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エルトゥールル号遭難事件130年 - 事故、国際協力、援助
特集271 エルトゥールル号遭難事件130年 - 事故、国際協力、援助(2020年9月29日〜2020年10月22日 ホーム掲載)
1890(明治23)年9月16日、エルトゥールル号遭難事件。オスマン帝国軍艦が和歌山県串本沖で遭難。全長76mの木造フリゲート艦で、1887年の小松宮夫妻の訪問に応えるため、航海訓練を兼ねて派遣された。6月に横浜港へ到着、司令官オスマン・パシャを特使とし、アブデュルハミト2世の皇帝親書を明治天皇に奉呈、オスマン帝国最初の親善訪日使節団として歓迎された。様々な不測の状況があり、横浜出港の目処をつけたものの、遠洋航海に耐えない消耗ぶりをみた日本側が台風の時期をやり過ごすように勧告、しかしその制止を振り切って帰路についたとのこと。折からの台風による強風にあおられ、紀伊大島の樫野埼の岩礁に激突し、浸水による水蒸気爆発が発生、沈没。司令官をはじめ600名以上が海へ投げ出された。樫野埼灯台下に流れ着いた約10名が灯台にたどりつき、通報を受けた大島村(現在の串本町)樫野の住民たちは、総出で救助と生存者の介抱に当たった。この結果、69名が救出され、生還に成功したが、残る587名は死亡または行方不明という大惨事となった。生存乗員は、日本海軍の「比叡」と「金剛」へ分乗させ、コンスタンティノープルまで送り届けられた。
書籍一覧
理科実験における事故の防止 化学実験について 理科教育資料1
(文部省 編 )
信楽列車事故ーJR西日本と闘った4400日ー
(信楽列車事故遺族会・弁護団編著)
鉄道事故の再発防止を求めてー日米英の事故調査制度の研究ー
(安部誠治監修 鉄道安全推進委員会編)
コロンボ・プラン 戦後アジア国際秩序の形成
(渡辺昭一)
母の友 2003年2月号 597号 写真:トルコの子どもたち:鬼海弘雄
(鬼海弘雄/阿部ヤヱ/小野かおる/神沢利子/フジモトマサル/長新太/石黒なみ子、早川順子/ほか)
ぼくらの村にアンズが実った 中国・植林プロジェクトの10年
(高見邦雄)
アジアの宗教とソーシャル・キャピタル (叢書 宗教とソーシャル・キャピタル 1)
(櫻井義秀・濱田陽/編著 執筆者13名)