仕の日(文化9年4月6日 55歳)を以て起筆、以後、逝去前年の文政11年末まで書き続けた17年間の日次記がこの『花月日記』である。
 退隠後は、住居を江戸築地の藩邸下屋敷「浴恩園」に移し、自ら「楽翁」また「花月翁」と称した。優雅な擬古文でつづられた当『花月日記』の記述の多くは、約2万坪の大庭園「浴恩園」での、四季の花々を愛で、月を賞し、心知れる友と語らう、風流清雅な日々の記といってよい。文中には、その時々に数多の和歌が詠み込まれ、さながら歌日記の態をなしている。定信生前に歌集として版行されたのは『三草集』930余首のみであるが、この『花月日記』に詠み込まれた歌は各年300~400首を超える。
 日記中によく登場する人々は子息や娘たち、近親、またごく親しい友人たちである。記述中には幕政に対する批判は厳に慎んでいる。繰り返されているのは当代の御代の豊かさに対する賛辞と感謝である。しかし、やはりその中には、定信自身の思い、考え、また志といったものも、折々に現れてくる。定信の心情が思われる。
 なお、「浴恩園」は閉鎖された旧築地市場(東京都中央区)の広大な跡地に眠っている。数十年にわたり地下に埋もれてきたが、都などは東京五輪・パラリンピック後の再開発に伴い、初の発掘調査を検討。庭園の再発見と実態解明に期待が高まっている。

【目次】
【所収】文化15年(1818)正月~文政4年(1821)12月

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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18,700
岡嶌偉久子・山根陸宏校訂 、八木書店 、令5 、1冊
「寛政の改革」を断行した老中松平定信の晩年の日記初の全文翻刻! 【内容説明】 江戸幕府老中、松平定信(1758~1829)の晩年の日記。白河藩主致仕の日をもって起筆、以後逝去の前年までの日記。定信の見識を通じての、当代の世情、事件、及び政治・文化面の具体的な記述、様々な人物への評言には、実に興味深いものがある。  若くして徳川幕府老中首座・将軍補佐となり、「寛政の改革」を断行した松平定信が白河藩主致仕の日(文化9年4月6日 55歳)を以て起筆、以後、逝去前年の文政11年末まで書き続けた17年間の日次記がこの『花月日記』である。  退隠後は、住居を江戸築地の藩邸下屋敷「浴恩園」に移し、自ら「楽翁」また「花月翁」と称した。優雅な擬古文でつづられた当『花月日記』の記述の多くは、約2万坪の大庭園「浴恩園」での、四季の花々を愛で、月を賞し、心知れる友と語らう、風流清雅な日々の記といってよい。文中には、その時々に数多の和歌が詠み込まれ、さながら歌日記の態をなしている。定信生前に歌集として版行されたのは『三草集』930余首のみであるが、この『花月日記』に詠み込まれた歌は各年300~400首を超える。  日記中によく登場する人々は子息や娘たち、近親、またごく親しい友人たちである。記述中には幕政に対する批判は厳に慎んでいる。繰り返されているのは当代の御代の豊かさに対する賛辞と感謝である。しかし、やはりその中には、定信自身の思い、考え、また志といったものも、折々に現れてくる。定信の心情が思われる。  なお、「浴恩園」は閉鎖された旧築地市場(東京都中央区)の広大な跡地に眠っている。数十年にわたり地下に埋もれてきたが、都などは東京五輪・パラリンピック後の再開発に伴い、初の発掘調査を検討。庭園の再発見と実態解明に期待が高まっている。 【目次】 【所収】文化15年(1818)正月~文政4年(1821)12月 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

啄木 我を愛する歌―発想と表現―

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
4,950
太田登著、八木書店、令4、1冊
『一握の砂』の鑑賞・評釈を新たな視座で再検討!
歌集の主題を形成する「我を愛する歌」151首を評釈し、
1首ごとの発想と表現から、文学テクストとしての構造を解明

【内容説明】
啄木研究50年の集大成となる新たな評釈!
序論として「短歌史を創る『一握の砂』の意義」を掲げ、巻末に索引3種(啄木短歌索引/詩歌作家別索引/人名・事項等索引)を収録。

啄木という抒情主体の表現世界を明らかに  太田登

 短歌という作品をどのように解釈すべきか、ながくこの課題と向きあってきた結果が本書となった。こと啄木短歌の注釈や鑑賞に関しては、岩城之徳や今井泰子らの先学の恩恵によるところが大きい。とりわけ『一握の砂』は、啄木自身の伝記的事実を反映させた解釈にかたよりがちであった。そうした『一握の砂』という文学テクストのなかの「われ」と作者である啄木とを一元化する単一的な視点ではなく、うたわずにはいられない言葉と心をいかに発想し、いかに表現しえたかという多層的な視点によって、啄木という抒情主体の表現世界を明らかにすることをめざした。
 本書は、従来からの『一握の砂』の鑑賞や評釈を再検討し、『一握の砂』という歌集の主題を形成する第1章「我を愛する歌」の151首を評釈するものである。それは漂泊と挫折の人生が主人公である都市生活者の視点から物語化された『一握の砂』という文学テクストとしての構造を解明するものであり、近代短歌ひいては現代短歌における発想と表現の意味を再検証することでもある。

#八木書店出版物/近代文学/単行本◆文学
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4,950
太田登著 、八木書店 、令4 、1冊
『一握の砂』の鑑賞・評釈を新たな視座で再検討! 歌集の主題を形成する「我を愛する歌」151首を評釈し、 1首ごとの発想と表現から、文学テクストとしての構造を解明 【内容説明】 啄木研究50年の集大成となる新たな評釈! 序論として「短歌史を創る『一握の砂』の意義」を掲げ、巻末に索引3種(啄木短歌索引/詩歌作家別索引/人名・事項等索引)を収録。 啄木という抒情主体の表現世界を明らかに  太田登  短歌という作品をどのように解釈すべきか、ながくこの課題と向きあってきた結果が本書となった。こと啄木短歌の注釈や鑑賞に関しては、岩城之徳や今井泰子らの先学の恩恵によるところが大きい。とりわけ『一握の砂』は、啄木自身の伝記的事実を反映させた解釈にかたよりがちであった。そうした『一握の砂』という文学テクストのなかの「われ」と作者である啄木とを一元化する単一的な視点ではなく、うたわずにはいられない言葉と心をいかに発想し、いかに表現しえたかという多層的な視点によって、啄木という抒情主体の表現世界を明らかにすることをめざした。  本書は、従来からの『一握の砂』の鑑賞や評釈を再検討し、『一握の砂』という歌集の主題を形成する第1章「我を愛する歌」の151首を評釈するものである。それは漂泊と挫折の人生が主人公である都市生活者の視点から物語化された『一握の砂』という文学テクストとしての構造を解明するものであり、近代短歌ひいては現代短歌における発想と表現の意味を再検証することでもある。 #八木書店出版物/近代文学/単行本◆文学

尊経閣善本影印集成80 尊経閣古文書纂 社寺文書 1〔第十輯 古文書〕

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
28,600
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕藤井讓治・尾上陽介、八木書店、令4、1冊
所領の安堵状や補任状、寺院の運営など、多岐にわたる古文書群
【内容説明】
「尊経閣古文書纂」のうち、社寺文書を中心とした古文書群で、神社が二群、仏寺が一五群、総数は八四五点である。内訳は、石清水八幡宮文書=一三二点、加茂社文書=一四点、仁和寺心蓮院文書=一九点(以上、三群を「社寺文書」一として集成)、宝菩提院文書=九九点、東福寺文書=一九五点(以上、二群を「社寺文書」二として集成)、長福寺文書=一四五点、大覚寺文書=一五点、大光明寺文書=一二点(以上、三群を「社寺文書」三として集成)、高野蓮養坊文書=二七点、南禅寺慈聖院文書=四八通、天龍寺真乗院文書=一四点、天龍寺周悦関係文書=二三点、西興寺文書=二〇点、園城寺実相院文書=二一点、清水寺文書=一〇点、神護寺文書=二一点、青蓮院文書=二九点(以上、九群を「社寺文書」四として集成)。社寺文書の内容は、所領の安堵状や補任状が多くを占めるほか、寄進状や田地売券、祈?状など多岐にわたる。石清水八幡宮文書は、多くの別宮・社領を有した石清水八幡宮の古文書群で、所領安堵や土地相論に関する古文書が多く残り、『史料纂集古文書編 尊経閣文庫所蔵石清水文書』(八木書店)に翻刻されている。東福寺文書は、京都五山に列せられ、武家政権から庇護を受けた東福寺から流出したものの一部で、足利尊氏の自筆祈?状などが伝わる。また、末寺や別院の運営、寺家の経営に関する古文書も残されている。長福寺文書は、現在の京都市右京区梅津に所在する長福寺の伝来文書で、寺院の金融資金である祠堂銭関係の古文書も残されている。さらに、天龍寺真乗院文書は、京都五山筆頭天龍寺の塔頭である真乗院の古文書だが、楠木正成らに仕えた和泉国和田氏に関係する古文書を含み、大塔宮(護良親王)の令旨や楠木正儀の書状が伝わっている。

#八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
28,600
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕藤井讓治・尾上陽介 、八木書店 、令4 、1冊
所領の安堵状や補任状、寺院の運営など、多岐にわたる古文書群 【内容説明】 「尊経閣古文書纂」のうち、社寺文書を中心とした古文書群で、神社が二群、仏寺が一五群、総数は八四五点である。内訳は、石清水八幡宮文書=一三二点、加茂社文書=一四点、仁和寺心蓮院文書=一九点(以上、三群を「社寺文書」一として集成)、宝菩提院文書=九九点、東福寺文書=一九五点(以上、二群を「社寺文書」二として集成)、長福寺文書=一四五点、大覚寺文書=一五点、大光明寺文書=一二点(以上、三群を「社寺文書」三として集成)、高野蓮養坊文書=二七点、南禅寺慈聖院文書=四八通、天龍寺真乗院文書=一四点、天龍寺周悦関係文書=二三点、西興寺文書=二〇点、園城寺実相院文書=二一点、清水寺文書=一〇点、神護寺文書=二一点、青蓮院文書=二九点(以上、九群を「社寺文書」四として集成)。社寺文書の内容は、所領の安堵状や補任状が多くを占めるほか、寄進状や田地売券、祈?状など多岐にわたる。石清水八幡宮文書は、多くの別宮・社領を有した石清水八幡宮の古文書群で、所領安堵や土地相論に関する古文書が多く残り、『史料纂集古文書編 尊経閣文庫所蔵石清水文書』(八木書店)に翻刻されている。東福寺文書は、京都五山に列せられ、武家政権から庇護を受けた東福寺から流出したものの一部で、足利尊氏の自筆祈?状などが伝わる。また、末寺や別院の運営、寺家の経営に関する古文書も残されている。長福寺文書は、現在の京都市右京区梅津に所在する長福寺の伝来文書で、寺院の金融資金である祠堂銭関係の古文書も残されている。さらに、天龍寺真乗院文書は、京都五山筆頭天龍寺の塔頭である真乗院の古文書だが、楠木正成らに仕えた和泉国和田氏に関係する古文書を含み、大塔宮(護良親王)の令旨や楠木正儀の書状が伝わっている。 #八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料

尊経閣善本影印集成79 尊経閣古文書纂 諸家文書 2〔第十輯 古文書〕

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
34,100
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕藤井讓治・尾上陽介、八木書店、令4、1冊
室町幕府、戦国大名、織豊政権など、武家的色彩の強い古文書群

【内容説明】
「尊経閣古文書纂」のうち、武家文書を中心とした古文書群で、総点数は四四七点である。内訳は、一条文書=一七点、飯尾文書=五七点、蜷川文書=一二点、堀文書=一〇点、日置文書=五点、加藤文書=五一点、野上文書=一八点、駒井文書=二一点(以上、八群を「諸家文書」一として集成)、籠手田文書=八二点、天野文書=四五点、得田文書=二二点、得江文書=二九点、吉見文書=一二点、毛利文書=一〇点、当家文書(前田文書)=一七点、中原文書=三九点(以上、八群を「諸家文書」二として集成)。その内容は、武家政権が発給した御教書や奉行人奉書、戦国大名や織田・豊臣政権が発給した書状、さらには着到状や軍忠状などを多く含み、武家的色彩の強い古文書群となっている。諸家文書のうち飯尾文書は、室町幕府奉行人であった飯尾氏にまつわる古文書群で、飯尾氏の所領があった遠江国羽鳥荘・能登国土田荘・美濃国古呂々比村に関する永正期(一五一〇年頃)の古文書が含まれている。蜷川文書は、幕府政所執事を世襲した伊勢氏の家臣である蜷川氏が戦国時代初期に受給した古文書が大半を占める。また加藤文書は、豊臣秀吉の朝鮮出兵に関する朱印状が大部分を占め、朝鮮現地での上納物資を列挙した目録もあって貴重である。野上文書は、豊後国玖珠郡飯田郷野上村を名字の地とする野上氏、天野文書は、伊豆国田方郡天野を名字の地とする天野氏にそれぞれ伝わった古文書群の一部であるが、両家ともに名字の地を離れて能登国に移住し、加賀藩五代前田綱紀の時代に古文書を献上して原本を現在に伝えた。また籠手田文書は、肥前国松浦氏の家臣であった籠手田氏に伝来した古文書で、ほとんどが大永期~天文初期(一五二〇~三〇年代)の籠手田定経宛の武家儀礼に関する書状である。

