合本「南方ノ電気事業」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥220,000

（電気廳）、昭17、厚さ6.8cm、B5判、1冊

昭和17年中に刊行された南方電気事業資料20冊を合冊したもの。

何れもB5判で、謄写もしくはタイプ印刷。巻頭には「電気廳」用箋も綴じられており同庁が作成した資料ファイルと推測される。上記タイトルは仮表紙に墨書されたもの。

以下所収順。経年ヤケ及び個人小印有り。その他の瑕疵は下記。
なお文字数の関係上、発行者表記のうち「日本発送電株式会社総裁室企画課」は「日発」と、「大東亜電力調査室」は「調査室」と略しました。

●『蘭領東印度の電気事業概況』（日発・南方資料第十七號）●『蘭領東印度の電気事業』（日発・南方資料第十二號）●『蘭領東印度に於ける水力及電気事業の大要』（日発・南方資料第十一號）●『蘭領東印度の電気事業概観・南洋年鑑第三回版（昭和十二年）より抜萃』（日発・南方資料第七號）●『蘭印に於ける電気瓦斯事業の現状』（日発・南方資料第十號・僅かに書込有）●『蘭印に於ける水力電気』（日発・南方資料第二十號）●『蘭領東印度の電気事業』（満鉄調査部・調査室資料甲第十六號・僅かに書込有）●『佛領印度支那地方ニ於ケル地方病及其予防』（仏印資源調査団総務部羽鳥博士）●『（其ノ一）南方主要都市電気事業概要（英国エレクトリシャン1938／39電気事業要覧に據る）』（電気協会調査部・調査室資料甲第十二號・第9丁落丁）●『佛領印度支那の電気事業』（満鉄調査部・調査室資料甲第十五號）●『秘・蘭印水力地点視察経過報告書』（東京電燈株式会社・調査室資料甲第十號・1p朱線有）●『（一）蘭印電気事業関係（二）「トンダノ湖」水力関係調査』（南洋電力株式会社・調査室資料甲第十三號）●『佛印視察談』（弘山技師・ニュース會二）●『英領マレーの電気事業』（満鉄調査部・調査室資料甲第十七號）●『秘・北部「セレベス」「トンダノ」湖水力ニ関スル調査報告書・北部セレベス水力発電事業計画概要』（南洋電力株式会社・調査室資料甲第九號）●『蘭印の石炭鉱業』（日満支石炭連盟調査・調査室資料甲第十九號）●『南方開発金庫法案』（第七十九議会提出法律案・調査室資料甲第六號）●『南方電気事業概要』（調査室資料甲第八號）●『南方電気事業の電気方式』（調査室資料甲第十一號）●『南洋諸地方に於ける電気事業の概要』（満鉄調査室・調査室資料甲第十四號）●『蘭領東印度に於ける水力規定』（日発・南方資料第二十五號）

『同窓会誌』　第136号　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥2,200

攻玉社工学校同窓会、明35、42p、A5判、1冊

山崎鉉次郎「海水中に於る水硬膠接科の性行に関する報告」（独逸帝国工業試験所報告の訳文・39p）所収。

経年少ヤケ及び僅疵有り。綴割れ及び綴穴有り。

地下高速鉄道　丸の内線第一期建設工事の概要　昭和28年11月

港や書店
 東京都文京区大塚

￥5,500

帝都高速度交通営団、昭28、4p＋口絵2p＋折込1図、B5判、1冊

丸ノ内線第一期工事（池袋～御茶ノ水間）概要パンフレット。

巻頭口絵には写真13コマから成る「地下鉄道が出来るまで（裏面解説入）」、巻末には折込二色刷の「丸の内線及び銀座線沿線概況図」を所載する。

表紙には「日本交通学会第3回関東部会資料」と書込有り。経年ヤケ及び僅疵有り。

地下高速鉄道　丸の内線第二期建設工事の概要　昭和29年5月

港や書店
 東京都文京区大塚

￥4,950

帝都高速度交通営団、昭29、謄写4p＋青焼1図、B5判、1冊

丸ノ内線第二期工事（御茶ノ水～西銀座間）概要パンフレット。／経年ヤケ及び少疵有り。

巻末には青焼折込の「御茶ノ水―銀座西（数寄屋橋）間線路平面図（草案）」を所載。地下鉄計画線が赤鉛筆で図示され、タイトルの（草案）は二重線で消去されている。

地下鉄道新線建設計画　昭和35年8月

港や書店
 東京都文京区大塚

￥6,600

帝都高速度交通営団、昭35、19p(折込3図入)＋折込1図、B5判、1冊

巻頭には折込色刷の「東京都市計画高速鉄道網図」、本文巻末にも折込の「都市計画第4号線新宿・荻窪間（方南町への分岐線を含む）路線図」「都市計画第2号線北千住・中目黒間路線図」「都市計画第5号線路線図」を所載する。／経年少ヤケ有り。

