特集348 東京優駿90年 - 競馬、ダービー(2022年4月25日〜2022年5月16日 ホーム掲載)
1932(昭和7)年4月24日、第1回東京優駿大競走が目黒競馬場にて開催。副称の日本ダービーの名称でも知られる。後に創設された皐月賞・菊花賞とともに「三冠競走」と呼ばれる。4歳(現3歳)牝馬による桜花賞・優駿牝馬(オークス)を含めて「クラシック競走」とも総称される。遡ること1905(明治38)年頃、日露戦争で内外の軍馬の性能差を痛感した政府は、国内で産馬育成を奨励。同じ頃、1908(明治41)年に馬券の発売が禁止され、馬産地は大不況に見舞われた。東京競馬倶楽部会長の安田伊左衛門は馬産の衰退を食い止める手段としてイギリスのエプソム競馬場の「ダービーステークス」を範し、4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定の「東京優駿大競走」を創設した。当時の優勝馬の賞金は1万円、副賞合わせて2万5000円ほどだった。現在1着賞金は2億円で、ジャパンカップ、有馬記念の3億円に次いで、日本の競馬では3番目の高額賞金競走となる。優勝騎手 (JRA所属騎手限定)はワールドオールスタージョッキーズへの優先出場権が与えられる。本年の優勝馬はドウデュース、騎手は武豊。武豊は同競争で6勝していて、最多勝利騎手、最年長勝利騎手でもある。
書籍一覧
「優駿 1974年6月」 第41回日本ダービー特集号
【雑誌】優駿 1972年~1975年 32冊 -専用バインダー付き-
みゆきちゃん まちへいく こどものとも 母の友絵本59
(水口健/作 坂本直行/画)
調教師、騎手及見習騎手名簿 附:調馬手及騎手見習者
( 日本競馬会 編)
アメリカ競馬界の遺産 : 偉大なサラブレッド生産者たち
(エドワード・L.ボウエン 著 ; 大久保登喜子 訳 ; 日本競走馬協会 監修)