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「パリ刊」の検索結果
154件

『経済学の国民的体系』 フランス語第2版 1857年 パリ刊 / List, Frederic, Systeme National d'Economie Politique. Traduit par Henri Richelot. Seconde edition. Paris, Capelle

極東書店
 東京都千代田区神田三崎町
67,760
フリードリヒ・リスト、1857
Second French edition. 8vo, xvi, 556pp, original wrappers
ドイツの鉄道網構築やドイツ関税同盟の提唱者で、ドイツ国民経済学派の代表者であったフリードリヒ・リストの代表作「経済学の国民的体系」のフランス語訳第二版です。
訳者はフランスの経済学者で、農商務省の室長を務めたアンリ・リシェロー。1851年に刊行されたフランス語訳初版に続いて、第二版も彼がドイツ語圏の経済学者との協力のもと改定翻訳を行いました。
本書の第二版を刊行した時代的背景として、訳者は前文にて1851年に翻訳初版が刊行された時、国際貿易の問題は理論的な関心でしかなかったが、関税法の大幅な変更の可能性を前にして、国際貿易の問題の重要性が増していると述べています。
これはおそらく、フランスの関税の大幅引き下げとともにフランスの自由貿易体制の確立し、1860年に締結されることになる英仏通商条約のことを指しているものと思われます。フランスおよびイギリスによるヨーロッパでの自由貿易主義体制の構築を目前に控えて、リストの著作の翻訳を通してフランスの商業保護について再度の問題喚起を試みたものと思われます。
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67,760
フリードリヒ・リスト 、1857
Second French edition. 8vo, xvi, 556pp, original wrappers ドイツの鉄道網構築やドイツ関税同盟の提唱者で、ドイツ国民経済学派の代表者であったフリードリヒ・リストの代表作「経済学の国民的体系」のフランス語訳第二版です。 訳者はフランスの経済学者で、農商務省の室長を務めたアンリ・リシェロー。1851年に刊行されたフランス語訳初版に続いて、第二版も彼がドイツ語圏の経済学者との協力のもと改定翻訳を行いました。 本書の第二版を刊行した時代的背景として、訳者は前文にて1851年に翻訳初版が刊行された時、国際貿易の問題は理論的な関心でしかなかったが、関税法の大幅な変更の可能性を前にして、国際貿易の問題の重要性が増していると述べています。 これはおそらく、フランスの関税の大幅引き下げとともにフランスの自由貿易体制の確立し、1860年に締結されることになる英仏通商条約のことを指しているものと思われます。フランスおよびイギリスによるヨーロッパでの自由貿易主義体制の構築を目前に控えて、リストの著作の翻訳を通してフランスの商業保護について再度の問題喚起を試みたものと思われます。

『ちいさい子たちのための大ナポレオン』 1893年 パリ刊 / Job [de Breville, Jacques Onefroy],Le Grand Napoleon des Petits Enfans. Paris, Plon, 1893.

極東書店
 東京都千代田区神田三崎町
55,000
ヨブ、1893
First edition, oblong 8vo, 48 pp, original green cloth binding, title and illustration on front cover, red edges, joint loose, signed by former owner on end pape

