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菅原道真生誕1175年 - 和歌、学問の源流、道真公伝説
特集261 菅原道真生誕1175年 - 和歌、学問の源流、道真公伝説(2020年7月8日〜2020年7月28日 ホーム掲載)
承和12(845)年6月25日(旧暦)、菅原道真生誕。宇多天皇に重用されて、寛平の治を支えた一人とされています。醍醐朝では右大臣にまでになりますが、昌泰の変と呼ばれる謀反を計画したとして、大宰府へ左遷され、延喜3(903)年に没します。死後、延喜23(923)年に醍醐天皇の皇子保明親王が薨去するなど、道真公が怨霊であると見る向きが強くなっていったようで、さらに延長8(930)年の清涼殿落雷事件で醍醐天皇の崩御など、公の怨霊が原因とされ、天暦元(947)年に北野社において神として祀られるようになったとのことで、正暦4(993)年には贈正一位左大臣、続いて太政大臣が贈られたとのことです。崇徳天皇、平将門と並んで日本三大怨霊とされているようです。江戸時代に昌泰の変を題材にした芝居がいくつか上演され、特に「菅原伝授手習鑑」は人形浄瑠璃・歌舞伎で上演されて、義太夫狂言の三大名作の一つとされているとのことです。天女から産まれたという羽衣伝説や、怨霊伝説や北野信仰など、伝説が数多く残されていて、日本史の伝説好きにはたまらない人物の一人でしょう。現在では学問の神様として親しまれていて、受験生が参拝するなどで有名な、福岡県の太宰府天満宮は全国天満宮の総本社とされています。
書籍一覧
増補 六国史 日本後紀 合本(巻上・巻下)
(佐伯有義(編纂))
新古今和歌集 寛政6年
(袖珍和本 新古今和哥集 状態良)
大阪人 VOL.64/65 2010年12月・2011年1月号 2冊 特集天満天神正・続
天満天神物語
(天満天神物語 天神橋三丁目商店街振興組合編発行)