昭和32年度事業概要年報　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥11,000

仙台市交通局、昭33、87p(折込図表入)＋口絵写真1p、B5横判、1冊

口絵にはモノクロ写真4景（電車長町車庫・新霞の目自動車車庫・廣瀬橋掛替工事状況・長町自動車検車場）所載。／経年ヤケ有り。

昭和四年十月　第六十八回営業報告書　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥2,200

南海鉄道株式会社、昭4、32p、A5判、1冊

綴穴有り。本文には経年少ヤケ有り。表紙には経年少ヤケ、裏表紙には経年ヤケ及び少疵有り。

酪農日本の建設　＝酪農と縦貫自動車道＝　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥4,400

日本縦貫高速自動車道協会、昭30頃、27p、A5判、1冊

日本縦貫高速自動車道協会による「国土開発縦貫自動車道建設計画」趣意書。／経年少ヤケ有り。

建設の目的・酪農の有利性と振わざる理由・牛乳需要の見透し・酪農振興の方途、の全4章。植垣弥一郎（日本乳製品協会会長）序文入。

請願を兼て鉄道省の小運送政策並に運賃等級改正反対を論ず　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥3,300

日本運送協会会長・山崎吾一、昭3、8p、A5判、1冊

軽い中折れ。本文には経年薄ヤケ、表紙には経年ヤケ及び微疵有り。

中小私鉄の現状と危機の実態　―中小私鉄対策資料― ＜私鉄総連調査月報第9号＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥4,400

日本私鉄労働組合総連合会調査部発行、昭27、287p、B5判　謄写、1冊

全体に経年ヤケ有り。表紙には縁少疵、背表紙には上下端に剥離疵有り。

大都市交通近代化の研究　―東京地方交通問題の対策試案要綱― ＜経商論纂第62号・1955年7月＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥2,750

細野日出男、昭30、19p、B5判　謄写、1冊

中央大学経済・商業学会の『経商論纂』第62号。／経年ヤケ及び僅疵有り。

自動車運輸に就て　附　欧米諸国に於ける自動車運輸の現況

港や書店
 東京都文京区大塚

￥3,300

貴族院議員　工学博士男爵・斯波忠三郎、大12頃、15p＋20p、A5判、1冊

第46議会（大12）に於ける斯波の質問を受けて鉄道当局が頒布した冊子『新線の代りに自動車運転の可否』への意見書。

軽い中折れ有り。経年ヤケ及び少疵有り。

自動車に関する調査報告（第二輯）　昭和三年十月

港や書店
 東京都文京区大塚

￥8,800

鉄道省運輸局、昭3、271p＋折込40p、A5判、1冊

本文には経年少ヤケ及び僅ツカレ有り。表紙全体には経年疵及びヤケ、表紙には個人蔵印、背表紙にはタイトル記入有り。

普通独逸運送取扱人約款　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥2,750

小町谷操三述、(日本通運株式会社内)陸運法規研究会　非売、昭23、414p、B6判、1冊

全体に経年ヤケ有り。表紙には少擦れ疵・茶シミ・個人小印有り。

名古屋市を中心とする自動車運輸　昭和三年二月調 ＜附図欠＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥5,500

名古屋鉄道局、昭3、139p＋参考26p＋写真3p＋図版5p、A5判、1冊

巻頭口絵にはモノクロ写真6景（乗用自動車2種・名古屋駅頭バス2種・名古屋駅構内タクシー・貨物自動車）、折込地図1枚（名古屋附近ノ自動車路線）、図表6表（名古屋市旅客乗車人員・自動車輛数累年比較他）を所載する。

但し巻末ポケット収納の附図『管内自動車網』欠損。
全体に経年少ヤケ有り。表紙全体には少擦れ、背表紙には剥離疵、裏表紙下角には少欠け疵有り。

大阪市市内交通機関統制とバス問題　昭和九年八月

港や書店
 東京都文京区大塚

￥2,750

大阪都市協会編、(大阪市庁内)大阪都市協会、昭9、74p＋図版2枚、A5判、1冊

巻末には二色刷の「大阪市ノ南方ニ於ケル市営バス路線図」「市営バス・会社バス路線図」所載。

本文には経年薄ヤケ、巻末口絵には少ヤケシミ有り。表紙には経年ヤケ及び少疵有り。

大阪府下ニ於ケル小運送（第一回調査報告）　昭和九年八月

港や書店
 東京都文京区大塚

￥5,500

大阪府工業懇話会、大14、220p＋折込2図、A5判、1冊

折込の「鉄道軌道各駅及碇繋場貨物出入状況図」（少切目疵有り）と「倉庫配置図」所収。

本文には経年少ヤケ有り。表紙全体には経年ヤケ及び少ツカレ疵、背表紙には剥離疵有り。

タクシー経営と其の雇傭状態　 ＜労働調査報告第四十六号＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥1,100

大阪市社会部調査課、大15、107p、A5判、1冊

軽い中折れ有り。本文には経年少ヤケ有り。表紙には経年疵・ヤケ・シミ・蔵印消跡有り。

本邦自動車運輸自動車道事業ニ関スル調査　 ＜公益企業ニ関スル調査報告　第二編第六冊＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥4,400

財団法人東京市政調査会、財団法人東京市政調査会　非売、昭7、499p、B5判、1冊

本文中７ヶ所に蔵印消跡有り。本文には経年少ヤケ有り。一部ページの縁余白には少シミ及び少疵有り。表紙には経年疵大及びヤケ有り。

本邦地方鉄道事業ニ関スル調査　 ＜公益企業ニ関スル調査報告　第二編第七冊＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥8,800