#八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
34,100
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕藤井讓治・尾上陽介 、八木書店 、令4 、1冊
室町幕府、戦国大名、織豊政権など、武家的色彩の強い古文書群 【内容説明】 「尊経閣古文書纂」のうち、武家文書を中心とした古文書群で、総点数は四四七点である。内訳は、一条文書=一七点、飯尾文書=五七点、蜷川文書=一二点、堀文書=一〇点、日置文書=五点、加藤文書=五一点、野上文書=一八点、駒井文書=二一点(以上、八群を「諸家文書」一として集成)、籠手田文書=八二点、天野文書=四五点、得田文書=二二点、得江文書=二九点、吉見文書=一二点、毛利文書=一〇点、当家文書(前田文書)=一七点、中原文書=三九点(以上、八群を「諸家文書」二として集成)。その内容は、武家政権が発給した御教書や奉行人奉書、戦国大名や織田・豊臣政権が発給した書状、さらには着到状や軍忠状などを多く含み、武家的色彩の強い古文書群となっている。諸家文書のうち飯尾文書は、室町幕府奉行人であった飯尾氏にまつわる古文書群で、飯尾氏の所領があった遠江国羽鳥荘・能登国土田荘・美濃国古呂々比村に関する永正期(一五一〇年頃)の古文書が含まれている。蜷川文書は、幕府政所執事を世襲した伊勢氏の家臣である蜷川氏が戦国時代初期に受給した古文書が大半を占める。また加藤文書は、豊臣秀吉の朝鮮出兵に関する朱印状が大部分を占め、朝鮮現地での上納物資を列挙した目録もあって貴重である。野上文書は、豊後国玖珠郡飯田郷野上村を名字の地とする野上氏、天野文書は、伊豆国田方郡天野を名字の地とする天野氏にそれぞれ伝わった古文書群の一部であるが、両家ともに名字の地を離れて能登国に移住し、加賀藩五代前田綱紀の時代に古文書を献上して原本を現在に伝えた。また籠手田文書は、肥前国松浦氏の家臣であった籠手田氏に伝来した古文書で、ほとんどが大永期~天文初期(一五二〇~三〇年代)の籠手田定経宛の武家儀礼に関する書状である。 #八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料

日本古代史書研究

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
10,450
関根 淳著、八木書店、令4、1冊
史書の分析を通して古代国家の歴史認識を読み解いた新たな史料学
天皇記・国記など、現存しない六国史以前の史書の実像を探り、古事記・六国史を再検証する。

【内容説明】
 ①史書を知る
 古事記や六国史などの史書を読解することから始まる古代史研究。史書を読解するためには、史書の性格、史書の成り立ちを把握することこそが重要となる。
 本書では最新研究を網羅し、史書そのものについて知らなくてはならない重要ポイントを解説。歴史学はもちろん、文学や図書館学など、史書を扱うすべての分野に必読の書。

 ②なぞの多い六国史以前の史書を解明
 帝紀・旧辞、天皇記・国記、上宮記など、日本書紀以前にかつて存在した史料を体系的に検証。大倭本紀や仮名日本紀など、奈良時代にかつて存在した書物にも光を当て、知られざる古代史書の実像を解明する。

 ③価値化された古事記の再検証
 古典として大きな位置を占める古事記を批判的に検討し、歴史書としての価値を再検討。現代では日本書紀とともに「記紀」と並び称されるが、古代では異なった価値観でとらえられていたことに注目する。

 ④国史編纂の内実と歴史認識
 古代国家はどのように国史を編纂したのか。「実録」に注目し、史料の保存方法、編纂体制などを考究。さらに古代社会での「読書」の歴史、記述の立場により内容が書き換えられる歴史書の政治性・特殊性など、多彩な視点から史書の特質を読み解く。

#八木書店出版物/-/-
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10,450
関根 淳著 、八木書店 、令4 、1冊
史書の分析を通して古代国家の歴史認識を読み解いた新たな史料学 天皇記・国記など、現存しない六国史以前の史書の実像を探り、古事記・六国史を再検証する。 【内容説明】  ①史書を知る  古事記や六国史などの史書を読解することから始まる古代史研究。史書を読解するためには、史書の性格、史書の成り立ちを把握することこそが重要となる。  本書では最新研究を網羅し、史書そのものについて知らなくてはならない重要ポイントを解説。歴史学はもちろん、文学や図書館学など、史書を扱うすべての分野に必読の書。  ②なぞの多い六国史以前の史書を解明  帝紀・旧辞、天皇記・国記、上宮記など、日本書紀以前にかつて存在した史料を体系的に検証。大倭本紀や仮名日本紀など、奈良時代にかつて存在した書物にも光を当て、知られざる古代史書の実像を解明する。  ③価値化された古事記の再検証  古典として大きな位置を占める古事記を批判的に検討し、歴史書としての価値を再検討。現代では日本書紀とともに「記紀」と並び称されるが、古代では異なった価値観でとらえられていたことに注目する。  ④国史編纂の内実と歴史認識  古代国家はどのように国史を編纂したのか。「実録」に注目し、史料の保存方法、編纂体制などを考究。さらに古代社会での「読書」の歴史、記述の立場により内容が書き換えられる歴史書の政治性・特殊性など、多彩な視点から史書の特質を読み解く。 #八木書店出版物/-/-

史料纂集古記録編 第213回配本 瑞龍公実録

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
19,800
徳川林政史研究所編/深井雅海・藤田英昭・川島孝一校訂、八木書店、令4、1冊
尾張徳川家の2代当主、徳川光友(1625-1700)の事績録
記録の少ない近世初期の重要な史料!

【内容説明】
本史料は、本多六兵衛の編纂にかかるもので、慶安3年(1650)6月、光友の藩主就任からはじまり、死去の翌年元禄14年(1701)、光友の御霊屋作事が完了するまでの期間が編年体で書かれている。その記述から光友の活動はもとより、尾張藩政の整備過程と社会情勢を窺うことが出来る。また、尾張徳川家と、幕府、諸大名や朝廷との通行関係、徳川将軍家(家光、家綱、綱吉)や水戸・紀伊徳川家、松平諸家との関係が時系列をたどりながら知ることが可能となる。
付録「瑞龍院様御代奉書並御書付類之奉書」
尾張藩が編纂した文書集で、111 通を収める。
・徳川家康朱印状、江戸幕府老中奉書など、江戸初期の幕政に関する文書がある。
・徳川光圀らとのやり取りに関する文書を収める。
・禁裏から「中右記」「薩戒記」を借用したいという文書などが注目される。
*編年総目録を付し、利用の便宜を図った。

【目次】
【収録年月】慶安3年(1650)~元禄14年(1701)
解題・関係系図・年表を付録

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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19,800
徳川林政史研究所編/深井雅海・藤田英昭・川島孝一校訂 、八木書店 、令4 、1冊
尾張徳川家の2代当主、徳川光友(1625-1700)の事績録 記録の少ない近世初期の重要な史料! 【内容説明】 本史料は、本多六兵衛の編纂にかかるもので、慶安3年(1650)6月、光友の藩主就任からはじまり、死去の翌年元禄14年(1701)、光友の御霊屋作事が完了するまでの期間が編年体で書かれている。その記述から光友の活動はもとより、尾張藩政の整備過程と社会情勢を窺うことが出来る。また、尾張徳川家と、幕府、諸大名や朝廷との通行関係、徳川将軍家(家光、家綱、綱吉)や水戸・紀伊徳川家、松平諸家との関係が時系列をたどりながら知ることが可能となる。 付録「瑞龍院様御代奉書並御書付類之奉書」 尾張藩が編纂した文書集で、111 通を収める。 ・徳川家康朱印状、江戸幕府老中奉書など、江戸初期の幕政に関する文書がある。 ・徳川光圀らとのやり取りに関する文書を収める。 ・禁裏から「中右記」「薩戒記」を借用したいという文書などが注目される。 *編年総目録を付し、利用の便宜を図った。 【目次】 【収録年月】慶安3年(1650)~元禄14年(1701) 解題・関係系図・年表を付録 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

異聞 本能寺の変―『乙夜之書物』が記す光秀の乱―【史料で読む戦国史④】

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
3,080
萩原大輔著、八木書店、令4、1冊
信長が殺されたそのとき、光秀は本能寺にいなかった!
朝日新聞ほか、メディアで大きく取り上げられた新発見の史料を徹底解読し、戦国史最大の謎に迫る。

【内容説明】
【第一章】本書で取り上げる新発見史料『乙夜之書物』とはどのような史料で、著者はどのような人物なのか、紹介する。
【第二章】光秀の挙兵から本能寺襲撃までを取り上げる。信長襲撃のとき、光秀は本能寺ではなく鳥羽にいたなど、衝撃の記述を紹介する。
【第三章】信長嫡男の信忠が立て籠もった二条御所攻めを扱う。
【第四章】安土城占拠から山崎の戦い、坂本落城のほか、光秀家臣たちの「その後」もたどる。
【第五章】光秀の乱に直面した前田利長の動向や、信長の死を堺で知った徳川家康が断行した「神君伊賀越え」、佐々成政が厳寒期の北アルプスを踏破した「さらさら越え」、伊達政宗が死装束で秀吉との対面に臨んだと伝わる「小田原参陣」など、著名な逸話が『乙夜之書物』ではどのように記述されたのか、紹介する。
【付録】『乙夜之書物』の記述内容を一覧化した表を載せ、実際に本史料を閲覧してアクセスできるガイドとした。主な引用史料には解題をつけるなど、ブックガイドを付した。

●光秀は本能寺にいなかった―新発見の史料『乙夜之書物』を徹底解読し、戦国史最大の謎に迫る。
●本能寺の変に関するあらたな情報を提供する『乙夜之書物』。確たる同時代史料が限られる中で、今後の研究に資する貴重な内容を数多く収録する。本能寺での戦いがどのように行われたのか、そこに至るまでに光秀はどのように動いたのか、変後の情勢など、本能寺の変を再検討するうえで必読の史料。
●本能寺の変(光秀の挙兵)だけでなく、山崎の戦いや坂本の落城(光秀方の滅亡)までも記述。本書では本能寺襲撃だけをことさらに取り上げるのではなく、光秀の反乱全体で再検討する。

#八木書店出版物/中世/単行本◆歴史
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3,080
萩原大輔著 、八木書店 、令4 、1冊
信長が殺されたそのとき、光秀は本能寺にいなかった! 朝日新聞ほか、メディアで大きく取り上げられた新発見の史料を徹底解読し、戦国史最大の謎に迫る。 【内容説明】 【第一章】本書で取り上げる新発見史料『乙夜之書物』とはどのような史料で、著者はどのような人物なのか、紹介する。 【第二章】光秀の挙兵から本能寺襲撃までを取り上げる。信長襲撃のとき、光秀は本能寺ではなく鳥羽にいたなど、衝撃の記述を紹介する。 【第三章】信長嫡男の信忠が立て籠もった二条御所攻めを扱う。 【第四章】安土城占拠から山崎の戦い、坂本落城のほか、光秀家臣たちの「その後」もたどる。 【第五章】光秀の乱に直面した前田利長の動向や、信長の死を堺で知った徳川家康が断行した「神君伊賀越え」、佐々成政が厳寒期の北アルプスを踏破した「さらさら越え」、伊達政宗が死装束で秀吉との対面に臨んだと伝わる「小田原参陣」など、著名な逸話が『乙夜之書物』ではどのように記述されたのか、紹介する。 【付録】『乙夜之書物』の記述内容を一覧化した表を載せ、実際に本史料を閲覧してアクセスできるガイドとした。主な引用史料には解題をつけるなど、ブックガイドを付した。 ●光秀は本能寺にいなかった―新発見の史料『乙夜之書物』を徹底解読し、戦国史最大の謎に迫る。 ●本能寺の変に関するあらたな情報を提供する『乙夜之書物』。確たる同時代史料が限られる中で、今後の研究に資する貴重な内容を数多く収録する。本能寺での戦いがどのように行われたのか、そこに至るまでに光秀はどのように動いたのか、変後の情勢など、本能寺の変を再検討するうえで必読の史料。 ●本能寺の変(光秀の挙兵)だけでなく、山崎の戦いや坂本の落城(光秀方の滅亡)までも記述。本書では本能寺襲撃だけをことさらに取り上げるのではなく、光秀の反乱全体で再検討する。 #八木書店出版物/中世/単行本◆歴史

須恵器研究の新視角

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
12,100
渡辺 一 著、八木書店、令4、1冊
須恵器はなぜ受容され消滅したのか――東アジアの焼き物史からみた須恵器の特質に迫る
古代社会を支えた須恵器の受容・生産・流通・消滅を通史的・文化史的な観点から検討。新視角で論じる須恵器研究の決定版。

古墳時代に朝鮮半島から渡来した須恵器は、在来の土師器よりも器質的にはるかに上位に位置づけられる焼き物であった。しかし土師器とは違い、須恵器は一部を除き古代の内に消滅する。その理由は何故か。この素朴な疑問を出発点とし、「列島須恵器」の文化的特徴を示すのが本書の趣旨である。

【内容説明】
①世界的視野に立って列島須恵器を評価【第1編】
 須恵器はなぜ日本で受容され消滅したのか。東アジアを中心とする世界の焼き物文化を見通しつつ、日本列島における須恵器の特質を模索する。須恵器の渡来から消滅までを総合的に論じる。
②須恵器の生産・流通に関する新視点の提示【第2編】
 「武蔵国入間郡」をフィールドにして、須恵器生産・流通の実態を探る。考古学のみならず文献史学の成果を踏まえた須恵器論は必読。
③須恵器諸論の包括的な検討【第3編】
 ヘラ記号、工房論、須恵器窯の形態・系譜論ほか平安時代の東日本で須恵器生産が拡大する事情など、研究史上で重要な問題に対し、東日本に視点を置き多角的に論じる。
④編年論の再構築を行う【第4編】
 前著(『古代東国の窯業生産の研究』)で保留した須恵器編年の問題に対し、東国屈指の南比企窯跡群(武蔵国)の編年作業の再検討を通じ、編年論(型式論・年代論)それ自体を課題として探る。

#八木書店出版物/-/-
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12,100
渡辺 一 著 、八木書店 、令4 、1冊
須恵器はなぜ受容され消滅したのか――東アジアの焼き物史からみた須恵器の特質に迫る 古代社会を支えた須恵器の受容・生産・流通・消滅を通史的・文化史的な観点から検討。新視角で論じる須恵器研究の決定版。 古墳時代に朝鮮半島から渡来した須恵器は、在来の土師器よりも器質的にはるかに上位に位置づけられる焼き物であった。しかし土師器とは違い、須恵器は一部を除き古代の内に消滅する。その理由は何故か。この素朴な疑問を出発点とし、「列島須恵器」の文化的特徴を示すのが本書の趣旨である。 【内容説明】 ①世界的視野に立って列島須恵器を評価【第1編】  須恵器はなぜ日本で受容され消滅したのか。東アジアを中心とする世界の焼き物文化を見通しつつ、日本列島における須恵器の特質を模索する。須恵器の渡来から消滅までを総合的に論じる。 ②須恵器の生産・流通に関する新視点の提示【第2編】  「武蔵国入間郡」をフィールドにして、須恵器生産・流通の実態を探る。考古学のみならず文献史学の成果を踏まえた須恵器論は必読。 ③須恵器諸論の包括的な検討【第3編】  ヘラ記号、工房論、須恵器窯の形態・系譜論ほか平安時代の東日本で須恵器生産が拡大する事情など、研究史上で重要な問題に対し、東日本に視点を置き多角的に論じる。 ④編年論の再構築を行う【第4編】  前著(『古代東国の窯業生産の研究』)で保留した須恵器編年の問題に対し、東国屈指の南比企窯跡群(武蔵国)の編年作業の再検討を通じ、編年論(型式論・年代論)それ自体を課題として探る。 #八木書店出版物/-/-

