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武田信玄生誕500年 - 戦国時代、武将、守護大名
特集323 武田信玄生誕500年 - 戦国時代、武将、守護大名(2021年11月4日〜2021年11月18日 ホーム掲載)
1521(大永元)年11月3日(旧暦12月1日)武田信玄生誕。甲斐国守護の18代武田信虎の嫡男。旗指物(軍旗)の「風林火山」は、古くは「孫子四如の旗」と呼ばれる。先代信虎は守護大名から戦国大名化し国内統一、信玄も隣国・信濃に侵攻する。甲斐の虎とも呼ばれ、越後の上杉謙信と川中島の戦いで抗争しつつ信濃をほぼ領国化。次代の勝頼期にかけてさらに領国を拡大する基盤を築いたものの、西上作戦の途上病没。信玄の急死によって作戦は頓挫し撤兵。勝頼は、遠江・三河を再掌握すべく反撃を開始するが、1575(天正3)年、長篠の戦いで織田信長・徳川家康連合軍に大敗。信長は「天下人」として台頭、家康は三河の実権を掌握。武田氏は外交方針の再建をはかるが、1582(天正10)年に領国への本格的侵攻が行われ滅亡。「甲陽軍鑑」に記された信玄の遺言には「自身の死を3年の間は秘匿」とあり、その存在には諸説あるが、映画「影武者」(1980年黒澤明監督作品、仲代達也主演)で、3年秘匿の間から、長篠の戦いまでの「影武者」像を描いている。劇中、隆大介さん演じる信長の「さすが信玄。死してなお3年の間、よくぞこの信長をたばかった。~人間五十年~・・」は、史上数ある信長役のなかでも、強く印象に残っている。
書籍一覧
山本勘助101の謎 -その実像から「川中島の戦い」の内幕まで- ≪PHP文庫≫
(川口素生 著)
街道の日本史 23 甲斐と甲州道中
(飯田文弥/編 執筆者11名)
武田勝頼 全3巻揃 陽の巻・水の巻・空の巻
(新田次郎)