財団法人東京市政調査会、財団法人東京市政調査会　非売、昭7、214p、B5判、1冊

国会図書館蔵印と労働科学研究所除籍印有り（終戦後の事情を記した労研除籍証明書付き）。
本文には経年少ヤケ、表紙には経年疵及び少ヤケ有り。

東京地方ノ高速度交通網ニ関スル調査書　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥66,000

帝国鉄道協会、昭16頃、226p＋折込図表類、B5変判　謄写、1冊

昭和13年8月から調査研究が重ねられ16年4月に原案可決した、東京市高速度交通網計画再編成に関する報告書。表紙に「巖秘」印有り。

本調査ノ趣旨・参酌事項（土地から交通機関欠陥まで）・地下鉄道ノ路線網・地下鉄道及関係郊外電車ノ規格統一・地下鉄道ノ助成方策・都市計画地方計画ノ遂行ト本会案路線網、の全6章から成る。色刷の「東京市高速度交通網図」を始めとする折込図表入。

本文は経年薄ヤケ有り。表紙には経年ヤケ及び少疵、背表紙上下端に剥離疵有り。

[仮題]　日本高周波重工業株式会社関係施設設計図　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥27,500

長谷部竹腰建築事務所、昭15-16、青焼図面5枚、各56×80cm前後、1組

昭和11年に朝鮮京城府で創立した日本高周波重工業（現・日本高周波鋼業）関係施設設計図。何れも「長谷部竹腰建築事務所」名義の表題欄が入った青焼図面5枚。

同社は京城本社を始め北品川・朝鮮城津・富山にそれぞれ工場を置いたが、後述の通り今回の図面は1枚を除き所在地不明。

以下5枚。何れも折畳保存。経年薄ヤケ有り。

●『日本高周波重工業株式会社鉄筋コンクリート煙突・詳細図』（第機―2號・昭和15年11月18日）／一般姿図及断面図を始め、煙道取合図・第一煙道部平面・頂部断面・第一煙道部断面・基礎部詳細他。
●『日本高周波重工業株式会社電撃炉工場・一般図ノ2』（第9－3號・昭和16年3月12日）／東西南北の立面図と軸組図を始め、A～C断面図・平面図・電撃炉空間仕切壁軸組図・基礎伏図・東側下屋小屋伏・事務室床伏図・事務室軸組図他。
●『日本高周波重工業株式会社電撃炉工場・木造部詳細図』（第9―4號・昭和16年3月8,18,20日）／越屋根新設・越屋根妻詳細・事務室詳細・北側外壁窓詳細・東側電機室出入口詳細・東側電機室詳細他。
●『日本高周波重工業株式会社電撃炉工場・機械基礎及ピット』（第9―5號・昭和13年4月6日←原文ママ）／電撃炉ピット平面図・イ～ロ号炉ピット縦断面・A～C断面。
●『日本高周波重工業北品川工場食堂更衣室出入口守衛室詳細』（第12號―・昭和16年3月8日）／タイムレコード室及び守衛室平面図・守衛室内部戸棚詳細・守衛室受付台詳細・タイムレコード室造材・食堂更衣室正面出入口及守衛室外部詳細。

[仮題]　「日本国憲法施行記念式典」式場設営工事資料　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥44,000

昭22頃、青焼仕様書1冊・青焼設計図5枚、1組

昭和22年5月3日、新憲法施行当日に皇居外苑で開催された「日本国憲法施行記念式典」の会場設営工事資料と思われる。

●『仕様書　工事名称：憲法施工（原文ママ）記念式場設営工事』（B5横判1冊・青焼3丁）／「工事場所：千代田区宮城外苑」の設営工事仕様書。仮設工事から撤去工事まで。
●『憲法記念式場設営工事設計図・図面番号1～5』（青焼5枚・各22.5×56cm）／「位置：千代田区宮城外苑」の設営工事設計図。「1.全体配置図」「2.式場配置図」「3.式場平面、立面、断面、床伏図」「4.式場各部断面、詳細」5.便所、天幕、立札等附属物詳細」の5枚。何れも折畳保存。。

「仕様書　工事名称：憲法施工記念式場設営工事／工事場所：千代田区宮城外苑」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥3,850

昭22頃、3丁、B5横判　青焼本、1冊

昭和22年5月3日、新憲法施行当日に皇居外苑で開催された「日本国憲法施行記念式典」の会場設営工事仕様書と思われる。工事から撤去工事まで。
タイトル中の「憲法施工」は原文ママ。経年薄ヤケ有り。

「砂川村住宅配置図」　 ＜住宅営団東京支所封筒入＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥27,500

昭21、51×78cm青焼、1枚

戦災復興期に於ける東京都立川駅前の集団住宅地区画配置図。「住宅営団東京支所」の茶封筒（経年疵大）に収められた青焼図面1枚。

区画の寸法と総戸番号が入った1/1,200区画図で、表題欄には上記タイトルを始め「昭和21.8.1」「直営課」「総敷地面積:44151.83坪」「総戸数:165棟」「建物型:復興2号」「建坪数:12坪」等と印字されている。

所載の案内図によると、立川駅前から立川通りを北上し立川基地引込線を少し越えた左側の一帯。
現在の栄町4丁目附近と思われ、戦時下に住宅営団が建設した「立川高松町住宅地」と同じ敷地だろうか。

