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身延山久遠寺創建740年 - 日本の仏教、仏書を中心に
特集289 身延山久遠寺創建740年 - 日本の仏教、仏書を中心に(2021年3月4日〜2021年3月19日 ホーム掲載)
「身延山妙法華院久遠寺」は日蓮宗の総本山、弘安4(1281)年11月、日蓮が旧庵を廃して本格的な堂宇を建築し、命名されたという。翌年9月に湯治療養のため常陸(加倉井)の温泉と小湊の両親の墓参りに向かうため身延山を下ったが、途中、信徒であった武蔵国の池上宗仲邸(現在の東京都大田区本行寺)にて病状が悪化、「六老僧」を定め10月13日に荼毘に付される。本行寺は日蓮入滅後間もない翌1283(弘安6)年に開創されたとされ、宗祖入滅の霊場として、池上本門寺の子院(末頭)のなかでも特に格式の高い、池上三院家の筆頭として「大坊」と称されるとのこと。日蓮宗では本尊・題目・戒壇を三大秘法とし、妙法蓮華経(法華経)に「帰依する」意の題目「南無妙法蓮華経」唱えている。また、1222(承久4)年2月16日が日蓮聖人ご降誕日で、2021年で800年を迎え、記念事業ではイラストレーターの天野喜孝氏が法華経画を製作した。身延町周辺は「ゆるキャン△」(あfろ原作、芳文社刊「まんがタイムきららフォワード」掲載のコミックス及び京極義昭他監督によるテレビアニメ)の聖地として話題になっていて、2019年の身延山を紹介するビデオでコラボしている。
書籍一覧
日蓮宗大図鑑
(日蓮宗大図鑑刊行会編、日蓮宗新聞社)
「巻頭言 禍なる哉宗派根性」(1頁分)掲載 【日蓮主義 昭和5年8月号】