東京国立博物館, 中日新聞社 編、中日新聞社、1983、159p/87p、26cm
このたび韓国の数多くの国宝, 宝物を含む文化財による 「韓国古代文化展」を開催いたします。日本と韓半島の交流は長い歴史のなかで,密接なきずなによって結ばれており, 三国時代から統一新羅を経て,朝鮮王朝にいたる間, 半島に咲きほこった絢爛たる文化は, あらゆる面で日本に大きな影響をもたらしております.
1976年に日本で開催された「韓国五千年展」は,その意味でも多くの人びとに深い感銘を与えました.
今回は“新羅千年の美” と題し、 韓国最大の双円墳, 皇南大塚の副葬品, 新羅官寺第1位という皇寺の発掘品や日本の飛鳥, 奈良時代の仏教文化の源流を知る上で重要な金銅仏を始め、新羅の宮苑池を代表する雁鴨池発見の仏像, 瓦塼, 飲食用具などを含み, 半島の東南端に近い慶州を中心に, 10世紀まで続いた新羅の文化遺産を展示するものです. また最近の考古学の成果として注目される伽耶地域の出土遺物も加わって、その質量の豊かさは,前回の五千年に劣らぬものであります.
これらの文化財を通じて, 日韓両国の歴史的、文化的なつながりを確認するとともに、今後の友交と相互理解とが、 さらに深まることを祈ってやみません。
大学,所蔵者から集めら館,今回出陳される160余件は韓国国立中央博物館をはじめ、各れた貴重なものばかりであり,この画期的な展覧会のために絶大なご協力を賜った大韓民国政府、韓国国立中央博物館を始め, 関係各方面に対して, 深甚なる誠意を表する次第です。
1983年8月
東京国立博物館
東京新聞
中日新聞
日本放送協会
函(スレ)2冊とも良好