「砂川村住宅配置図」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥22,000

昭21、51×78cm青焼、1枚

戦災復興期に於ける東京都立川駅前の集団住宅地区画配置図1枚。

区画の寸法と総戸番号が入った1/1,200区画図で、表題欄には上記タイトルを始め「昭和21.8.1」「直営課」「総敷地面積:44151.83坪」「総戸数:165棟」「建物型:復興2号」「建坪数:12坪」等と印字されている。

所載の案内図によると、立川駅前から立川通りを北上し立川基地引込線を少し越えた左側の一帯。
現在の栄町4丁目附近と思われ、戦時下に住宅営団が建設した「立川高松町住宅地」と同じ敷地だろうか。

[仮題]　東洋ランル株式会社新築設計図　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥88,000

昭12-13、青焼図面・計32枚、1組

東洋ランル株式会社（後の東洋繊維産業）の倉庫及作業所、事務所、社宅新築設計図。
文献上の確たる情報は得られなかったが、今回の資料から長谷部竹腰建築事務所時代の尾崎久助設計と推測される。

淀橋区の尾崎久助を差出人とする富樫市太郎（恐らく富樫組）宛て小包封筒（経年疵大）に収納された青焼図面計32枚。
封筒表書に「一、東洋ランル倉庫及作業所」「一、仝事務所」「一、仝社宅」と墨書加筆されている。同じく尾崎発・富樫宛の空封筒3通を附す。

●『東洋ランル株式会社倉庫及作業所建築仕上一覧表』（青焼1枚）／12年8月13日付けの図表。
●『東洋ランル株式会社倉庫及作業所新築設計図・第1号～第10号』（青焼10枚）／12年8－9月中の日付と「尾崎」の三文判が入った青焼設計図。「第1号（各階平面図）」から「第10号（屋上階段詳細）」まで計10枚。内第1号には加筆書込有り。
●『東洋ランル株式会社倉庫新築設計図・No.1～No.3』（青焼3種・計6枚）／上記「倉庫及作業所新築設計図」の第1～3号と若干デザインや細部が異なる青焼設計図。それぞれ重複して2枚ずつ、その内No.1と3の重複分には加筆書込が施されている。
●『事務所新築工事設計図』（青焼7枚）／大半に13年3-4月中の日付と「尾崎」のサインが入った青焼設計図。「平面及立面図（原図・推敲書入図・変更図の3枚）」「詳細図・一般矩計図・玄関詳細図・守衛矩計図（原図・変更図の2枚）」「地形伏及屋根布並小屋伏詳細図」「断面並天井伏」
●社宅設計図（青焼8枚）／大半に13年3-4月中の日付と「尾崎」のサインが入った以下3種・計8枚。／・『第壹號社宅新築工事設計図』／原図重複2枚と変更図1枚。・『第貳號社宅新築工事設計図』／原図・推敲書入図・変更図の3枚。・『掾側座敷廻り矩計図・四帖半矩計図・便所矩計図・玄関詳細図』／詳細部の寸法やデザインの異なる2枚。

[仮題]　理研金属株式会社坂出工場設計図　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥33,000

長谷部竹腰建築事務所、昭19、青焼図面9枚、各54×80cm前後、1組

戦局深まる昭和19年7-8月に於ける理研金属株式会社坂出工場の諸施設設計図。1枚を除き「長谷部竹腰建築事務所」名義の表題欄が入った青焼図面。
同年中に長谷部竹腰建築事務所は出資者である住友に合流し、住友土地工務株式会社へと吸収合併された。

以下9枚。何れも折畳保存。経年少ヤケ有り。

●『第3号・吸収液ポムプ室建家一般詳細図』
●『第10号・蒸留室軸組（其ノ二）』
●『第11号・蒸留室詳細図（其ノ三）』
●『第20号・製品倉庫』
●『第21号・材料倉庫』
●『第23号・工員更衣浴所（其ノ一）』
●『第27号・自動車々庫』
●『第29号・（職員工員）自転車置場』
●表題欄が切り取られた木造平屋施設の設計図1枚を附す。

[仮題]　東洋麻絲紡績株式会社　広島三原工場寄宿舎改築工事資料　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥22,000

（土木建築・後藤組）、大11以降、工事設計書1冊・工事明細書1冊・青焼図面2枚、1組

東洋麻絲紡績株式会社（現・トスコ）の三原工場寄宿舎改築工事資料。
郷誠之助等が設立した同社は大正11年に広島三原工場を開設。本資料はその木造二階建寄宿舎の改築工事。

●『東洋麻絲紡績株式会社三原工場寄宿舎改築工事設計書』（罫紙綴24丁・カーボンコピー）／普通罫紙4丁と「土木建築後藤組設計用紙」20丁から成る。二つ折り保存。地に付箋による見出し貼付有り。経年ヤケ及び少ツカレ有り。
●『東洋麻絲紡績株式会社三原工場寄宿舎改築工事明細書・東洋麻絲紡績株式会社御中』（土木建築後藤組設計用紙綴21丁・カーボンコピー）／随所に加筆修正書込有り。経年ヤケ及び少ツカレ有り。
●『廣島工場寄宿舎及娯楽室改築工事設計図・縮尺二百分ノ一・東洋麻絲紡績株式会社』（51×76.5cm青焼・1枚）／「九枚ノ内一号」の本図には一・二階平面図を所載。折畳保存。経年薄ヤケ及び微孔疵有り。
●上記図面と同寸の無題青焼設計図1枚を附す。上図とは形状の異なる二階建寄宿舎及び娯楽室。一・二階平面図、階上小屋伏図、階下床伏図、地形伏図を所載。折畳保存。経年薄ヤケ有り。