上皇と法皇の歴史―仙洞年代記―

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
16,500
槇 道雄 著、八木書店、令3、1冊
歴代の上皇と法皇の歴史を解説した年代記。引用史料は読み下し、ルビを付けた読みやすい解説書

【内容説明】
歴代の上皇と法皇の歴史を解説した年代記いわゆる院政時代の平安後期から鎌倉前期に限らず、広く歴代の上皇、また出家した法皇も含めて、院政形態の全体像をなるべく平易に略述してある。

●明治時代の旧「皇室典範」により永遠に廃止されたと思われた「上皇」復活に触発されて執筆したものである。
●天皇号成立以後の歴代天皇の推移を追いながら、そのなかで上皇・法皇の姿を述べている。
●天皇号、太上天皇号、ついで院号の天皇名・太上天皇名の常態化が長期間に及んだ史実を明示した。
●院号天皇名と院政形態の終焉による漢風諡号天皇名の復活過程の背景を追求してみた。
●引用史料については適宜読み下し、本文も含めてルビを付したことで、全体に読みやすくしてある。
サブタイトルの「仙洞」とは、『荘子』内篇(逍遥篇)にみえる語句にちなむ上皇・法皇らの御所を指す。これらは、院号つきのものが多かったため、上皇・法皇に対しても「院」という呼称が用いられ、やがては天皇号に代わる院号で上皇・法皇、また天皇に追号を贈る時代が900年も続いた。その全体像を一般にも広く理解していただけるように「年代記」と名付けて記述されている。

#八木書店出版物/-/-
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16,500
槇 道雄 著 、八木書店 、令3 、1冊
歴代の上皇と法皇の歴史を解説した年代記。引用史料は読み下し、ルビを付けた読みやすい解説書 【内容説明】 歴代の上皇と法皇の歴史を解説した年代記いわゆる院政時代の平安後期から鎌倉前期に限らず、広く歴代の上皇、また出家した法皇も含めて、院政形態の全体像をなるべく平易に略述してある。 ●明治時代の旧「皇室典範」により永遠に廃止されたと思われた「上皇」復活に触発されて執筆したものである。 ●天皇号成立以後の歴代天皇の推移を追いながら、そのなかで上皇・法皇の姿を述べている。 ●天皇号、太上天皇号、ついで院号の天皇名・太上天皇名の常態化が長期間に及んだ史実を明示した。 ●院号天皇名と院政形態の終焉による漢風諡号天皇名の復活過程の背景を追求してみた。 ●引用史料については適宜読み下し、本文も含めてルビを付したことで、全体に読みやすくしてある。 サブタイトルの「仙洞」とは、『荘子』内篇(逍遥篇)にみえる語句にちなむ上皇・法皇らの御所を指す。これらは、院号つきのものが多かったため、上皇・法皇に対しても「院」という呼称が用いられ、やがては天皇号に代わる院号で上皇・法皇、また天皇に追号を贈る時代が900年も続いた。その全体像を一般にも広く理解していただけるように「年代記」と名付けて記述されている。 #八木書店出版物/-/-

史料纂集古記録編 第211回配本 勘仲記7

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
14,300
高橋秀樹・櫻井彦・遠藤珠紀校訂、八木書店、令3、1冊
蒙古襲来前後の朝廷の様子や、持明院・大覚寺両統迭立など、重要な事件を目撃した実務官人の克明な記録を自筆本により翻刻

【内容説明】
■史料纂集本勘仲記の特長
●自筆本を底本とする最善の本文を提供。
●断簡や逸文、日記本文が現存しない部分の日記目録も収録。
●墨継ぎや文字間隔、追筆・挿入・抹消に見られる兼仲の筆録意識を読み取るなど、最新の研究成果に基づく、最善の本文を提供。

■勘仲記7の紹介
本冊には、正応元年(一二八八)十月から同五年(一二九二)九月までを収録しました。正応二年七月・九月、同四年十月の記事や正応四年・同五年の目録は、今回初めての翻刻となります。
この間の朝幕関係の特筆すべき記事として、鎌倉の宮将軍の交代劇があります。正応二年九月、幕府は朝廷に使者を遣わし、将軍惟康親王の帰京と後深草上皇皇子の将軍就任を申し入れてきます(同九日条)。後深草上皇がこれを受け容れたことで、久明親王の立親王の儀が執り行われ(十月一日条)、続いて元服(六日条)、征夷大将軍宣下(九日条)があり、翌日、六波羅より鎌倉に発ちました。
正応二年、記主の兼仲は、蔵人頭所望を後深草上皇と関白藤原家基に申し入れました(正応二年十月十五日条)。しかし、左中弁に転じ(同十七日条)、正応三年には右大弁、さらに左大弁となりますが、正応四年まで蔵人頭になることはできませんでした。
一方、兼仲は、正応五年、藤原資宣の出家・死去により日野流藤原氏の氏長者となり、氏寺日野法界寺で行われた日野八講を主催しました(九月二十三日条)。

【目次】
【所収】正応元年(1288)10月~正応5年(1292)9月

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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14,300
高橋秀樹・櫻井彦・遠藤珠紀校訂 、八木書店 、令3 、1冊
蒙古襲来前後の朝廷の様子や、持明院・大覚寺両統迭立など、重要な事件を目撃した実務官人の克明な記録を自筆本により翻刻 【内容説明】 ■史料纂集本勘仲記の特長 ●自筆本を底本とする最善の本文を提供。 ●断簡や逸文、日記本文が現存しない部分の日記目録も収録。 ●墨継ぎや文字間隔、追筆・挿入・抹消に見られる兼仲の筆録意識を読み取るなど、最新の研究成果に基づく、最善の本文を提供。 ■勘仲記7の紹介 本冊には、正応元年(一二八八)十月から同五年(一二九二)九月までを収録しました。正応二年七月・九月、同四年十月の記事や正応四年・同五年の目録は、今回初めての翻刻となります。 この間の朝幕関係の特筆すべき記事として、鎌倉の宮将軍の交代劇があります。正応二年九月、幕府は朝廷に使者を遣わし、将軍惟康親王の帰京と後深草上皇皇子の将軍就任を申し入れてきます(同九日条)。後深草上皇がこれを受け容れたことで、久明親王の立親王の儀が執り行われ(十月一日条)、続いて元服(六日条)、征夷大将軍宣下(九日条)があり、翌日、六波羅より鎌倉に発ちました。 正応二年、記主の兼仲は、蔵人頭所望を後深草上皇と関白藤原家基に申し入れました(正応二年十月十五日条)。しかし、左中弁に転じ(同十七日条)、正応三年には右大弁、さらに左大弁となりますが、正応四年まで蔵人頭になることはできませんでした。 一方、兼仲は、正応五年、藤原資宣の出家・死去により日野流藤原氏の氏長者となり、氏寺日野法界寺で行われた日野八講を主催しました(九月二十三日条)。 【目次】 【所収】正応元年(1288)10月~正応5年(1292)9月 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

史料纂集古記録編 第105回配本 舜旧記7〔オンデマンド版〕

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
9,900
鎌田純一・藤本元啓校訂、八木書店、平30、1冊
品切れの書籍を復刊!

【内容説明】
『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

吉田兼右の子、兼見の弟、神道家梵舜(一五五三-一六三二)の三十歳より没年までの日記。京都吉田山下の神竜院の住職で、兄兼見とともに豊国社の創立に功労があり、のちに家康に神道伝授を約束した事もあった。元和二年(一六一六)家康を久能山に葬った際、天海と争った事は有名である。朝廷にも関係があり、当時の中央における諸般の情勢をみる上で最も貴重な資料の一つである。

〔収録範囲〕
1627〔寛永4〕~1630〔寛永7〕
○吉田家伝書物を関白近衛信尋へ上申す
○九条忠栄に祗候し八雲御抄一巻を進上す
○大町流目薬龍丹膏始めて調合す
○仁和寺皆明院紀伊山伏護摩の事を尋ねらる
○吉田家系図の末々を浄雲院へ進む
○姫百合の種植
○豊国社再興の瑞夢を見る
○東河原に操り高館見物
○浄勝院へ近衛前久自筆の源氏物語を進上す
○南都社家より元々集来る
○四条河原能見物
○西洞院時慶所にて日本書紀神代巻講読
○以心崇伝へ藤氏・源氏系図を貸出す
○中宮徳川和子着帯
○和子の御産平安祈祷
○梵舜の刀等盗む小者を召取
○兼見卿記
○徳川家光疱瘡平癒の祈祷
○日本書紀三十冊人皇紀摺本を家本にて校合
○尾州徳川義直摂津有馬を経て伏見に来る
○日本書紀人皇紀箱出来
○九条忠栄より諏訪系図について尋問あり
○梵舜養猫盗まる
○大角山城へ椿の接ぎ無心す
○豊臣秀吉三十三回忌
○豊国社の社領社家等を元の如く安堵せらる様祈念せしむ
○以心崇伝煩気により灸点記し進上

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
9,900
鎌田純一・藤本元啓校訂 、八木書店 、平30 、1冊
品切れの書籍を復刊! 【内容説明】 『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。 吉田兼右の子、兼見の弟、神道家梵舜(一五五三-一六三二)の三十歳より没年までの日記。京都吉田山下の神竜院の住職で、兄兼見とともに豊国社の創立に功労があり、のちに家康に神道伝授を約束した事もあった。元和二年(一六一六)家康を久能山に葬った際、天海と争った事は有名である。朝廷にも関係があり、当時の中央における諸般の情勢をみる上で最も貴重な資料の一つである。 〔収録範囲〕 1627〔寛永4〕~1630〔寛永7〕 ○吉田家伝書物を関白近衛信尋へ上申す ○九条忠栄に祗候し八雲御抄一巻を進上す ○大町流目薬龍丹膏始めて調合す ○仁和寺皆明院紀伊山伏護摩の事を尋ねらる ○吉田家系図の末々を浄雲院へ進む ○姫百合の種植 ○豊国社再興の瑞夢を見る ○東河原に操り高館見物 ○浄勝院へ近衛前久自筆の源氏物語を進上す ○南都社家より元々集来る ○四条河原能見物 ○西洞院時慶所にて日本書紀神代巻講読 ○以心崇伝へ藤氏・源氏系図を貸出す ○中宮徳川和子着帯 ○和子の御産平安祈祷 ○梵舜の刀等盗む小者を召取 ○兼見卿記 ○徳川家光疱瘡平癒の祈祷 ○日本書紀三十冊人皇紀摺本を家本にて校合 ○尾州徳川義直摂津有馬を経て伏見に来る ○日本書紀人皇紀箱出来 ○九条忠栄より諏訪系図について尋問あり ○梵舜養猫盗まる ○大角山城へ椿の接ぎ無心す ○豊臣秀吉三十三回忌 ○豊国社の社領社家等を元の如く安堵せらる様祈念せしむ ○以心崇伝煩気により灸点記し進上 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

史料纂集古記録編 第204回配本 妙法院日次記25

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
18,700
妙法院史研究会(杣田善雄・藤平寛田・弓場苗生子・三崎義泉)校訂、八木書店、令元、1冊
京都東山の妙法院坊官の日記、初の活字化!

【内容説明】
京都東山七条にある天台の名刹妙法院の坊官が書継いできた同寺の記録。本書は、寺の歴史だけに止まらず、朝廷・公家・京都所司代・町奉行などの動勢や、幕府の公家政策、京都の庶民生活、学問・芸術にわたる文化人の活動、天変天災の実情等、広汎な内容を含み、学界未知の史料が少なくない。

校訂にあたった妙法院史研究会は、昭和49年(1974)に故村山修一先生を代表として発足し、妙法院ご所蔵の宝物と史料の調査にあたってきた。
史料纂集古記録編としては、昭和59年に、元禄七年(1694)より刊行を開始し、当初は全5冊刊行の予定であった。以来、継続刊行されてきた。出来るだけ翻刻を収載するために、2段組にして刊行した近世史料としては初のものだった。いわば、膨大な近世史料刊行の魁ともいえる史料集であった。
刊行開始より36年にして、今回25冊目を刊行することが出来た。史料纂集本としては、本冊をもって完結とさせていただきます。

〔本巻の主な記事〕寛政7年(1795)~寛政8年(1796)
●円山応挙死去
●呉春の席画
●祇園社塔焼失
●徳川家慶の宮参

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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18,700
妙法院史研究会(杣田善雄・藤平寛田・弓場苗生子・三崎義泉)校訂 、八木書店 、令元 、1冊
京都東山の妙法院坊官の日記、初の活字化! 【内容説明】 京都東山七条にある天台の名刹妙法院の坊官が書継いできた同寺の記録。本書は、寺の歴史だけに止まらず、朝廷・公家・京都所司代・町奉行などの動勢や、幕府の公家政策、京都の庶民生活、学問・芸術にわたる文化人の活動、天変天災の実情等、広汎な内容を含み、学界未知の史料が少なくない。 校訂にあたった妙法院史研究会は、昭和49年(1974)に故村山修一先生を代表として発足し、妙法院ご所蔵の宝物と史料の調査にあたってきた。 史料纂集古記録編としては、昭和59年に、元禄七年(1694)より刊行を開始し、当初は全5冊刊行の予定であった。以来、継続刊行されてきた。出来るだけ翻刻を収載するために、2段組にして刊行した近世史料としては初のものだった。いわば、膨大な近世史料刊行の魁ともいえる史料集であった。 刊行開始より36年にして、今回25冊目を刊行することが出来た。史料纂集本としては、本冊をもって完結とさせていただきます。 〔本巻の主な記事〕寛政7年(1795)~寛政8年(1796) ●円山応挙死去 ●呉春の席画 ●祇園社塔焼失 ●徳川家慶の宮参 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

近世芸能の胎動

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
10,780
山路興造著、八木書店、平22、1冊
江戸時代の庶民に愛された諸芸能のルーツは、何か?
それらは、いかなる変遷を経て、歌舞伎・浄瑠璃など現在に通じる近世芸能が誕生したのか?!

