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星新一生誕95年 - 日本のSF小説を中心に
特集316 星新一生誕95年 - 日本のSF小説を中心に(2021年9月10日〜2021年9月24日 ホーム掲載)
1926(大正15)年9月6日、星新一生誕。小松左京・筒井康隆と共に「SF御三家」と呼ばれる。父親は星薬科大学の創立者で星製薬の創業者の星一、森鷗外は母方の大伯父にあたる。51(昭和26)年、東大農学部へ進学、修士課程前期まで終了するが、父親が急逝とともに中退し会社を継ぐ。だが当時の星製薬は経営が悪化しており、結局経営は破綻。会社を手放した後、レイ・ブラッドベリの「火星年代記」を読んで感銘を受け、この出会いがなければSFの道には進まなかっただろうと回顧している。同じ頃「空飛ぶ円盤」に興味を持つようになり、「空飛ぶ円盤研究会」に参加。57(昭和32)年「科学創作クラブ」が発行した「宇宙塵」第2号に「セキストラ」を発表。大下宇陀児に注目され、江戸川乱歩の担当編集だった「宝石」に転載されてデビュー。83年(昭和58)年秋にはショート・ショート1001編を達成。一方で未来における鶴の進化型キャラクター、ホシヅルを生み出し、誕生日は「ホシヅルの日」とされている。2012(平成24)年に公立はこだて未来大学は「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を開始、AIにより本人と同等かそれ以上の作品を自動生成できるよう目指した。まるで描いていた未来に近づいているかのようだ。
書籍一覧
たくさんのタブー
(星新一/工藤甲人・装画、カット)
てんとう虫コミックス 藤子不二雄少年SF短編集全三巻
(藤子不二雄)
SFマガジン = SF magazine. 11巻12号 秋の三大ジャンボ特集
(小松左京、星新一、豊田有t)
(洋書・英語) THE STRONGMAN AND THE DRAGON
(Walter Kreye ヴァルター クライエ Gino Alberti ジーノ アルベルティ)
少年少女SF競作大全集 GW 5月増刊『笑っちゃいや』大島弓子/樹村みのり/倉多江美/まつざきあけみ/竹宮恵子/泉左京/名香智子/市川みさこ/風間宏子/土田よしこ/成毛厚子/まついなつき/はしもとおさむ他
地球への遠い道 毎日新聞SFシリーズ・ジュニアー版4
(眉村卓 早川博唯イラスト画)
宇宙塵傑作選 1.2: 日本SFの軌跡 全2冊
(柴野拓美 編)
空想科学テレビ映画SFシリーズ モンスター作戦 日本電波映画株式会社 企画書 全30ページ 30-21cm原案眉村卓 筒井康隆 脚色者 永江勇 高橋洋特技監督 大橋史典モンスター作戦の怪物たち 宇宙金属クラゲ、混合獣フラゴン、スノーマン、食心獣モスコブス、原子怪獣アゴン、宇宙病針千本(宇宙病原菌)、水生獣ザウルス、宇宙人ビートモンスター、超物質ゴリラ。5怪獣が生写真貼り込みされています。
宇宙叙事詩 「上・下」
(萩尾望都(画)/光瀬龍(文))