「住友銀行赤羽支店模様替工事　二階間仕切壁、出入口、カウンター棚建具」

港や書店
 東京都文京区大塚

￥3,850

長谷部竹腰建築事務所、昭15、青焼　54×80cm、1枚

住友銀行赤羽支店模様替工事設計図。

「長谷部竹腰建築事務所」名義の表題欄が入った昭和15年8月6日付けの青焼図面。
表題の通り出入口詳細図・カウンター下棚廻り詳細図・間仕切壁詳細図（2種）に加えて、それらを図示した一・二階平面図を所載する。

六億圓記念生命保険展覧会写真帖　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥3,850

大倉増純編、日本生命保険株式会社　非売、昭2、題辞＋写真82枚＋図表3枚、B5横判、1冊

大阪三越に於ける「生命保険展覧会」写真帖。会場光景・出品陳列・来賓・講演・演芸会等。

本文には経年薄ヤケ有り。表紙には経年少疵及びクスミ、背表紙には剥離疵有り。

百億円達成記念写真帖　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥4,400

社団法人生命保険会社協会、社団法人生命保険会社協会　非売、昭10、片面印刷　写真50枚＋附録16枚、･･･

東京及び大阪に於ける生命保険展覧会写真帖。

扉に「第一徴兵蔵書」印有り。本文には経年少ヤケ、表紙には経年擦れ有り。

北方大観　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥8,800

小森仁三郎、国風会出版部、大14、記事50p＋写真96p＋折込1図　正誤表共、B4判、1冊

西比利亜・勘察加・薩加蓮・満蒙・北樺太の写真と解説。折込の色刷地図入。

函欠の裸本。経年薄ヤケ有り。表紙には極僅か擦れ有り。

[仮題]　埼玉県消防協会　火の用心ポスター2枚　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥5,500

戦前、各77×54㎝前後　色刷、2枚

●『火の用心！十二月一日防火デー』／埼玉県消防協会・埼玉県警察部の連名ポスター。着火したマッチとビルディングの意匠。／経年薄ヤケ及び僅ツカレ有り。下端に少破れ疵と裏打補修箇所有。

●『火の用心・五月三日奉載式記念日』／埼玉県消防協会ポスター。マッチと炎の意匠。／経年薄ヤケ及び僅ツカレ有り。

★丸筒に収納してお届けいたします。

公園史と風景論　小寺駿吉論文集　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥5,500

千葉大学園芸学部造園学科風景計画論研究室、千葉大学園芸学部造園学科風景計画論研究室　非売、昭51、3･･･

全55篇所収。／裸本。扉～口絵ページに経年少ヤケ有り。

[ポスター]　「明るい電照のおすゝめ」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥5,500

福島電燈株式会社、戦前、76×53cm色刷、1枚

煌々と輝く照明の下で読書をする二人の女の子。ソファの脇にもランプがある。

全体に薄きクスミと巻き皺有。左右縁に劣化小疵と切れ目補修少有。所々に丸めた際に出来た天地金具による錆びシミ有。

●丸筒に収納してお届けいたします。

[仮題]　日本橋・原泉堂　「火の用心」「萬引御用心」貼り紙　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥2,200

東京日本橋區濱町三丁目壹番地・原泉堂、東京日本橋區濱町三丁目壹番地原泉堂　非売品、戦前、各77×26･･･

黒地に白抜き文字で印刷された注意書き貼紙2枚。／折畳保存。経年ヤケ及び少シミ有り。

[独]　OLYMPIA ZEITUNG　Nummer 1-30 合本

港や書店
 東京都文京区大塚

￥33,000

Reichssportverlag、Offizielles Organ der XI. Olympi･･･

1936年ベルリンオリンピックの公式日刊新聞合本。

開会前である7月21日の創刊号から、閉会後となる8月19日の終刊号まで計30部揃い。A3変判の大判紙面で各16～32P。布装の特製表紙で合本。

紙面は経年少ヤケ・中折れ跡有。一部頁縁に切目少有。但し創刊号の巻頭頁小口側には文字に掛かる欠損疵（縦9×横最大4cm）有。
布表紙は少ヤケシミ及び少疵有。

東京府消防協会・警視庁・東京府・東京市　火の用心ポスター　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥6,600

戦前、2枚

上記四団体による「火の用心」ポスター2種。何れも大きな台紙にデザインポスターや標語を貼り交ぜたもの。／丸筒に収納してお届けいたします。

●1枚（87×60㎝）はリアルに描かれた炎上する市街のデザインポスターと、標語3種。一部少クスミ有り。
●もう1枚（89×69cm）は抽象化された市街地火災のデザインポスターと、イラスト入の防火標語4種。縁部に経年少疵有り。

[ポスター]　「安全で愉快な市設のボート遊び」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥3,300