【内容説明】
■中世から近世初頭の混乱期における古記録・絵画資料に記された様々な芸能関連記事を丹念に読み解き、中世民俗芸能が江戸時代に華開く歌舞伎や人形浄瑠璃に、どのように取り込まれたかを解き明かす。
■舞と踊りの系譜を検証することにより、初期歌舞伎の誕生は、「やゝこ踊り」から出発する「かぶき踊り」が、「風流踊り」の舞台化であることを証明した。
■この時期に発生した雑芸のうち、初期歌舞伎に取り上げられ舞台芸能として成長する「鐘引き」「新発意太鼓」と、舞台に上がらないまま近世初期まで残る「舞々」「八丁鉦」などの実態を解明。
■操り浄瑠璃成立以前の人形戯が、技術系芸能の特質と大陸からの影響から三段階に分かれることを指摘し、古代から繋がる傀儡芸としての従来の説に新見解を示すほか、操り浄瑠璃の成立時期を人形戯と浄瑠璃語りと三味線の結び付きの時期を下らせるなど、画期的な論考を収める。

#八木書店出版物/歌舞伎・浄瑠璃/単行本◆演劇
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10,780
山路興造著 、八木書店 、平22 、1冊
江戸時代の庶民に愛された諸芸能のルーツは、何か? それらは、いかなる変遷を経て、歌舞伎・浄瑠璃など現在に通じる近世芸能が誕生したのか?! 【内容説明】 ■中世から近世初頭の混乱期における古記録・絵画資料に記された様々な芸能関連記事を丹念に読み解き、中世民俗芸能が江戸時代に華開く歌舞伎や人形浄瑠璃に、どのように取り込まれたかを解き明かす。 ■舞と踊りの系譜を検証することにより、初期歌舞伎の誕生は、「やゝこ踊り」から出発する「かぶき踊り」が、「風流踊り」の舞台化であることを証明した。 ■この時期に発生した雑芸のうち、初期歌舞伎に取り上げられ舞台芸能として成長する「鐘引き」「新発意太鼓」と、舞台に上がらないまま近世初期まで残る「舞々」「八丁鉦」などの実態を解明。 ■操り浄瑠璃成立以前の人形戯が、技術系芸能の特質と大陸からの影響から三段階に分かれることを指摘し、古代から繋がる傀儡芸としての従来の説に新見解を示すほか、操り浄瑠璃の成立時期を人形戯と浄瑠璃語りと三味線の結び付きの時期を下らせるなど、画期的な論考を収める。 #八木書店出版物/歌舞伎・浄瑠璃/単行本◆演劇

尊経閣善本影印集成62 小右記7

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
36,300
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕加藤友康・尾上陽介、八木書店、平30、1冊
藤原氏全盛期の平安中期の基本史料
【高精細カラー版】

【内容説明】
【所収】寛仁三年(1019)

【解説】加藤友康(明治大学大学院文学研究科特任教授)

 平安時代中期の公卿、藤原実資(九五七?~一〇四六)の日記。著者の出自と政治的位置とに伴う情報の豊かさと正確さ、それを記録する意欲の強さと表現能力の高さを兼備し、貴族の日記として代表的であるだけでなく、平安中期の基本的な史料として貴重。政治・儀礼・社会・家族・宗教・文化などの実態を知る最高の史料。尊経閣文庫では、古写本として全三十七巻を所蔵。本史料の自筆本は現存しないが多くの伝本があり、なかでも平安・鎌倉時代の書写になる尊経閣文庫所蔵本は伏見宮家旧蔵本、九条家旧蔵本(ともに宮内庁書陵部所蔵)などと並んでもっとも古く、質・量ともに極めて優れた古写本といえる。

#八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料
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36,300
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕加藤友康・尾上陽介 、八木書店 、平30 、1冊
藤原氏全盛期の平安中期の基本史料 【高精細カラー版】 【内容説明】 【所収】寛仁三年(1019) 【解説】加藤友康(明治大学大学院文学研究科特任教授)  平安時代中期の公卿、藤原実資(九五七?~一〇四六)の日記。著者の出自と政治的位置とに伴う情報の豊かさと正確さ、それを記録する意欲の強さと表現能力の高さを兼備し、貴族の日記として代表的であるだけでなく、平安中期の基本的な史料として貴重。政治・儀礼・社会・家族・宗教・文化などの実態を知る最高の史料。尊経閣文庫では、古写本として全三十七巻を所蔵。本史料の自筆本は現存しないが多くの伝本があり、なかでも平安・鎌倉時代の書写になる尊経閣文庫所蔵本は伏見宮家旧蔵本、九条家旧蔵本(ともに宮内庁書陵部所蔵)などと並んでもっとも古く、質・量ともに極めて優れた古写本といえる。 #八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料

天理図書館所蔵 春雨物語―羽倉本・天理冊子本・西荘本―

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
38,500
天理図書館編、八木書店、令3、1冊
上田秋成晩年の傑作『春雨物語』
従来まったく知られなかった新出羽倉本を高精細カラー版で影印、天理冊子本と西荘本を併せ初公開。

【内容説明】
◆天理図書館では、上田秋成自筆稿本『春雨物語』を新たに収蔵。秋成は文化6年(1809)6月27日、76歳で門人の荷田(羽倉)信美家にて没した。この稿本は、その羽倉家に代々伝わった秋成関係資料のうちの一つで、本文6篇より成る。巻頭に「序」を掲げ、巻尾に亡くなる1ヶ月前の、文化6年5月の年記を有する奥書がある。これまで未知の自筆稿本であり、『春雨物語』における本文の改稿や推敲過程を考える上で重要資料となる。
◆併せて、影印未刊行であった天理冊子本(全57丁)および本文完備の西荘本を収録し(モノクロ網目版)、解題と羽倉本翻刻を付す。

【解題】大橋正叔(天理大学名誉教授)
【羽倉本翻刻】牛見正和(元天理図書館司書)/大西光幸(元天理図書館司書)/大橋正叔

【上田秋成とは】江戸時代中後期の文人、享保19年(1734)-文化6年(1809)。大阪で生まれ、商家の養子として育つ。長じて、蕪村・几董などの俳人や木村蒹葭堂・大田南畝などの文人と交遊を深め、代表作『雨月物語』『春雨物語』の執筆のみならず、国学・和歌など幅広い分野で活躍した。

【春雨物語とは】10編を収める短編小説集。文化5年(1808)に成稿を見たが、以後も死に至るまで改稿を重ねた。著者晩年の歴史観・文学観・宗教観等々、秋成世界の全てが凝縮された傑作。刊本ではなく写本により伝えられ、その本文校訂は今なお学界の大きな研究課題となっている。

#八木書店出版物/-/-
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38,500
天理図書館編 、八木書店 、令3 、1冊
上田秋成晩年の傑作『春雨物語』 従来まったく知られなかった新出羽倉本を高精細カラー版で影印、天理冊子本と西荘本を併せ初公開。 【内容説明】 ◆天理図書館では、上田秋成自筆稿本『春雨物語』を新たに収蔵。秋成は文化6年(1809)6月27日、76歳で門人の荷田(羽倉)信美家にて没した。この稿本は、その羽倉家に代々伝わった秋成関係資料のうちの一つで、本文6篇より成る。巻頭に「序」を掲げ、巻尾に亡くなる1ヶ月前の、文化6年5月の年記を有する奥書がある。これまで未知の自筆稿本であり、『春雨物語』における本文の改稿や推敲過程を考える上で重要資料となる。 ◆併せて、影印未刊行であった天理冊子本(全57丁)および本文完備の西荘本を収録し(モノクロ網目版)、解題と羽倉本翻刻を付す。 【解題】大橋正叔(天理大学名誉教授) 【羽倉本翻刻】牛見正和(元天理図書館司書)/大西光幸(元天理図書館司書)/大橋正叔 【上田秋成とは】江戸時代中後期の文人、享保19年(1734)-文化6年(1809)。大阪で生まれ、商家の養子として育つ。長じて、蕪村・几董などの俳人や木村蒹葭堂・大田南畝などの文人と交遊を深め、代表作『雨月物語』『春雨物語』の執筆のみならず、国学・和歌など幅広い分野で活躍した。 【春雨物語とは】10編を収める短編小説集。文化5年(1808)に成稿を見たが、以後も死に至るまで改稿を重ねた。著者晩年の歴史観・文学観・宗教観等々、秋成世界の全てが凝縮された傑作。刊本ではなく写本により伝えられ、その本文校訂は今なお学界の大きな研究課題となっている。 #八木書店出版物/-/-

馬と古代社会

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
8,800
佐々木虔一・川尻秋生・黒済和彦編、八木書店、令3、1冊
馬はどのように渡来し、社会に浸透したのか
馬文化の渡来、生産・飼育、交通、祭祀、儀式など、古墳時代から摂関期まで、日本考古学・文献史学を中心に、動物考古学、日本文学など、隣接する諸分野と多角的に検証

【内容説明】
①馬文化の渡来に迫る
 古墳時代、東アジアを経由して日本(倭)に渡来した馬文化。馬は古代社会にどのように受容され広がったのか。中国・朝鮮半島・中央アジアなどの馬文化と比較し、日本国内の古墳などに埋葬される馬具・埴輪、地中から出土する馬の骨など、多彩な資料を分析した最新の研究を紹介。

②日本全国を網羅
 中国の制度や朝鮮半島のあり方を強く意識しつつ、生駒山麓西側周辺から伊奈谷(長野県)を経て、上野地域を見通す馬の伝播の道、畿内周辺の牧、そして御牧が設置された信濃・上野・甲斐・武蔵地域、さらには北陸・東北、九州南部まで、日本列島の馬に関するほぼ主要な地域をカバー。その地域の専門家が最新の研究成果を伝える。

③古墳時代中期から摂関期までの約700年間
 初期馬飼集団が出現した古墳時代中期からはじまって、馬が武力として積極的に利用された古墳時代全般、大化前代から律令制成立期の諸制度の成立、そして律令制下の牧の実態、貴族と馬の儀礼的な関係が強まった摂関期まで約700年間を対象とする。

④古代社会を支えた馬の諸相
 白馬の節会(毎年正月7日に実施)など儀式に登場する馬。雨乞の祭祀に用いられる馬。神社に奉納される絵馬。和歌によまれた馬、騎馬と馬車の関係など、様々なシーンに登場する馬が古代社会にもたらした意味を多角的に考える。

⑤馬の一生
 馬はどこからやってきて、何を食べ、何歳まで生きたのか。地中から出土する馬の骨などを分析する動物考古学の最新成果により、都城やその周辺の馬の一生(ライフヒストリー)や馬の出生地、そして労働環境までを明らかに。カラー口絵8ページで、馬の文物を紹介。

#八木書店出版物/-/-
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8,800
佐々木虔一・川尻秋生・黒済和彦編 、八木書店 、令3 、1冊
馬はどのように渡来し、社会に浸透したのか 馬文化の渡来、生産・飼育、交通、祭祀、儀式など、古墳時代から摂関期まで、日本考古学・文献史学を中心に、動物考古学、日本文学など、隣接する諸分野と多角的に検証 【内容説明】 ①馬文化の渡来に迫る  古墳時代、東アジアを経由して日本(倭)に渡来した馬文化。馬は古代社会にどのように受容され広がったのか。中国・朝鮮半島・中央アジアなどの馬文化と比較し、日本国内の古墳などに埋葬される馬具・埴輪、地中から出土する馬の骨など、多彩な資料を分析した最新の研究を紹介。 ②日本全国を網羅  中国の制度や朝鮮半島のあり方を強く意識しつつ、生駒山麓西側周辺から伊奈谷(長野県)を経て、上野地域を見通す馬の伝播の道、畿内周辺の牧、そして御牧が設置された信濃・上野・甲斐・武蔵地域、さらには北陸・東北、九州南部まで、日本列島の馬に関するほぼ主要な地域をカバー。その地域の専門家が最新の研究成果を伝える。 ③古墳時代中期から摂関期までの約700年間  初期馬飼集団が出現した古墳時代中期からはじまって、馬が武力として積極的に利用された古墳時代全般、大化前代から律令制成立期の諸制度の成立、そして律令制下の牧の実態、貴族と馬の儀礼的な関係が強まった摂関期まで約700年間を対象とする。 ④古代社会を支えた馬の諸相  白馬の節会(毎年正月7日に実施)など儀式に登場する馬。雨乞の祭祀に用いられる馬。神社に奉納される絵馬。和歌によまれた馬、騎馬と馬車の関係など、様々なシーンに登場する馬が古代社会にもたらした意味を多角的に考える。 ⑤馬の一生  馬はどこからやってきて、何を食べ、何歳まで生きたのか。地中から出土する馬の骨などを分析する動物考古学の最新成果により、都城やその周辺の馬の一生(ライフヒストリー)や馬の出生地、そして労働環境までを明らかに。カラー口絵8ページで、馬の文物を紹介。 #八木書店出版物/-/-

尊経閣善本影印集成71 公秀公記・実隆公記・建治三年記〔第九輯 鎌倉室町古記録〕

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
38,500
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康/〔解説〕尾上陽介・末柄豊・高橋典幸、八木書店・・・
実躬の子が記した鎌倉時代後期の記録「公秀公記」、具注暦の表裏に書かれた自筆原本「実隆公記」、鎌倉幕府の評定衆で問注所の執事の公務日記「建治三年記」を収録

【内容説明】
●公秀公記
 権大納言藤原(正親町三条)実躬の子、内大臣公秀(一二八五~一三六三)の日記。永仁六年(一二九八)~貞和元年(一三四五)までの記事が断続的に伝わる。記録の少ない鎌倉時代後期において、比較的まとまったものとして貴重である。
 尊経閣本は延慶元年(徳治三年、一三〇八)正月~八月を所収する自筆原本で、日記と紙背文書があるがともに未翻刻であり、今回の影印が初公開となる。

●実隆公記
 学者・歌人として当代第一人者だった内大臣三条西実隆(一四五五~一五三七)の日記。文明六年正月~天文五年(一四七四~一五三六)二月が現存する。応仁・文明の乱後の政治・社会情勢を知ることができ、文化史研究においても必須の史料である。
 尊経閣本は文明十三年(一四八一)正月~七月を所収し、間明き三行の具注暦に書かれた自筆原本で、裏書きもある。同記原本のうち具注暦に記されたのは本巻のみで、貴重である。

