特集153 地図、マップの世界 - 伊能忠敬没後200年(2018年4月23日〜2018年5月7日 ホーム掲載)
1818年5月17日「伊能忠敬」没。地図が完成するまで死は隠され、高橋景保を中心に進められた。1821(文政4)年「大日本沿海輿地全図」完成。大中小の3種あり、大図は縮尺1/36,000、全214枚。一枚が大体一畳分らしいので、並べると約200畳(約360㎡=1辺約19m)にもなる。1828年(文政11)年、シーボルトがこの日本地図を国外に持ち出そうとしたことが発覚し、関係した高橋景保らが処罰されるシーボルト事件が起きている。明治17年から製作が開始された「輯製 20 万分 1 図」(陸軍参謀本部陸地測量部)でも伊能図が元になるほど。約60年後もその正確さは認められ続けていた。書籍一覧
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