本書はフランス第三共和政期に発行された、ナポレオン1世の生涯を子供向けにまとめた絵本です。挿絵はイラストレーターで風刺画家であったジャック・アンフリ・ド・ブレヴィル(Jacques Onfroy de Bréville: 名前の頭文字をとったペンネームでJob)、彼は本書のほかにもフランスの歴史的な英雄を扱った愛国的な絵本の挿絵も手掛けていました。
内容としては、コルシカ島での子供時代、フランス陸軍での出世、エジプト遠征でのピラミッドの戦い、ヨーロッパ諸国の制圧から皇帝戴冠、ロシア遠征、ワーテルローの戦いからセントヘレナへの幽閉とその死といった、現代でもよく知られるナポレオンの経歴を時系列的にたどる内容となっています。
ナポレオンの誕生をコルシカ島に朝日が昇るシーンで再現し、その死をセントヘレナでの日没で表現、その後に天に昇るナポレオンの復活を思わせるシーンとナポレオン伝説を崇拝の対象まで高めようという意思が見えます。
独仏戦争でナポレオン3世が捕虜になるという大敗北を喫し、ナポレオン伝説が地に落ちるとともに始まった第三共和政。体制の安定と共にナポレオンもフランス史の中の歴史的人物の一人と位置付けられ、子どもへの愛国教育へ利用された当時の第三共和政下の歴史観の変遷を見ることができます。
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55,000
ヨブ 、1893
First edition, oblong 8vo, 48 pp, original green cloth binding, title and illustration on front cover, red edges, joint loose, signed by former owner on end pape 本書はフランス第三共和政期に発行された、ナポレオン1世の生涯を子供向けにまとめた絵本です。挿絵はイラストレーターで風刺画家であったジャック・アンフリ・ド・ブレヴィル(Jacques Onfroy de Bréville: 名前の頭文字をとったペンネームでJob)、彼は本書のほかにもフランスの歴史的な英雄を扱った愛国的な絵本の挿絵も手掛けていました。 内容としては、コルシカ島での子供時代、フランス陸軍での出世、エジプト遠征でのピラミッドの戦い、ヨーロッパ諸国の制圧から皇帝戴冠、ロシア遠征、ワーテルローの戦いからセントヘレナへの幽閉とその死といった、現代でもよく知られるナポレオンの経歴を時系列的にたどる内容となっています。 ナポレオンの誕生をコルシカ島に朝日が昇るシーンで再現し、その死をセントヘレナでの日没で表現、その後に天に昇るナポレオンの復活を思わせるシーンとナポレオン伝説を崇拝の対象まで高めようという意思が見えます。 独仏戦争でナポレオン3世が捕虜になるという大敗北を喫し、ナポレオン伝説が地に落ちるとともに始まった第三共和政。体制の安定と共にナポレオンもフランス史の中の歴史的人物の一人と位置付けられ、子どもへの愛国教育へ利用された当時の第三共和政下の歴史観の変遷を見ることができます。

『ポーランド統治論』 1782年 ロンドン [パリ]刊 / Rousseau, Jean Jacques, Considerations sur le Gouvernement de Pologne, et sur sa Reformation Projettee. Londres [Paris], 1782

極東書店
 東京都千代田区神田三崎町
66,000
ルソー、1782
12mo, 274pp, modern half cloth binding with red board, gilt edges, joint cracked, stamped by former owner on title page

本書はジャン=ジャック・ルソーが晩年に取り組んだ政治著作です。ルソーによると本書執筆のきっかけは、近代ポーランド史における最初の反ロシア組織であったバール連盟より、ポーランド・リトアニア共和国の分割を目論むプロイセン王国、オーストリア帝国、ロシア帝国の内政干渉に対抗し独立維持をするための政治改革案作成の依頼を受けたためでした。
ルソーの代表的著作「社会契約論」があるべき国家観を示した理論書であるのに対して、本書「ポーランド統治論」はそのあるべき国家観を現実の国家に応用させようという実践の書と位置付けられています。「ポーランド統治論」の初版は1771年、第一次ポーランド分割(1772年)の直前に発表されました。
本書はルソーの死後である1782年、ルソー全集と同年に出版されたものです。第一次分割が行われた後も、第二次分割、第三次分割と傍観されていたわけではなく、やがてヨーロッパで最初の成文憲法を生み出すことになるポーランド・リトアニア共和国の改革の動向がヨーロッパで注目されていたことを物語る書籍です。
参考文献:西川純子「ジャン=ジャック・ルソーの「内面の統治」論につちいて 『政治経済論』から見た『ポーランド統治考』の序章」、『年報地域文化研究』16号 2013年 174-194頁
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ルソー 、1782
12mo, 274pp, modern half cloth binding with red board, gilt edges, joint cracked, stamped by former owner on title page 本書はジャン=ジャック・ルソーが晩年に取り組んだ政治著作です。ルソーによると本書執筆のきっかけは、近代ポーランド史における最初の反ロシア組織であったバール連盟より、ポーランド・リトアニア共和国の分割を目論むプロイセン王国、オーストリア帝国、ロシア帝国の内政干渉に対抗し独立維持をするための政治改革案作成の依頼を受けたためでした。 ルソーの代表的著作「社会契約論」があるべき国家観を示した理論書であるのに対して、本書「ポーランド統治論」はそのあるべき国家観を現実の国家に応用させようという実践の書と位置付けられています。「ポーランド統治論」の初版は1771年、第一次ポーランド分割(1772年)の直前に発表されました。 本書はルソーの死後である1782年、ルソー全集と同年に出版されたものです。第一次分割が行われた後も、第二次分割、第三次分割と傍観されていたわけではなく、やがてヨーロッパで最初の成文憲法を生み出すことになるポーランド・リトアニア共和国の改革の動向がヨーロッパで注目されていたことを物語る書籍です。 参考文献:西川純子「ジャン=ジャック・ルソーの「内面の統治」論につちいて 『政治経済論』から見た『ポーランド統治考』の序章」、『年報地域文化研究』16号 2013年 174-194頁

