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欧州石炭鉄鋼共同体設立70年 - ヨーロッパ経済、欧州連合
特集298 欧州石炭鉄鋼共同体設立70年 - ヨーロッパ経済、欧州連合(2021年4月26日〜2021年5月13日 ホーム掲載)
1951年4月18日パリ条約により、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が設立。09年に欧州連合(EU)となる。フランスと西ドイツの石炭・鉄鋼産業を共同管理することをまとめた声明であるシューマン宣言に基づいている。フランス、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクと西ドイツの6か国が署名。57年には参加国間で欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体の設立をうたったローマ条約が署名された。65年に3つの共同体の間で運営機関を統合することで合意に至り、統合条約がブリュッセルで署名、67年に欧州諸共同体(EC)が発足した。73年デンマーク、アイルランド、イギリスが加盟する。89年ベルリンの壁が崩壊、それまで対立していたコール西独首相とミッテラン仏大統領との間で、90年に欧州統合を深化させ、再統一されたドイツを埋め込むと合意。92年に欧州連合条約であるマーストリヒト条約が署名され、欧州連合(EU)が発足した。20年にイギリスが離脱するも、21年現在27カ国が加盟。ちなみに国連によると、欧州=ヨーロッパの東の境界は、ウラル山脈、カスピ海、黒海からエーゲ海あたりとされていて、トルコのボスポラス海峡の西側、カザフスタンの一部や、モスクワを含むロシア連邦の西側も欧州の一部となっている。
書籍一覧
ロイズ銀行-イギリス銀行業の発展
(R.S.セイヤーズ 東海銀行調査部訳)
ドイツの通貨と経済ー1876〜1975年ー 揃2冊
(ドイツ・ブンデスバンク編 日本銀行金融史研究会訳)
経済衰退の歴史学 イギリス衰退論争の諸相
(R.イングリッシュ, M.ケニー 編著 ; 川北稔 訳)
イギリス資本主義と帝国主義世界
(桑原莞爾 ほか編)
新保守主義の経済社会政策 レーガン、サッチャー、中曽根三政権の比較研究
( 川上忠雄/他 編)
欧州統合史のダイナミズム : フランスとパートナー国
(ロベール・フランク 著 ; 廣田功 訳)