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長崎港開港450年 - 港湾、開港、貿易
特集303 長崎港開港450年 - 港湾、開港、貿易(2021年6月10日〜2021年6月29日 ホーム掲載)
1571年5月30日(元亀2年4月27日) - 長崎港開港。ポルトガル船の寄港地となる。 1488年5月、バルトロメウ(バーソロミュー)・ディアスが喜望峰を発見、続くヴァスコ・ダ・ガマが1498年5月にインドカレクト(カリカット、現コーリコード)近郊に到着。7月にリスボンへ帰港し、航路を発見したとされ、後に日本への南蛮貿易が開かれる。1543年に海商で倭寇でもある王直の船が種子島に漂着し、ポルトガル人も乗船していたことが貿易のきっかけとなったとのこと。南蛮貿易の港は平戸と豊後から始まり、マカオ-日本間の定期航路が開設されると、平戸への来航が増え、近隣の領主である大村純忠は日本初のキリシタン大名となって、横瀬浦(現在の西海市、佐世保港口)を開港、その後戦火などで長崎へと貿易港が移る。江戸幕府の成立後は、幕府の直轄領となった。開国後も1867(慶応3)年開設の太平洋郵船の横浜-上海航路などの寄港地となっていた。1923(大正13)年から1943(昭和18)年の約20年間、日本郵船は定期航路、日華連絡船を運行、長崎-上海を26時間で結んだ。
書籍一覧
横浜港物語 みなとびとの記
(横浜開港150周年記念図書編集委員会)