東京市、戦前、78×54cm二色刷、1枚

藍色のバックに白抜きされたボートの絵柄。「上野公園不忍池・井の頭公園地・隅田公園プール・年中休みなし」。

但し縁数ヶ所に欠損疵有。上下端に金具外し跡有。経年少ヤケ有り。

●丸筒に収納してお届けいたします。

[ポスター]　「新緑の京都へ　嵐山舟遊祭　五月二十日（日曜）午後」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥16,500

京都市観光課、戦前、77×53cm色刷、1枚

京都嵐山の大堰川で催される車折神社の例祭神事「舟遊祭」（現・三船祭）ポスター。船首に巨大な龍を施した「龍頭船」が鮮やかな彩色で描かれている。

経年薄ヤケ及び縁微疵。下辺の金属枠との接着部分に僅かな切れ目有。

●丸筒に収納してお届けいたします。

[仮題]　保生園新築工事設計資料断片　 ＜保生本部設計図1枚共＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥77,000

保生園建築事務所・富樫市太郎旧蔵、昭12‐14頃、青焼図面13枚・調書2冊・富樫宛葉書1枚　保生会封･･･

昭和14年に開院した北多摩郡東村山村の結核療養所・保生園新築設計資料断片（青焼図面12枚・調書2冊）。
その運営団体である(財)保生会の「保生本部」（神田三崎町）設計図1枚を附す。

何れも設計は松本與作と大澤源之助、施工は清水組。「財団法人保生会」茶封筒（A4判・経年疵有り）に収納されている。

●保生園設計図が11枚。以下の通り立面図や全体平面図は含まず詳細図の断片のみ。多くに「大澤」の承認印有り。／そのうち表題欄に「工事名：保生園新築設計図」「株式会社清水組」とある図面が5枚。『中庭マワリ詳細（13年10月6日）』（加筆有り）『渡廊下詳細図（14年1月）』『病棟食堂引分戸及売店引戸（14年3月5日）』『便所掃除具入及空気抜（14年3月10日）』『病棟便所内便器棚（14年3月11日）』／表題欄に工事名称として「保生園新築工事」とある図面が4枚。『渡廊下外部出入口詳細（14年1月8日）』『渡廊下スロープ詳細（同日）』『渡廊下詳細（14年1月12日）』（加筆有り）『診療棟地下室消毒室洗濯室採光間仕切詳細（14年2月21）』／その他2枚。『保生園調理室設備（14年5月3日）』『保生園防火壁之図』
●『住宅案 S:1/100』と題された青焼の住宅計画図が1枚。裏面に「拾坪住宅案」とペン書きされており、下記調書にも記載のある十坪住宅の図案と推測される。イロハ三案の住宅プランについてそれぞれ立面図と間取図を所載。上記の清水組図面にもあった「Seki」のサインが記されている。
●B5判・タイプ印刷の『保生園建物総括調書・保生園建物坪数調書』（7丁）と『保生園病舎収容人員及建物坪数調書』（7丁）の計2冊。なお入園料標準のデータには「昭和16年5月1日現在」とある。
●『保生本部設計図・縮尺二百分之一』が1枚。／枠外に「1937.1.26」の日付が入った地階～5階の各階平面図。鉛筆による加筆箇所有り。
●「東京府下北多摩郡東村山字野口・保生園建築事務所・富樫市太郎様」宛ての「マルキヤ写真店」年賀葉書（昭和14年元旦）1枚を附す。

「東扇堂商店建築設計圖」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥19,800

富樫組設計、戦前、肉筆図面3枚・青焼図面3枚、各38×54cm前後、1組

「No.1～3」の図面番号が付された「東扇堂商店建築設計圖」。
トレース紙に引かれた肉筆図面3枚と、それを原図とする青焼図面3枚。原図には「富樫組設計之印」の朱角印が押されている。

いわゆる看板建築様式の二階建て商店。正面詳細図では屋号看板の脇に扇子を象ったモザイクタイルが確認出来る。浅草雷門の老舗扇子店・東扇堂だろうか？。

●『東扇堂商店建築設計圖No.1・各平面図』（肉筆1枚・青焼1枚）／第一階平面図・第二階平面図・小屋平面図・二階床梁配置図・地形及土台伏まで所載。青焼には中心部に小孔疵有り
●『東扇堂商店建築設計圖No.2・各所矩計図』（肉筆1枚・青焼1枚）／本家断面矩計図・貸家正面矩計・貸家側面矩計を所載。
●『東扇堂商店建築設計圖No.3・正面詳細図』（肉筆1枚・青焼1枚）／但し肉筆図面の中心部に2ヶ所に亘る小孔疵有り。青焼図面には影響無いので、後年出来た疵と思われる。

「代々木徳川邸新築平面図」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥77,000

（東京市神田区旭町）富樫組、大13頃か、青焼図面3枚　富樫組封筒入、1組

代々木上原の紀州徳川侯爵邸「静和園」新築設計図と思われる。上記タイトルが墨書された富樫組茶封筒（A4判・経年疵大）収納の青焼図面3枚。

関東大震災により麻布区飯倉町の紀州徳川家本邸は大きな被害を受け、第15代当主賴倫侯の代で豊多摩郡代々幡町代々木上原へ移転、本図にある代々木上原邸（通称・静和園）が建築された。その後の徳川家は財政難による家財処分を繰り返し、昭和13年に静和園も五島慶太を通じて売却分譲されたという。
なお上述の通り建物の竣功は大正末年と推測されるが、富樫組封筒の日付欄は年号が昭和となっている。