●建治三年記
 鎌倉幕府の評定衆で、問注所の執事だった太田(三善)康有(一二二九~九〇)の公務日記。建治三年(一二七七)正月から十二月までの六十八日分の記事を抄出し幕府へ提出したものである。わずか六十八日だが、文永・弘安の役の中間にあたり、当時の緊迫した時局を反映する記事がみられるなど貴重である。
 尊経閣本は康有自身が抄写した金沢文庫旧蔵本に属する唯一の自筆原本で、重要文化財に指定される。

#八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料
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38,500
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康/〔解説〕尾上陽介・末柄豊・高橋典幸 、八木書店 、令2 、1冊
実躬の子が記した鎌倉時代後期の記録「公秀公記」、具注暦の表裏に書かれた自筆原本「実隆公記」、鎌倉幕府の評定衆で問注所の執事の公務日記「建治三年記」を収録 【内容説明】 ●公秀公記  権大納言藤原(正親町三条)実躬の子、内大臣公秀(一二八五~一三六三)の日記。永仁六年(一二九八)~貞和元年(一三四五)までの記事が断続的に伝わる。記録の少ない鎌倉時代後期において、比較的まとまったものとして貴重である。  尊経閣本は延慶元年(徳治三年、一三〇八)正月~八月を所収する自筆原本で、日記と紙背文書があるがともに未翻刻であり、今回の影印が初公開となる。 ●実隆公記  学者・歌人として当代第一人者だった内大臣三条西実隆(一四五五~一五三七)の日記。文明六年正月~天文五年(一四七四~一五三六)二月が現存する。応仁・文明の乱後の政治・社会情勢を知ることができ、文化史研究においても必須の史料である。  尊経閣本は文明十三年(一四八一)正月~七月を所収し、間明き三行の具注暦に書かれた自筆原本で、裏書きもある。同記原本のうち具注暦に記されたのは本巻のみで、貴重である。 ●建治三年記  鎌倉幕府の評定衆で、問注所の執事だった太田(三善)康有(一二二九~九〇)の公務日記。建治三年(一二七七)正月から十二月までの六十八日分の記事を抄出し幕府へ提出したものである。わずか六十八日だが、文永・弘安の役の中間にあたり、当時の緊迫した時局を反映する記事がみられるなど貴重である。  尊経閣本は康有自身が抄写した金沢文庫旧蔵本に属する唯一の自筆原本で、重要文化財に指定される。 #八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料

尊経閣善本影印集成73 外記日記(新抄)2・享禄二年外記日記〔第九輯 鎌倉室町古記録〕

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
40,700
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康/〔解説〕遠藤珠紀、八木書店、令2、1冊
記録類が少ない鎌倉時代後期の政治史を知る「外記日記(新抄)」や、文書行政の実務に携わる外記が筆録した「享禄二年外記日記」を収録

【内容説明】
●外記日記(新抄)
 中原氏西大路流の中原師種(生没年未詳)による日記。十四世紀半ばに中原師栄によって書写された。文永元年~同四年(一二六四~六七)・弘安十年(一二八七)の五年分を所収する。記録類が少ない鎌倉時代後期において、政治史的に重要な記事を多く含み、貴重である。
 尊経閣本は唯一の古写本であり、他の写本は尊経閣本の系統となる。『続史籍集覧』に「新抄」として翻刻されるが、国会図書館本が底本で、良質な写本の公開が望まれていた。紙背文書は『大日本史料』で一部翻刻されているが、今回の影印により全容が初めて公開される。

●享禄二年外記日記
 室町時代後期に朝廷の事務官として活躍した外記、清原業賢(一四九九~一五六六)の日記。享禄二年(一五二九)分が現存する。文書行政の実務に携わる立場の人物が筆録した記録として価値が高い。
 尊経閣本は自筆原本。これまで未翻刻であり、今回の影印により初めて公開される。

【目次】
■高精細カラー版 外記日記新抄
巻四 文永四年(1267年、正月~十二月)
巻四 紙背
巻五 弘安十年(1287年、正月~十二月)
巻五 紙背
参考図版(紙背文書の透過光撮影)

■高精細カラー版 享禄二年外記日記
巻上(1529年、二月~八月)
巻上 紙背
巻下(九月~十二月)
巻下 紙背
参考図版

遠藤珠紀「尊経閣文庫所蔵『外記日記新抄』解説」
遠藤珠紀「尊経閣文庫所蔵『享禄二年外記日記』解説」

#八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料
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40,700
前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康/〔解説〕遠藤珠紀 、八木書店 、令2 、1冊
記録類が少ない鎌倉時代後期の政治史を知る「外記日記(新抄)」や、文書行政の実務に携わる外記が筆録した「享禄二年外記日記」を収録 【内容説明】 ●外記日記(新抄)  中原氏西大路流の中原師種(生没年未詳)による日記。十四世紀半ばに中原師栄によって書写された。文永元年~同四年(一二六四~六七)・弘安十年(一二八七)の五年分を所収する。記録類が少ない鎌倉時代後期において、政治史的に重要な記事を多く含み、貴重である。  尊経閣本は唯一の古写本であり、他の写本は尊経閣本の系統となる。『続史籍集覧』に「新抄」として翻刻されるが、国会図書館本が底本で、良質な写本の公開が望まれていた。紙背文書は『大日本史料』で一部翻刻されているが、今回の影印により全容が初めて公開される。 ●享禄二年外記日記  室町時代後期に朝廷の事務官として活躍した外記、清原業賢(一四九九~一五六六)の日記。享禄二年(一五二九)分が現存する。文書行政の実務に携わる立場の人物が筆録した記録として価値が高い。  尊経閣本は自筆原本。これまで未翻刻であり、今回の影印により初めて公開される。 【目次】 ■高精細カラー版 外記日記新抄 巻四 文永四年(1267年、正月~十二月) 巻四 紙背 巻五 弘安十年(1287年、正月~十二月) 巻五 紙背 参考図版(紙背文書の透過光撮影) ■高精細カラー版 享禄二年外記日記 巻上(1529年、二月~八月) 巻上 紙背 巻下(九月~十二月) 巻下 紙背 参考図版 遠藤珠紀「尊経閣文庫所蔵『外記日記新抄』解説」 遠藤珠紀「尊経閣文庫所蔵『享禄二年外記日記』解説」 #八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料

史料纂集古文書編 第50回配本 井戸村家文書2

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
16,500
神田千里・白川部達夫校訂、八木書店、令2、1冊
近江国坂田郡箕浦の土豪、井戸村家に伝存した文書群を校訂・翻刻

【内容説明】
近江国坂田郡箕浦の土豪、井戸村家に伝存した文書群を翻刻。長浜城歴史博物館所蔵の「井戸村家文書」342点を校訂・翻刻し、併せて花押を載せて刊行。京極、浅井氏に仕え、のちに帰農する井戸村氏の古文書から、近江国のこの地域における中世から近世の諸相が明らかになるだろう。 解題と関係系図、関係地図に加え、本文書に関わりの深い近江国坂田郡飯村の土豪であった嶋氏の年代記「嶋物語」の翻刻も巻末に収録した。

【目次】
歴代古書年譜 勇
花押一覧
編年総目録
解題
関係地図
関係系図

#八木書店出版物/史料纂集 古文書編/翻刻資料
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16,500
神田千里・白川部達夫校訂 、八木書店 、令2 、1冊
近江国坂田郡箕浦の土豪、井戸村家に伝存した文書群を校訂・翻刻 【内容説明】 近江国坂田郡箕浦の土豪、井戸村家に伝存した文書群を翻刻。長浜城歴史博物館所蔵の「井戸村家文書」342点を校訂・翻刻し、併せて花押を載せて刊行。京極、浅井氏に仕え、のちに帰農する井戸村氏の古文書から、近江国のこの地域における中世から近世の諸相が明らかになるだろう。 解題と関係系図、関係地図に加え、本文書に関わりの深い近江国坂田郡飯村の土豪であった嶋氏の年代記「嶋物語」の翻刻も巻末に収録した。 【目次】 歴代古書年譜 勇 花押一覧 編年総目録 解題 関係地図 関係系図 #八木書店出版物/史料纂集 古文書編/翻刻資料

新天理図書館善本叢書35 蕪村集 1

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
39,600
天理大学附属天理図書館編、八木書店、令2、1冊
【高精細カラー版】
室町から江戸時代にかけて成熟した
「座の文芸」の精髄を高精細カラーで複製!

【内容説明】
江戸時代中期の俳人蕪村は、夜半亭宋阿に俳諧を学び、のちに夜半亭を継承し俳諧宗匠となります。「芭蕉に帰れ」と唱え、蕉風復興運動の中心人物となり、また文人画家として独自の画風を極め、同時代の池大雅とともに活躍しました。
 本巻には、経済的支援者で門人でもあった寺村百池の家に伝来した新出資料を収録します。

【目次】
夏より三菓社中句集 明和3・5~7年(1766・68~70)
2高徳院発句会 明和7・8年(1770・71)
3月並発句帖 安永3~6年(1774~77)・天明3年(1783)
4取句法 明和7年(1770)写
5花頂山中高徳院発句会「時雨」句 明和8年(1771)
〔解題〕牛見正和(天理図書館)

#八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料
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39,600
天理大学附属天理図書館編 、八木書店 、令2 、1冊
【高精細カラー版】 室町から江戸時代にかけて成熟した 「座の文芸」の精髄を高精細カラーで複製! 【内容説明】 江戸時代中期の俳人蕪村は、夜半亭宋阿に俳諧を学び、のちに夜半亭を継承し俳諧宗匠となります。「芭蕉に帰れ」と唱え、蕉風復興運動の中心人物となり、また文人画家として独自の画風を極め、同時代の池大雅とともに活躍しました。  本巻には、経済的支援者で門人でもあった寺村百池の家に伝来した新出資料を収録します。 【目次】 夏より三菓社中句集 明和3・5~7年(1766・68~70) 2高徳院発句会 明和7・8年(1770・71) 3月並発句帖 安永3~6年(1774~77)・天明3年(1783) 4取句法 明和7年(1770)写 5花頂山中高徳院発句会「時雨」句 明和8年(1771) 〔解題〕牛見正和(天理図書館) #八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料

日本古代の親子関係―孝養・相続・追善―

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
11,000
岩田真由子著、八木書店、令2、1冊
親の世話をするのはだれか。なぜ、親の供養を行うのか。
古代・中世前期の親子の精神面を読み解き、王権の変質過程、「家」観念の成立、土地の権利意識の変遷など重要な論点を提示した、新たな王権・家族史研究

【内容説明】
●親の世話は誰がするのか。親の供養(法事)は誰が、いつまで、なぜ行うのか
僧侶、貴族、庶民など、さまざまな階層で行われた親の扶養・追善行為の検討から、古代社会を探る。浄土教に触発され、親は子に追善を強く望み財産を託し、子は追慕の情ではなく義務として親の追善を負うようになる過程を描く。また中世社会における財産相続の実態を検討し、土地の権利意識の変遷と親子意識の一側面を明らかに。

●親と子の関係が天皇家(王権)にどのような影響を与えたのか
天皇家で行われる10~12世紀の元服儀を検討し、9世紀の淳和・仁明朝を画期として天皇家が血縁を意識した集団へと変遷したこと、さらに制度化されない母后の権力に変遷があったことを明らかにする。書下ろしコラム4本も収録。


#八木書店出版物/-/-
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11,000
岩田真由子著 、八木書店 、令2 、1冊
親の世話をするのはだれか。なぜ、親の供養を行うのか。 古代・中世前期の親子の精神面を読み解き、王権の変質過程、「家」観念の成立、土地の権利意識の変遷など重要な論点を提示した、新たな王権・家族史研究 【内容説明】 ●親の世話は誰がするのか。親の供養(法事)は誰が、いつまで、なぜ行うのか 僧侶、貴族、庶民など、さまざまな階層で行われた親の扶養・追善行為の検討から、古代社会を探る。浄土教に触発され、親は子に追善を強く望み財産を託し、子は追慕の情ではなく義務として親の追善を負うようになる過程を描く。また中世社会における財産相続の実態を検討し、土地の権利意識の変遷と親子意識の一側面を明らかに。 ●親と子の関係が天皇家(王権)にどのような影響を与えたのか 天皇家で行われる10~12世紀の元服儀を検討し、9世紀の淳和・仁明朝を画期として天皇家が血縁を意識した集団へと変遷したこと、さらに制度化されない母后の権力に変遷があったことを明らかにする。書下ろしコラム4本も収録。 #八木書店出版物/-/-

新天理図書館善本叢書29 奈良絵本集 7

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
36,300
天理大学附属天理図書館編、八木書店、令元、1冊
【高精細カラー版】
伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録!
高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に!

