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ベルリンの壁崩壊30年 - 民主化、東西冷戦
特集233 ベルリンの壁崩壊30年 - 民主化、東西冷戦(2019年11月26日〜2019年12月1日 ホーム掲載)
1989(平成元)年11月9日、ベルリンの壁崩壊。第二次大戦後、戦勝国でドイツを分割占領していた中、ソ連が西側諸国と対立し1949年に東西ドイツが成立。しかしベルリンでは西側へ越境者が後を絶たず、ソ連と東独が1961年8月13日に東西ベルリン間を含む分割境界線約155キロの通行を遮断、その後巨大な壁を建設します。その崩壊のきっかけは28年後、11月9日夕方、東独が国内外へのプロパガンダ的定例記者会見で、西側への旅行について規制緩和措置を発表するところを、報道官のギュンター・シャボフスキー氏が不用意にも「ベルリンの壁を含むすべての国境検問所から出国が認められる」と発言。生中継でもあったことで、レポートは即拡散され「歴史的」な出来事として、西ドイツのARD、米NBCなどで報道されたとのことです。当時市民の間でも東側の報道は信用されておらず、ほぼ視聴されていなかったようで、西側で報道された後市民が動き始め、深夜にもかかわらず市民が壁の前に集まり、国境検問所は緊迫、既に反政府デモなど数週間続いていた警戒態勢の中、ボルンホルマー通り検問所で当日責任者であった国境警察官のハラルト・イエーガー氏は、混乱や流血を避けるため、市民の通過を認めたとのことです。
書籍一覧
民主主義へのとりくみ
(堀本武功, 広瀬崇子 編)
ヴァイマール共和国における自由民主主義者の群像
(ブルース・B・フライ:著/関口宏道:訳)
イギリスの民主主義文学 その基礎と系譜
(帆足図南次)
民主主義の再検討 (7冊揃い)
(日本国際連合協会京都本文編)
現代パキスタン分析 民族・国民・国家
(黒崎卓、子島進、山根聡 編)
リンカン民主主義論集 角川選書232
(マリオ・M.クオモ, ハロルド・ホルザー 編著/高橋早苗 訳)
(洋書・英文) Frank Whittle Invention of the Jet
(Andrew Nahum)
東欧革命の肖像 現代ハンガリーの憲法と政治
( 早川弘道 著)