以下、青焼図面3枚。
何れも折畳保存。折目や縁に経年僅疵有り。なお各図面のクレジットは下記のタイトルのみで、「富樫組」を始め製図者や設計施工者のクレジットは無い。

●『代々木徳川侯爵御本邸新築平面圖・縮尺壹万分之壹尺』（78×108cm）／本邸全体の平面図。敷地中央部に母屋と思われる一棟が置かれ、渡り廊下を経て左翼に事務所棟、右翼に客間棟(？)と思われる建物が計画されている。敷地内にはその他「木骨タイル張り三階建・倉庫」「鉄筋コンクリート三階建・第壹重宝庫」有り。
●『代々木徳川家御本邸新築平面圖・縮尺百分之壱』（54×79cm）／本邸のうち母屋棟の各階平面図と思われる。一階・二階と思しき平面間取図に加えて「地下室」も所載。但し母屋の間取は上の全体図と若干異なる。
●『徳川家第壹重宝庫新築設計図・縮尺貳拾分之壱』（78×55cm）／上の全体図にある「鉄筋コンクリート三階建・第壹重宝庫」の矩計図。

[仮題]　一橋大学基督教青年会「一橋寮」新築設計図　 ＜設備仕様書2冊共＞

港や書店
 東京都文京区大塚

￥220,000

昭9-10頃、青焼図面18枚・肉筆図面1枚・設備仕様書2冊、1組

昭和10年に中野から国立に移転したYMCA一橋寮（尾崎久助設計）新築設計図。
大半に昭和9-10年中の日付が入った設計図19枚（青焼18枚・肉筆1枚）。図面中に所在地を示す記述は無いが、後述する2冊の設備仕様書では「国立町一橋寮」とされている。

因みに翌11年には国立の一橋大学予科構内にも学生寮「一橋寮」が開寮している。本図面では2階にステンドクラス付きの礼拝室が計画されており、『一橋基督教青年会130年史』（同会・2019年）に於ける建物内の描写と照らしてもYMCA一橋寮と同定出来る。

●図面番号が振られた『一橋寮新築設計圖』が以下12枚。ほぼ全てに「9.9.16」の日付と「尾崎」の三文判が入った青焼設計図。そのうち経年疵・切目及び破れ疵・加筆書込み等含む。／『第壹號（南・西側立面図、壱・貳階平面図）』『第壹號（上記図面に電気設備を加筆）』『第貳號（背面図、横・縦断面図、東側立面図）』『第参號（二階床梁及下家小屋伏図、二階小屋伏図、南側軸組図、地形配置図、一階床伏図他）』『第四號（矩計図）』『第五號（浴室及非常階段詳細図、内玄関廻り詳細図）』『第六號（建具図、家具配置図他）』『第六號（上記図面に加筆）』『第七號（建具図、家具配置図）』『第八號（門及び外灯設計図、建物配置図他）』『第十七號（庭門設計図、敷石庭門物置物干配置図）』『第十七號（上記図面に加筆）』
●その他、青焼図面が6枚／『一橋寮新築工事工程表』（11月から明けて3月までの各工事工程表）『一橋寮家具設計図其一・二』（2枚・何れも昭和10.3の日付入）『（無題）ステンドグラス・回転窓・彫刻取付図』（尾崎名義の指示書記入有り）『一橋寮電灯配線図』（9年12月10日・建築照明新興社・配線等記入有り）『（無題）照明器具設計図』（礼拝堂シャンデリアから裏門灯まで18種所載）
●鉛筆書きのオーナメント設計図が1枚。／「P」と「X」をあしらったエンブレムオーナメントで、上記図面中にも建物数ヵ所に描かれている。恐らく原寸図。
●『一橋寮給排水設備工事仕様書』（罫紙綴にカーボンコピー・5p）『一橋寮電気設備工事仕様書』（罫紙綴にカーボンコピー・8p）の2冊を附す。何れも巻頭に「国立町一橋寮」の記述がある。「尾崎」印有り。

「浅草公園仲見世改築設計図　四枚ノ内貳　縮尺百分一・廿分一」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥33,000

大14頃、青焼　68×102cm、1枚

上記タイトル以外のクレジットは無いが、大正14年9月に竣工した浅草仲見世商店街の震災復興建築（東京市営繕課設計）設計図と思われる。

全4枚中第2図の本図には、連鎖商店の正面図・雷門側々図・背面図・横断路線側々図・平面図と、うち一店舗の矩計図・通路横断図・平面図・詳細図を所載する。

折畳保存。経年薄ヤケ及び少皺有り。

[仮題]　葛西萬司設計　目白・竹内邸新築設計図　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥220,000

（東京市神田区旭町）富樫組、大15以前か、青焼図面10枚・肉筆図面2枚　富樫組封筒入、1組

辰野葛西事務所名義で葛西萬司が設計した「目白竹内邸」新築設計図。
「目白竹内邸工事用図面在中　現場用」と墨書された富樫組茶封筒（A4判・経年疵大）収納の設計図12枚（青焼10枚・肉筆2枚）。大半の図面に「辰野葛西事務所・工学博士葛西萬司設計之印」が押印されている。