【目次】
[1]熊野の本地(室町末期写、二冊)
〔解題〕石川透
 本地物の代表的作品で、熊野信仰説話の一つ。寺社の縁起譚でもある。天竺まかだ国の善財王の后の一人、五衰殿の女御が懐妊するが、嫉妬したほかの后達は配下に命じて五衰殿を殺させる。女御の死の直前に生まれた王子は、山の獣や僧に育てられ、やがて王と再会する。全ての経緯を知った王は后達の心の醜さを嫌い、王子らとともに国を離れ日本に渡り、紀伊国音無川の辺に熊野三所権現として現れた。極は、室町時代の武将で、歌人・書家としても秀でた十市遠忠の筆とする。挿図が非常に多く、上下三十七丁半のうち四十頁分を占める、室町末期書写の大型奈良絵本。

[2]宝月童子(江戸前期写、二冊)
〔解題〕齋藤真麻理
 天竺を舞台とした宝月童子の孝行譚で、伝存するのは本書のみ。中天竺の満月長者は、授かった宝月童子が病弱だったため、不老不死の木の実を探す旅に出る。北天竺にたどり着いた一行は、財産を狙う大王が酒宴に出した霊草を食して馬となり、厩につながれる。時を経て十三歳になった童子は北天竺におもむき、長者一行を救い出す。「およふのあま」の題簽を持ち、冒頭に「おようのあま」なる長者を記すが、それ以後の記述はなく、老僧の失敗談を描いた『おようの尼』とは異なる作品。金泥による草木下絵を施した鳥の子紙を用い、細密な絵を備える豪奢な大型奈良絵本。後期奈良絵本の代表的な装訂である。

#八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料
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36,300
天理大学附属天理図書館編 、八木書店 、令元 、1冊
【高精細カラー版】 伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録! 高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に! 【目次】 [1]熊野の本地(室町末期写、二冊) 〔解題〕石川透  本地物の代表的作品で、熊野信仰説話の一つ。寺社の縁起譚でもある。天竺まかだ国の善財王の后の一人、五衰殿の女御が懐妊するが、嫉妬したほかの后達は配下に命じて五衰殿を殺させる。女御の死の直前に生まれた王子は、山の獣や僧に育てられ、やがて王と再会する。全ての経緯を知った王は后達の心の醜さを嫌い、王子らとともに国を離れ日本に渡り、紀伊国音無川の辺に熊野三所権現として現れた。極は、室町時代の武将で、歌人・書家としても秀でた十市遠忠の筆とする。挿図が非常に多く、上下三十七丁半のうち四十頁分を占める、室町末期書写の大型奈良絵本。 [2]宝月童子(江戸前期写、二冊) 〔解題〕齋藤真麻理  天竺を舞台とした宝月童子の孝行譚で、伝存するのは本書のみ。中天竺の満月長者は、授かった宝月童子が病弱だったため、不老不死の木の実を探す旅に出る。北天竺にたどり着いた一行は、財産を狙う大王が酒宴に出した霊草を食して馬となり、厩につながれる。時を経て十三歳になった童子は北天竺におもむき、長者一行を救い出す。「およふのあま」の題簽を持ち、冒頭に「おようのあま」なる長者を記すが、それ以後の記述はなく、老僧の失敗談を描いた『おようの尼』とは異なる作品。金泥による草木下絵を施した鳥の子紙を用い、細密な絵を備える豪奢な大型奈良絵本。後期奈良絵本の代表的な装訂である。 #八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料

史料纂集古記録編 第205回配本 楽只堂年録8

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
15,400
宮川葉子校訂、八木書店、令元、1冊
徳川第5代将軍綱吉の側用人、柳沢吉保の公用日記!

【内容説明】
大和郡山の柳澤文庫所蔵の原本を使用して、今回、初の全文翻刻。元禄15年(1702)4月、柳沢家は火災により記録類を焼失。吉保は、荻生狙徠に命じて各所に遺る記録類を蒐集させて同年末までに公用日記を復元させた。
全229巻を全9冊として刊行予定。柳沢吉保の高祖父に始まり、宝永6年(1709)6月、嫡男吉里に家督を譲るまでの記録である。
徳川綱吉の側用人として、川越藩主→甲府藩主→大和郡山藩主となり、ついには大老格となる吉保の生涯を知る根本史料である。
元禄時代を中心に、政治史・文化史・経済史・文学史の研究に必要不可欠な一級史料である。

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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15,400
宮川葉子校訂 、八木書店 、令元 、1冊
徳川第5代将軍綱吉の側用人、柳沢吉保の公用日記! 【内容説明】 大和郡山の柳澤文庫所蔵の原本を使用して、今回、初の全文翻刻。元禄15年(1702)4月、柳沢家は火災により記録類を焼失。吉保は、荻生狙徠に命じて各所に遺る記録類を蒐集させて同年末までに公用日記を復元させた。 全229巻を全9冊として刊行予定。柳沢吉保の高祖父に始まり、宝永6年(1709)6月、嫡男吉里に家督を譲るまでの記録である。 徳川綱吉の側用人として、川越藩主→甲府藩主→大和郡山藩主となり、ついには大老格となる吉保の生涯を知る根本史料である。 元禄時代を中心に、政治史・文化史・経済史・文学史の研究に必要不可欠な一級史料である。 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

史料纂集古記録編 第203回配本 兼見卿記7

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
14,300
橋本政宣・岸本眞実・金子拓・遠藤珠紀校訂、八木書店、令元、1冊
【内容説明】
神祇大副吉田兼見(一五三五-一六一〇)の日記。兼見は吉田神道の宗家、吉田社神主の家職を承けて神道管領長上を称し、全国の神職に対して、補任その他神道伝授等につき絶大なる権勢があった。神事に関する記載のほか、変転する中央政界の情勢、特に信長・秀吉・家康らの有力武将達の動静に詳しく、社会および学芸等に関する記載も豊富で、安土桃山時代の最も重要な史料である。

〔収録範囲〕
慶長14年・慶長15年(豊国社社務職雑記)天正5年・8年下向記
【参考史料】 兼見卿記紙背文書(東京大学史料編纂所)/豊国社社務職雑記紙背文書(豊国神社)/諸事書抜、同紙背文書(國學院大學)

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
14,300
橋本政宣・岸本眞実・金子拓・遠藤珠紀校訂 、八木書店 、令元 、1冊
【内容説明】 神祇大副吉田兼見(一五三五-一六一〇)の日記。兼見は吉田神道の宗家、吉田社神主の家職を承けて神道管領長上を称し、全国の神職に対して、補任その他神道伝授等につき絶大なる権勢があった。神事に関する記載のほか、変転する中央政界の情勢、特に信長・秀吉・家康らの有力武将達の動静に詳しく、社会および学芸等に関する記載も豊富で、安土桃山時代の最も重要な史料である。 〔収録範囲〕 慶長14年・慶長15年(豊国社社務職雑記)天正5年・8年下向記 【参考史料】 兼見卿記紙背文書(東京大学史料編纂所)/豊国社社務職雑記紙背文書(豊国神社)/諸事書抜、同紙背文書(國學院大學) #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

史料纂集古記録編 第202回配本 護国寺日記5

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
16,500
坂本正仁校訂、八木書店、令元、1冊
護国寺の役者が日々記した公用日記を初翻刻。徳川将軍家の祈願・祈祷を勤めた護国寺の真の姿を探る。

【内容説明】
本書の刊行に当たっては、元禄~宝永の本寺院が最も活発な活動をみせた徳川綱吉の時代に限って刊行。今回で、完結。
元禄から宝永にかけて、日本列島は大きな地殻変動の時代を迎える。元禄16年11月23日、現在の千葉県の野島崎沖を震源とする大地震が発生し、武蔵・相模を中心に甚大な被害が起きた。これにより、年号も宝永と改元される。
宝永4年10月4日、東海道沖から南海道沖を震源とする巨大地震が発生。江戸でも同日午後に大きく揺れ、以後断続的に地震が起きた。現在の研究では、南海トラフのほぼ全域にわたってプレート間の断層が破壊されたもので、我が国の記録に残る歴史上最大級の地震とされている。護国寺は、発生直後より「地震止除の御祈祷」が何度も執行されている。その後も地震は続き、この大地震の49日後、11月23日に富士山が噴火。江戸では、砂が降り注ぎ地震が続いた様子が記録されている。「富士の半腹より焼出」とある「宝永の大噴火」が公儀への注進状を引用して生々しく書かれている。
宝永5年の冬、麻疹が流行し、将軍綱吉は12月24日に「麻疹退散の祈祷」を護国寺に命じている。しかし、綱吉は年末に麻疹に罹り、翌年正月10日死去。こうして、護国寺は、開基の桂昌院に続いて、大旦那綱吉も失なうことになった。

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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16,500
坂本正仁校訂 、八木書店 、令元 、1冊
護国寺の役者が日々記した公用日記を初翻刻。徳川将軍家の祈願・祈祷を勤めた護国寺の真の姿を探る。 【内容説明】 本書の刊行に当たっては、元禄~宝永の本寺院が最も活発な活動をみせた徳川綱吉の時代に限って刊行。今回で、完結。 元禄から宝永にかけて、日本列島は大きな地殻変動の時代を迎える。元禄16年11月23日、現在の千葉県の野島崎沖を震源とする大地震が発生し、武蔵・相模を中心に甚大な被害が起きた。これにより、年号も宝永と改元される。 宝永4年10月4日、東海道沖から南海道沖を震源とする巨大地震が発生。江戸でも同日午後に大きく揺れ、以後断続的に地震が起きた。現在の研究では、南海トラフのほぼ全域にわたってプレート間の断層が破壊されたもので、我が国の記録に残る歴史上最大級の地震とされている。護国寺は、発生直後より「地震止除の御祈祷」が何度も執行されている。その後も地震は続き、この大地震の49日後、11月23日に富士山が噴火。江戸では、砂が降り注ぎ地震が続いた様子が記録されている。「富士の半腹より焼出」とある「宝永の大噴火」が公儀への注進状を引用して生々しく書かれている。 宝永5年の冬、麻疹が流行し、将軍綱吉は12月24日に「麻疹退散の祈祷」を護国寺に命じている。しかし、綱吉は年末に麻疹に罹り、翌年正月10日死去。こうして、護国寺は、開基の桂昌院に続いて、大旦那綱吉も失なうことになった。 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

江戸歌舞伎長唄成立史

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
16,500
原道生監修・漆﨑まり著、八木書店、令元、1冊
勧進帳や京鹿子娘道成寺・鏡獅子等、最も歌舞伎らしい演目で使われる長唄成立の謎を解き明かす!

【内容説明】
元禄歌舞伎は江戸の荒事・上方の和事と分かれていたが、それが交流した契機は何か?
上方和事の雄、坂田藤十郎の甥、坂田兵四郎の江戸下りにより荒事の芸から和事のエッセンスが育って今見る歌舞伎になったのだった。

【目次】
監修にあって(原道生)
 序 章
第一部 長唄正本の版行形態
 第一章 中村座(享保期から寛政3年)
 第二章 市村座(享保期から寛政3年)
 第三章 森田座・河原崎座(享保期から享和期)
第二部 長唄成立史
 第一章 正本の刊行と長唄の形成
 第二章 小唄から長唄への展開
第三部 中村座における株板化の動向
終 章
付 論
 江戸歌舞伎における長唄の形成
 河東節正本の版行に関する一考察

#八木書店出版物/歌舞伎・浄瑠璃/単行本◆演劇
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16,500
原道生監修・漆﨑まり著 、八木書店 、令元 、1冊
勧進帳や京鹿子娘道成寺・鏡獅子等、最も歌舞伎らしい演目で使われる長唄成立の謎を解き明かす! 【内容説明】 元禄歌舞伎は江戸の荒事・上方の和事と分かれていたが、それが交流した契機は何か? 上方和事の雄、坂田藤十郎の甥、坂田兵四郎の江戸下りにより荒事の芸から和事のエッセンスが育って今見る歌舞伎になったのだった。 【目次】 監修にあって(原道生)  序 章 第一部 長唄正本の版行形態  第一章 中村座(享保期から寛政3年)  第二章 市村座(享保期から寛政3年)  第三章 森田座・河原崎座(享保期から享和期) 第二部 長唄成立史  第一章 正本の刊行と長唄の形成  第二章 小唄から長唄への展開 第三部 中村座における株板化の動向 終 章 付 論  江戸歌舞伎における長唄の形成  河東節正本の版行に関する一考察 #八木書店出版物/歌舞伎・浄瑠璃/単行本◆演劇

近松浄瑠璃の成立

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
12,100
大橋正叔著、八木書店、令元、1冊
現存する長唄正本すべてを実見して論じる

【内容説明】
天理大学附属天理図書館の豊富な蔵書に接した著者が、浄瑠璃本の出版過程に於ける近松の関わりから、座付作者としての近松論を構築。近世演劇史の画期を示す重要資料を影印・翻刻にて紹介。

【目次】
第一部 作者近松
 作者近松門左衛門の生涯
 芝居作者への歩み
 近松と「三槐九卿」
 「作者近松門左衛門」推考
 近松の後悔
  コラム『曾根崎心中』─大坂へ─
第二部 近松浄瑠璃
 茨木幸斎一件と海音・近松
 『日本西王母』をめぐる問題
 『信州川中島合戦』
 近松世話浄瑠璃における改作について
 近松門左衛門と『世界』
 『浄瑠璃 文句評註難波土産』成立存疑
  コラム 『女殺油地獄』をめぐって
資料紹介
 「『国性爺大明丸』近松序」
 『曾根崎心中』絵入り十四行本

#八木書店出版物/歌舞伎・浄瑠璃/単行本◆演劇
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12,100
大橋正叔著 、八木書店 、令元 、1冊
現存する長唄正本すべてを実見して論じる 【内容説明】 天理大学附属天理図書館の豊富な蔵書に接した著者が、浄瑠璃本の出版過程に於ける近松の関わりから、座付作者としての近松論を構築。近世演劇史の画期を示す重要資料を影印・翻刻にて紹介。 【目次】 第一部 作者近松  作者近松門左衛門の生涯  芝居作者への歩み  近松と「三槐九卿」  「作者近松門左衛門」推考  近松の後悔   コラム『曾根崎心中』─大坂へ─ 第二部 近松浄瑠璃  茨木幸斎一件と海音・近松  『日本西王母』をめぐる問題  『信州川中島合戦』  近松世話浄瑠璃における改作について  近松門左衛門と『世界』  『浄瑠璃 文句評註難波土産』成立存疑   コラム 『女殺油地獄』をめぐって 資料紹介  「『国性爺大明丸』近松序」  『曾根崎心中』絵入り十四行本 #八木書店出版物/歌舞伎・浄瑠璃/単行本◆演劇

年号と東アジア―改元の思想と文化―

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
13,200
水上雅晴編/編集協力 髙田宗平、八木書店、平31、1冊
時の命名こそ支配―年号から読み解く東アジアの文化と思想
多彩な分野の専門家が一堂に集結し、日本・中国・朝鮮半島・ベトナムなど漢字文化圏における年号について、その具体的な様相や、選定の手続き、為政者の思惑等々、多様な視点で読解!