『トリコロールの楽園』 1918年 パリ刊 / Oncle Hansi (Waltz, Jean-Jacques), Le Paradis Tricolore, Paris, 1918.

極東書店
 東京都千代田区神田三崎町
55,000
アンシ、1918
31x21cm, 37pp, original pictorial binding, title pasted on front cover, stain and damage on top of front and rear cover, not affecting on the contents

アンシ(Oncle Hansi: 1873-1951)は第一次世界大戦前後に活躍した風刺画家で、本名ジャン-ジャック・ヴァルツ(Jean-Jacques Waltz:1873-1951)といいます。彼はドイツ帝国に割譲された後のコルマールに生まれ、新聞や文芸作品での風刺漫画を通じてアルザスにおけるドイツ化政策への批判を展開していました。
1914年にフランスに亡命し、直後に勃発した第一次世界大戦でフランス軍に志願するともに諜報部対敵宣伝部に配属され、イラストや漫画にてフランス国内での対ドイツ復讐感情の盛り上げに従事しました。本書もその一貫として1918年に刊行された絵本でした。
アンシにとって敵であるドイツが差別的な表現や言葉で描かれていることは言うまでもありませんが、同時にアルザスについて、牧歌的な自然風景、伝統衣装に身を包んだ子どもたち、大聖堂、木骨造の家、フランス軍を解放軍として歓迎する民衆など、「典型的」とされるアルザスの風景を描き出しています。こうしたアンシによる作品は、『最後の授業』と並んで、フランスを愛してやまないという、実情とは異なるアルザスの神話的イメージの構築と拡大に貢献したといわれています。
一見すると子供向けで、色彩の美しいかわいらしい芸術絵本ですが、対独復讐により増幅されたフランスナショナリズムのアルザス地方への偏見や歪んだイメージを確認できる一冊です。

参考文献:市村卓彦『アルザス文化史』2002年 人文書院
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アンシ 、1918
31x21cm, 37pp, original pictorial binding, title pasted on front cover, stain and damage on top of front and rear cover, not affecting on the contents アンシ(Oncle Hansi: 1873-1951)は第一次世界大戦前後に活躍した風刺画家で、本名ジャン-ジャック・ヴァルツ(Jean-Jacques Waltz:1873-1951)といいます。彼はドイツ帝国に割譲された後のコルマールに生まれ、新聞や文芸作品での風刺漫画を通じてアルザスにおけるドイツ化政策への批判を展開していました。 1914年にフランスに亡命し、直後に勃発した第一次世界大戦でフランス軍に志願するともに諜報部対敵宣伝部に配属され、イラストや漫画にてフランス国内での対ドイツ復讐感情の盛り上げに従事しました。本書もその一貫として1918年に刊行された絵本でした。 アンシにとって敵であるドイツが差別的な表現や言葉で描かれていることは言うまでもありませんが、同時にアルザスについて、牧歌的な自然風景、伝統衣装に身を包んだ子どもたち、大聖堂、木骨造の家、フランス軍を解放軍として歓迎する民衆など、「典型的」とされるアルザスの風景を描き出しています。こうしたアンシによる作品は、『最後の授業』と並んで、フランスを愛してやまないという、実情とは異なるアルザスの神話的イメージの構築と拡大に貢献したといわれています。 一見すると子供向けで、色彩の美しいかわいらしい芸術絵本ですが、対独復讐により増幅されたフランスナショナリズムのアルザス地方への偏見や歪んだイメージを確認できる一冊です。 参考文献:市村卓彦『アルザス文化史』2002年 人文書院

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