浅学にして目白の竹内邸については特定出来ず、図面作成や竣功の年度も不明。
葛西は明治36年に辰野金吾と共に辰野葛西建築事務所を設立し、大正8年に辰野が逝去し独立事務所を立ち上げた後も、大正末頃までは辰野葛西建築事務所名義で設計活動を行なっていたという。因みに富樫組封筒の日付欄は年号が昭和となっている。

●図面番号が振られた『目白竹内邸建築圖』が以下11枚（青焼10枚・肉筆1枚）。そのうち経年疵・切目及び破れ疵・加筆書込み・富樫記名等含む。
『第貳號（東西南北の建図）』
『第参號（ABCD断面図・一二階天井伏図）』
『第四號変更図（洋風居間詳細図）』
『第五號（矩形図・露台詳細図他）』
『第六號（応接室詳細図・台所廻り詳細図・便所詳細図他）』
『第七號（玄関廻り詳細図・応接室出入口詳細図・玄関廊下境戸襖詳細図・女中室掃出窓詳細図）』
『第八號（階段詳細図・化粧棟詳細図・小屋組詳細図・屋根妻詳細図・納戸詳細図他）』
『第拾貳號（肉筆図面・門塀排水工事之図）』
『変第貳號（湯殿洗面脱衣室廻り詳細図）』
『変第参號（便所詳細図）』
『変第六號（台所詳細図）』

●その他、肉筆の『竹内邸塀基礎変更圖』（「辰野葛西事務所印」有り）1枚を附す。

「岩手病院建築圖　第七號　縮尺弐拾分之壱」　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥16,500

辰野葛西事務所・葛西萬司設計、大15頃、青焼　103×78cm、1枚

辰野葛西事務所名義で葛西萬司が設計した「岩手病院」（大正15年竣工、現・岩手医科大学）新築設計図の1枚。

「辰野葛西事務所・工学博士葛西萬司設計之印」の押印がある青焼図面で、図面番号第7号の本図は「A-B断面図」「二階平面図」「一階平面図」を所載している。
葛西は明治36年に辰野金吾と共に辰野葛西建築事務所を設立し、大正8年に辰野が逝去し独立事務所を立ち上げた後も、大正末頃までは辰野葛西建築事務所名義で設計活動を行なっていたという。

折畳保存。経年薄ヤケ有り。

「第拾貳號　井上醫學博士邸スチールサッシ現寸圖　大正拾四年九月二日　曾禰中條建築事務所」

港や書店
 東京都文京区大塚

￥11,000

大14、トレース紙・墨、54×77.5cm、1枚

曾禰中條建築事務所による井上医学博士邸（大正15年2月竣工）新築設計図の1枚。
トレーシングペーパーに描かれた肉筆図面で、図面番号第12号の本図はスチールサッシの原寸設計図。

折畳保存。経年ヤケ及び少ツカレ疵有り。

[仮題]　「大阪健康農園」計画資料　

港や書店
 東京都文京区大塚

￥44,000

渡邊仁建築工務所／長谷部竹腰建築事務所、昭16、青焼図面3枚・調書5冊、1組

広大な敷地に医療施設と多数の寄宿舎を擁する「大阪健康農園」建設計画資料。

「大阪健康農園」なる計画については何の情報も得られず不明。
図面と調書から診察室・検査室・手術室・レントゲン室・薬局・体力検査場等を擁する医療施設である事が分かり、更に一等から四等に至る多数の寄宿舎が計画されている事から、何らかの疾患療養所だと推測される。

●『大阪健康農園本館配置図・縮尺1/600』（40×56cm青焼・1枚）／「原案」と朱書きされた敷地全体の配置計画図。アプローチから車寄、本館と附属施設、その両翼に多数の寄宿舎が計画されている。表題欄には左記タイトルに加えて「昭和16年7月16日」「渡邊仁建築工務所／長谷部竹腰建築事務所」「山根（三文判）印」とあり、更に枠外に「16-10-7訂正」「16-11-20訂正」と印字されている。
●『（仮題）大阪健康農園本館配置図・B案』（40×56cm青焼・重複2枚）／上記配置図の変更計画と思われる。表題欄が無い代わりに「B」と印字されており、更に「16-12-24」の朱書きと「山根」の朱印がある。／施設や寄宿舎の配置に変更点が見られる。図面中数ヵ所に僅かな朱書きの加筆があり、それが若干異なる2種2枚。
●『大阪健康農園建物予定坪数・本館及其他附属舎建物坪数調書』（B5判タイプ印刷・8丁）
●『建物総坪数推算調書・寄宿舎室別坪数調書・寄宿舎等級別収容人員調』（B5判タイプ印刷・3丁）
●『（一案）寄宿舎収容人員及建物坪数調書・寄宿舎建物調書』（B5判タイプ印刷・5丁）
●（三案）寄宿舎収容人員及建物坪数調書・寄宿舎建物調書』（B5判タイプ印刷・6丁）
●『各案ニ依ル収入比較・利用率90％ノ場合ニ於ケル入園料推算調書（一～三案）・利用率80％ノ場合ニ於ケル入園料推算調書（一～三案）』（B5判タイプ印刷・7丁）