【内容説明】
●平成31年(2019)4月30日、「平成」が終わり、新たな「令和」へ――「年号」は単に時を表すだけではなく、社会の諸相を語る物差しであり、日本の歴史や文化を論じる上で不可欠である。
●漢代に始まり周辺諸国に広まった年号。日本では大化(645-649)から平成まで247の年号が使われ、1300年間以上途切れることなく、現代まで使い続けている世界で唯一の国である。
●本書では、日本のみならず、地域は中国・朝鮮半島・ベトナム、時代は古代から近代までを検討の対象とし、年号を軸に、時代による差異、国家による特質などを論じる。
●執筆者は中国哲学、中国科学思想史、日本漢学、日本史(古代・中世・近世)、朝鮮史、ベトナム史、日本思想史、倫理学、日本文学、国語学、日本法制史、書誌学など多彩。
●言語・王権・ナショナリズム・正統性・儀礼・術数・暦法・古記録などを切り口に、年号の思想・文化を明らかにした初の横断的、学際的、総合的研究。
●カラー口絵「年号を決める―記録・文書・漢籍―」では、国立歴史民俗博物館所蔵品を中心に、資料写真約50点を32頁にわたりカラー掲載。時に名前をつける、年号を決める人々、年号の決め方、年号と漢籍の4幕にわたり、豊富な図版で年号の決定にまつわる事項を紹介。


#八木書店出版物/古代/単行本◆歴史
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13,200
水上雅晴編/編集協力 髙田宗平 、八木書店 、平31 、1冊
時の命名こそ支配―年号から読み解く東アジアの文化と思想 多彩な分野の専門家が一堂に集結し、日本・中国・朝鮮半島・ベトナムなど漢字文化圏における年号について、その具体的な様相や、選定の手続き、為政者の思惑等々、多様な視点で読解! 【内容説明】 ●平成31年(2019)4月30日、「平成」が終わり、新たな「令和」へ――「年号」は単に時を表すだけではなく、社会の諸相を語る物差しであり、日本の歴史や文化を論じる上で不可欠である。 ●漢代に始まり周辺諸国に広まった年号。日本では大化(645-649)から平成まで247の年号が使われ、1300年間以上途切れることなく、現代まで使い続けている世界で唯一の国である。 ●本書では、日本のみならず、地域は中国・朝鮮半島・ベトナム、時代は古代から近代までを検討の対象とし、年号を軸に、時代による差異、国家による特質などを論じる。 ●執筆者は中国哲学、中国科学思想史、日本漢学、日本史(古代・中世・近世)、朝鮮史、ベトナム史、日本思想史、倫理学、日本文学、国語学、日本法制史、書誌学など多彩。 ●言語・王権・ナショナリズム・正統性・儀礼・術数・暦法・古記録などを切り口に、年号の思想・文化を明らかにした初の横断的、学際的、総合的研究。 ●カラー口絵「年号を決める―記録・文書・漢籍―」では、国立歴史民俗博物館所蔵品を中心に、資料写真約50点を32頁にわたりカラー掲載。時に名前をつける、年号を決める人々、年号の決め方、年号と漢籍の4幕にわたり、豊富な図版で年号の決定にまつわる事項を紹介。 #八木書店出版物/古代/単行本◆歴史

新天理図書館善本叢書25 奈良絵本集 3

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
36,300
天理大学附属天理図書館編、八木書店、平31、1冊
【高精細カラー版】
伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録!
高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に!

【目次】
[1]小伏見物語(江戸初期写、三冊)
〔解題〕金光桂子
 たかみちの中将と小伏見姫の悲恋譚。『桜の中将』の異本とされ、本文が揃った写本としては、本書の他に国会図書館蔵『桜の中将物語』と赤木文庫蔵『こふしみ』の二本を知るのみである。ただし、その内容は全く異なる結末を有している。中将の父によって仲を引き裂かれた小伏見姫は難波の浦で病に倒れるが、国会図書館蔵本では霊薬により姫が蘇生し、中将と末永く結ばれる。それに比して、本書並びに赤木文庫蔵本では姫の死を知った中将も無常を感じ仏門に入るのである。横本形式の慶長期と見られる奈良絵本は珍しい。

[2]ひだか川(江戸初期写、一冊)
〔解題〕石川透
 安珍・清姫で知られる道成寺縁起を骨子に、主人公の名を賢学とする『賢学草子』系統の伝本。本書は、三井寺の僧賢学が前世の因果により、結ばれるとお告げに聞いた娘の存在を確かめるべく、遠江国橋本宿に辿り着いたところから始まる。賢学は、この地の幼い姫がお告げに聞いた娘と思い、殺そうと斬りつけ逃げたが、姫は一命を取り留める。数年後、清水寺で賢学は美しい姫と出会い、結ばれるも、過去に殺そうとした姫だと気づいた賢学は熊野へ逃げ、追いかける姫は日高川でその姿を大蛇へと変える。道成寺縁起の結末では法華経の功徳を説くが、本書では寺の名もなく、男女の悲劇として物語を終える。

#八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料
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36,300
天理大学附属天理図書館編 、八木書店 、平31 、1冊
【高精細カラー版】 伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録! 高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に! 【目次】 [1]小伏見物語(江戸初期写、三冊) 〔解題〕金光桂子  たかみちの中将と小伏見姫の悲恋譚。『桜の中将』の異本とされ、本文が揃った写本としては、本書の他に国会図書館蔵『桜の中将物語』と赤木文庫蔵『こふしみ』の二本を知るのみである。ただし、その内容は全く異なる結末を有している。中将の父によって仲を引き裂かれた小伏見姫は難波の浦で病に倒れるが、国会図書館蔵本では霊薬により姫が蘇生し、中将と末永く結ばれる。それに比して、本書並びに赤木文庫蔵本では姫の死を知った中将も無常を感じ仏門に入るのである。横本形式の慶長期と見られる奈良絵本は珍しい。 [2]ひだか川(江戸初期写、一冊) 〔解題〕石川透  安珍・清姫で知られる道成寺縁起を骨子に、主人公の名を賢学とする『賢学草子』系統の伝本。本書は、三井寺の僧賢学が前世の因果により、結ばれるとお告げに聞いた娘の存在を確かめるべく、遠江国橋本宿に辿り着いたところから始まる。賢学は、この地の幼い姫がお告げに聞いた娘と思い、殺そうと斬りつけ逃げたが、姫は一命を取り留める。数年後、清水寺で賢学は美しい姫と出会い、結ばれるも、過去に殺そうとした姫だと気づいた賢学は熊野へ逃げ、追いかける姫は日高川でその姿を大蛇へと変える。道成寺縁起の結末では法華経の功徳を説くが、本書では寺の名もなく、男女の悲劇として物語を終える。 #八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料

古代東アジア世界史論考―改訂増補 隋唐の国際秩序と東アジア―

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
12,100
金子修一著、八木書店、平31、1冊
東アジア史をリードする著者が、中国を中心とした東アジア諸国の新たな世界像を提示
中国を中心に、邪馬台国・倭国、渤海、突厥、高句麗、百済など、周辺諸国を含む古代東アジアの国際秩序を、論考25本で解き明かす。

【内容説明】
【本書のみどころ】
①東アジア史研究の第一人者、待望の最新論文集
東アジア史をリードする著者、待望の論文集。『隋唐の国際秩序と東アジア』(名著刊行会、2001年)の論考11本に加筆、さらに新稿3本と旧著未収録11本の合計25本の論考と索引を収録。
②東アジア世界論の再検討
これまで定説とされてきた「冊封体制論」「東アジア世界論」を徹底検証し、あらたな世界像を提示。古代中国を中心に、日本(倭)や渤海など周辺諸国で形成された東アジアの国際環境を知る必読文献。
③邪馬台国や倭国・古代日本の実像に迫る
古代日本に関する中国史料を中国史から検証し、古代日本の実像を明かす。邪馬台国の所在を記す「魏志倭人伝」や倭の五王を記した「宋書」を読み解き、東アジア世界における倭国の位置を検証する。
④外交文書(国書)の最新研究
好評につき増刷した『訳註日本古代の外交文書』(八木書店刊行)の代表編者である著者の、外交文書(国書)に関する論考を収録。従来顧みられなかった北朝や東南アジア諸国の国書などを検討し、外交文書の特質を明らかにする。
⑤渤海や突厥、高句麗・百済など周辺諸国も
渤海や突厥、高句麗・百済など、中国を取り巻く日本以外の周辺諸国を取り上げ、国際関係とその秩序を具体的かつ複眼的に考察する。
⑥新発見史料を用いた最新研究
近年新たに発見された史料である百済人墓誌「禰氏墓誌」や、古代日本人を描いた絵画資料「梁職貢図」など、新出史料を用いた最新知見の数々を収録。


#八木書店出版物/古代/単行本◆歴史
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12,100
金子修一著 、八木書店 、平31 、1冊
東アジア史をリードする著者が、中国を中心とした東アジア諸国の新たな世界像を提示 中国を中心に、邪馬台国・倭国、渤海、突厥、高句麗、百済など、周辺諸国を含む古代東アジアの国際秩序を、論考25本で解き明かす。 【内容説明】 【本書のみどころ】 ①東アジア史研究の第一人者、待望の最新論文集 東アジア史をリードする著者、待望の論文集。『隋唐の国際秩序と東アジア』(名著刊行会、2001年)の論考11本に加筆、さらに新稿3本と旧著未収録11本の合計25本の論考と索引を収録。 ②東アジア世界論の再検討 これまで定説とされてきた「冊封体制論」「東アジア世界論」を徹底検証し、あらたな世界像を提示。古代中国を中心に、日本(倭)や渤海など周辺諸国で形成された東アジアの国際環境を知る必読文献。 ③邪馬台国や倭国・古代日本の実像に迫る 古代日本に関する中国史料を中国史から検証し、古代日本の実像を明かす。邪馬台国の所在を記す「魏志倭人伝」や倭の五王を記した「宋書」を読み解き、東アジア世界における倭国の位置を検証する。 ④外交文書(国書)の最新研究 好評につき増刷した『訳註日本古代の外交文書』(八木書店刊行)の代表編者である著者の、外交文書(国書)に関する論考を収録。従来顧みられなかった北朝や東南アジア諸国の国書などを検討し、外交文書の特質を明らかにする。 ⑤渤海や突厥、高句麗・百済など周辺諸国も 渤海や突厥、高句麗・百済など、中国を取り巻く日本以外の周辺諸国を取り上げ、国際関係とその秩序を具体的かつ複眼的に考察する。 ⑥新発見史料を用いた最新研究 近年新たに発見された史料である百済人墓誌「禰氏墓誌」や、古代日本人を描いた絵画資料「梁職貢図」など、新出史料を用いた最新知見の数々を収録。 #八木書店出版物/古代/単行本◆歴史

史料纂集古記録編 第199回配本 楽只堂年録7

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
15,400
宮川葉子校訂、八木書店、平31、1冊
徳川第5代将軍綱吉の側用人、柳沢吉保の公用日記!

【内容説明】
大和郡山の柳澤文庫所蔵の原本を使用して、今回、初の全文翻刻。元禄15年(1702)4月、柳沢家は火災により記録類を焼失。吉保は、荻生狙徠に命じて各所に遺る記録類を蒐集させて同年末までに公用日記を復元させた。
全229巻を全9冊として刊行予定。柳沢吉保の高祖父に始まり、宝永6年(1709)6月、嫡男吉里に家督を譲るまでの記録である。
徳川綱吉の側用人として、川越藩主→甲府藩主→大和郡山藩主となり、ついには大老格となる吉保の生涯を知る根本史料である。
元禄時代を中心に、政治史・文化史・経済史・文学史の研究に必要不可欠な一級史料である。

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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15,400
宮川葉子校訂 、八木書店 、平31 、1冊
徳川第5代将軍綱吉の側用人、柳沢吉保の公用日記! 【内容説明】 大和郡山の柳澤文庫所蔵の原本を使用して、今回、初の全文翻刻。元禄15年(1702)4月、柳沢家は火災により記録類を焼失。吉保は、荻生狙徠に命じて各所に遺る記録類を蒐集させて同年末までに公用日記を復元させた。 全229巻を全9冊として刊行予定。柳沢吉保の高祖父に始まり、宝永6年(1709)6月、嫡男吉里に家督を譲るまでの記録である。 徳川綱吉の側用人として、川越藩主→甲府藩主→大和郡山藩主となり、ついには大老格となる吉保の生涯を知る根本史料である。 元禄時代を中心に、政治史・文化史・経済史・文学史の研究に必要不可欠な一級史料である。 #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

新天理図書館善本叢書23 奈良絵本集 1

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
36,300
天理大学附属天理図書館編、八木書店、平30、1冊
【高精細カラー版】
伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録!
高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に!

【目次】
[1]天神縁起絵巻(室町末期写、一軸)  〔解題〕恋田知子
[2]八幡大菩薩御縁起(江戸中期写、二軸) 〔解題〕恋田知子
[3]鼠の草子絵巻(室町末期写、一軸) 〔解題〕齋藤真麻理
[4]鼠の草子絵巻別本(江戸初期写、一軸) 〔解題〕齋藤真麻理
[5]やひやうゑねずみ(江戸初期写、一冊) 〔解題〕石川透

#八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料
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36,300
天理大学附属天理図書館編 、八木書店 、平30 、1冊
【高精細カラー版】 伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録! 高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に! 【目次】 [1]天神縁起絵巻(室町末期写、一軸)  〔解題〕恋田知子 [2]八幡大菩薩御縁起(江戸中期写、二軸) 〔解題〕恋田知子 [3]鼠の草子絵巻(室町末期写、一軸) 〔解題〕齋藤真麻理 [4]鼠の草子絵巻別本(江戸初期写、一軸) 〔解題〕齋藤真麻理 [5]やひやうゑねずみ(江戸初期写、一冊) 〔解題〕石川透 #八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料

新天理図書館善本叢書11 類聚名義抄 観智院本3 僧

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
49,500
天理大学附属天理図書館編、八木書店、平30、1冊
【高精細カラー版】
古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行!
大型判で可読性が格段に向上!

【内容説明】
平安時代の訓読を知る最大の資料

平安時代末期に編集された、漢字・漢語を編目により類聚した音訓漢和辞典で、編者は未詳。標出漢字は約三万二千語、和訓は約三万四千語、朱筆で付された声点(アクセント記号)も約一万語におよぶ大辞典で、その膨大な量の和訓は平安時代における訓読語彙の実態を知る最大の資料である。現存諸本には原撰本・改編本の二種があり、原撰本は院政期頃、法相宗関係の僧侶が撰したとされる。 所収本は改編本に属し、鎌倉時代末期の書写と考えられ、撰者は真言宗の学僧といわれる。現存する改編本の唯一の完本である。東寺観智院旧蔵、江戸時代末期に伴信友の紹介により初めて世に知られた。 本書の篇目に「朱音者正音也。墨声者和音也。片仮名有朱點者皆有證據亦有師説。無點者雑々書中随見得注付之」とあり、朱墨訓点各々の使い分けを明示している。朱・墨の別が辞書機能の一部をになう本書において、カラー版はもっとも望まれた複製である。

〔解題〕大槻信(京都大学大学院教授)

#八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
49,500
天理大学附属天理図書館編 、八木書店 、平30 、1冊
【高精細カラー版】 古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行! 大型判で可読性が格段に向上! 【内容説明】 平安時代の訓読を知る最大の資料 平安時代末期に編集された、漢字・漢語を編目により類聚した音訓漢和辞典で、編者は未詳。標出漢字は約三万二千語、和訓は約三万四千語、朱筆で付された声点(アクセント記号)も約一万語におよぶ大辞典で、その膨大な量の和訓は平安時代における訓読語彙の実態を知る最大の資料である。現存諸本には原撰本・改編本の二種があり、原撰本は院政期頃、法相宗関係の僧侶が撰したとされる。 所収本は改編本に属し、鎌倉時代末期の書写と考えられ、撰者は真言宗の学僧といわれる。現存する改編本の唯一の完本である。東寺観智院旧蔵、江戸時代末期に伴信友の紹介により初めて世に知られた。 本書の篇目に「朱音者正音也。墨声者和音也。片仮名有朱點者皆有證據亦有師説。無點者雑々書中随見得注付之」とあり、朱墨訓点各々の使い分けを明示している。朱・墨の別が辞書機能の一部をになう本書において、カラー版はもっとも望まれた複製である。 〔解題〕大槻信(京都大学大学院教授) #八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料

橿原考古学研究所論集 第17

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
24,200
奈良県立橿原考古学研究所編、八木書店、平30、1冊
大和を掘る!
最新の発掘調査をふまえて論考!
考古学を中心に、周辺分野の専門家を交えた学際的な執筆陣!


#八木書店出版物/考古学/単行本◆歴史
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
24,200
奈良県立橿原考古学研究所編 、八木書店 、平30 、1冊
大和を掘る! 最新の発掘調査をふまえて論考! 考古学を中心に、周辺分野の専門家を交えた学際的な執筆陣! #八木書店出版物/考古学/単行本◆歴史

新天理図書館善本叢書10 類聚名義抄 観智院本2 法

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
49,500
天理大学附属天理図書館編、八木書店、平30、1冊
【国宝】鎌倉末期(十四世紀)写 十一冊

【高精細カラー版】
古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行!
大型判で可読性が格段に向上!

【内容説明】
平安時代の訓読を知る最大の資料

平安時代末期に編集された、漢字・漢語を編目により類聚した音訓漢和辞典で、編者は未詳。標出漢字は約三万二千語、和訓は約三万四千語、朱筆で付された声点(アクセント記号)も約一万語におよぶ大辞典で、その膨大な量の和訓は平安時代における訓読語彙の実態を知る最大の資料である。現存諸本には原撰本・改編本の二種があり、原撰本は院政期頃、法相宗関係の僧侶が撰したとされる。 所収本は改編本に属し、鎌倉時代末期の書写と考えられ、撰者は真言宗の学僧といわれる。現存する改編本の唯一の完本である。東寺観智院旧蔵、江戸時代末期に伴信友の紹介により初めて世に知られた。本書の篇目に「朱音者正音也。墨声者和音也。片仮名有朱點者皆有證據亦有師説。無點者雑々書中随見得注付之」とあり、朱墨訓点各々の使い分けを明示している。朱・墨の別が辞書機能の一部をになう本書において、カラー版はもっとも望まれた複製である。

〔解題〕大槻信(京都大学大学院教授)


#八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料
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49,500
天理大学附属天理図書館編 、八木書店 、平30 、1冊
【国宝】鎌倉末期(十四世紀)写 十一冊 【高精細カラー版】 古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行! 大型判で可読性が格段に向上! 【内容説明】 平安時代の訓読を知る最大の資料 平安時代末期に編集された、漢字・漢語を編目により類聚した音訓漢和辞典で、編者は未詳。標出漢字は約三万二千語、和訓は約三万四千語、朱筆で付された声点(アクセント記号)も約一万語におよぶ大辞典で、その膨大な量の和訓は平安時代における訓読語彙の実態を知る最大の資料である。現存諸本には原撰本・改編本の二種があり、原撰本は院政期頃、法相宗関係の僧侶が撰したとされる。 所収本は改編本に属し、鎌倉時代末期の書写と考えられ、撰者は真言宗の学僧といわれる。現存する改編本の唯一の完本である。東寺観智院旧蔵、江戸時代末期に伴信友の紹介により初めて世に知られた。本書の篇目に「朱音者正音也。墨声者和音也。片仮名有朱點者皆有證據亦有師説。無點者雑々書中随見得注付之」とあり、朱墨訓点各々の使い分けを明示している。朱・墨の別が辞書機能の一部をになう本書において、カラー版はもっとも望まれた複製である。 〔解題〕大槻信(京都大学大学院教授) #八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料

史料纂集古記録編 第197回配本 経覚私要鈔10

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
14,300
小泉宜右校訂、八木書店、平30、1冊
室町時代の政治・経済・社会・宗教に関する一級史料!
大和の情勢・京都中央政界の動向等を詳細に記した摂関家出身の奈良興福寺別当、経覚の日記を翻刻!

【内容説明】
奈良興福寺大乗院別当第18世門主経覚(1395~1473)の日記。『私要鈔』の名は、原本の表紙に題せられたところである。原本は、独立行政法人国立公文書館に所蔵され、欠年もあるが、応永22年(1415)から文明4年(1472)までが現存。
 その内容は、興福寺内の寺務・寺領支配から国人の動向、大和の情勢、京都の動静にまでおよび、朝幕関係から幕府内部の動向も書かれている。嘉吉の乱から応仁・文明の乱勃発の時期までの政治・社会・経済史研究の一級史料である。
 経覚は、興福寺の実力者として、その職掌は寺内の法務から寺領の経営にまで多岐におよぶ。大和国内の興福寺の力関係から、同国内の支配、豪族や国人層との対応対立なども克明に記録する。
 この時期の史料としては、『大乗院寺社雑事記』とならぶ基本史料といえる。経覚は、本拠地の奈良から、常に京都の情勢を見据え、絶えず関心をはらっている。これには、彼の摂関家出身という貴族の出自が大きく影響している。
●第11 は、正誤表・経覚事歴年譜の予定です。

【目次】
別記・解題(本文完結)

#八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料
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14,300
小泉宜右校訂 、八木書店 、平30 、1冊
室町時代の政治・経済・社会・宗教に関する一級史料! 大和の情勢・京都中央政界の動向等を詳細に記した摂関家出身の奈良興福寺別当、経覚の日記を翻刻! 【内容説明】 奈良興福寺大乗院別当第18世門主経覚(1395~1473)の日記。『私要鈔』の名は、原本の表紙に題せられたところである。原本は、独立行政法人国立公文書館に所蔵され、欠年もあるが、応永22年(1415)から文明4年(1472)までが現存。  その内容は、興福寺内の寺務・寺領支配から国人の動向、大和の情勢、京都の動静にまでおよび、朝幕関係から幕府内部の動向も書かれている。嘉吉の乱から応仁・文明の乱勃発の時期までの政治・社会・経済史研究の一級史料である。  経覚は、興福寺の実力者として、その職掌は寺内の法務から寺領の経営にまで多岐におよぶ。大和国内の興福寺の力関係から、同国内の支配、豪族や国人層との対応対立なども克明に記録する。  この時期の史料としては、『大乗院寺社雑事記』とならぶ基本史料といえる。経覚は、本拠地の奈良から、常に京都の情勢を見据え、絶えず関心をはらっている。これには、彼の摂関家出身という貴族の出自が大きく影響している。 ●第11 は、正誤表・経覚事歴年譜の予定です。 【目次】 別記・解題(本文完結) #八木書店出版物/史料纂集 古記録編/翻刻資料

日本書紀の誕生―編纂と受容の歴史―

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
5,280
遠藤慶太・河内春人・関根淳・細井浩志編、八木書店、平30、1冊
日本最初の「正史」はどのように編纂され、読み継がれたのか
最新の研究成果をふまえ、多彩な分野の研究者21名が日本書紀を読む前に知らなくてはならない事項を書き下ろし
主要写本のカラー口絵・文献目録・関連史料集・写本一覧など付録満載

○日本書紀本文を読む前の入門書
奈良時代の編纂事情と、奈良時代以後に読み継がれた受容に着目し、その最新研究の最前線を示す。日本書紀本文を読む前に、知らなくてはならない事項を提示する、待望の日本書紀研究入門。

○学際的アプローチ
日本史、朝鮮史、日本文学、文化史、日本語学、漢籍受容史、思想史、神道史など、各界をリードする研究者21名が多角的・学際的に考察。全編書き下ろし。

○日本書紀編纂の謎に迫る
日本書紀の編纂資料の実態とは。幻の系図一巻とは。記事はどのように形成されたのか。日本書紀の本文表現に強く影響を与えた漢籍受容の実態とは。発掘された木簡が語る日本書紀「潤色」の論理とは。神話はどのように形作られたのか。暦の年月日記載から読み解く記事の信憑性とは。編纂にまつわる様々な謎を解き明かす。

○読み継がれた日本書紀の多面な受容の歴史
日本書紀講書の諸問題とは。日本書紀神話が変容し再生した中世日本紀とは。日本書紀の写本を残した吉田家の神道思想とは。日本書紀を読み継いだ痕跡「古訓」を読み解くために必要な知識とは。源氏物語にみえる日本書紀とは。奈良時代以後、様々な形で読み継がれた日本書紀受容・読書の歴史を明らかにする。

#八木書店出版物/古代/単行本◆歴史
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5,280
遠藤慶太・河内春人・関根淳・細井浩志編 、八木書店 、平30 、1冊
日本最初の「正史」はどのように編纂され、読み継がれたのか 最新の研究成果をふまえ、多彩な分野の研究者21名が日本書紀を読む前に知らなくてはならない事項を書き下ろし 主要写本のカラー口絵・文献目録・関連史料集・写本一覧など付録満載 ○日本書紀本文を読む前の入門書 奈良時代の編纂事情と、奈良時代以後に読み継がれた受容に着目し、その最新研究の最前線を示す。日本書紀本文を読む前に、知らなくてはならない事項を提示する、待望の日本書紀研究入門。 ○学際的アプローチ 日本史、朝鮮史、日本文学、文化史、日本語学、漢籍受容史、思想史、神道史など、各界をリードする研究者21名が多角的・学際的に考察。全編書き下ろし。 ○日本書紀編纂の謎に迫る 日本書紀の編纂資料の実態とは。幻の系図一巻とは。記事はどのように形成されたのか。日本書紀の本文表現に強く影響を与えた漢籍受容の実態とは。発掘された木簡が語る日本書紀「潤色」の論理とは。神話はどのように形作られたのか。暦の年月日記載から読み解く記事の信憑性とは。編纂にまつわる様々な謎を解き明かす。 ○読み継がれた日本書紀の多面な受容の歴史 日本書紀講書の諸問題とは。日本書紀神話が変容し再生した中世日本紀とは。日本書紀の写本を残した吉田家の神道思想とは。日本書紀を読み継いだ痕跡「古訓」を読み解くために必要な知識とは。源氏物語にみえる日本書紀とは。奈良時代以後、様々な形で読み継がれた日本書紀受容・読書の歴史を明らかにする。 #八木書店出版物/古代/単行本◆歴史

尊経閣善本影印集成61 小右記6〔第八輯 平安古記録〕

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
36,300
前田育徳会尊経閣文庫編、八木書店、平30、1冊
藤原氏全盛期の平安中期の基本史料
【高精細カラー版】

【内容説明】

【所収】寛仁元年(1017)・寛仁二年(1018)
【解題】加藤友康(明治大学大学院文学研究科特任教授)
 平安時代中期の公卿、藤原実資(九五七?~一〇四六)の日記。著者の出自と政治的位置とに伴う情報の豊かさと正確さ、それを記録する意欲の強さと表現能力の高さを兼備し、貴族の日記として代表的であるだけでなく、平安中期の基本的な史料として貴重。政治・儀礼・社会・家族・宗教・文化などの実態を知る最高の史料。尊経閣文庫では、古写本として全三十七巻を所蔵。本史料の自筆本は現存しないが多くの伝本があり、なかでも平安・鎌倉時代の書写になる尊経閣文庫所蔵本は伏見宮家旧蔵本、九条家旧蔵本(ともに宮内庁書陵部所蔵)などと並んでもっとも古く、質・量ともに極めて優れた古写本といえる。

#八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料
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クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き可 公費可 海外発送可 適格請求
36,300
前田育徳会尊経閣文庫編 、八木書店 、平30 、1冊
藤原氏全盛期の平安中期の基本史料 【高精細カラー版】 【内容説明】 【所収】寛仁元年(1017)・寛仁二年(1018) 【解題】加藤友康(明治大学大学院文学研究科特任教授)  平安時代中期の公卿、藤原実資(九五七?~一〇四六)の日記。著者の出自と政治的位置とに伴う情報の豊かさと正確さ、それを記録する意欲の強さと表現能力の高さを兼備し、貴族の日記として代表的であるだけでなく、平安中期の基本的な史料として貴重。政治・儀礼・社会・家族・宗教・文化などの実態を知る最高の史料。尊経閣文庫では、古写本として全三十七巻を所蔵。本史料の自筆本は現存しないが多くの伝本があり、なかでも平安・鎌倉時代の書写になる尊経閣文庫所蔵本は伏見宮家旧蔵本、九条家旧蔵本(ともに宮内庁書陵部所蔵)などと並んでもっとも古く、質・量ともに極めて優れた古写本といえる。 #八木書店出版物/尊経閣善本影印集成/影印資料

新天理図書館善本叢書21 源氏物語 池田本 9

八木書店古書部
 東京都千代田区神田神保町
37,400
天理大学附属天理図書館編、八木書店、平30、1冊
【高精細カラー版】
古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行!

【内容説明】
定家本(青表紙本)系統の諸本中、52巻中48巻が鎌倉末写の基幹巻である最重要古写本の全貌を初公開!

【目次】源氏物語九
早蕨・宿木・東屋

#八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料
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天理大学附属天理図書館編 、八木書店 、平30 、1冊
【高精細カラー版】 古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行! 【内容説明】 定家本(青表紙本)系統の諸本中、52巻中48巻が鎌倉末写の基幹巻である最重要古写本の全貌を初公開! 【目次】源氏物語九 早蕨・宿木・東屋 #八木書店出版物/新天理図書館善本叢書/影印資料

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