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沖縄返還、本土復帰50年 - 琉球、沖縄、その時代
特集349 沖縄返還、本土復帰50年 - 琉球、沖縄、その時代(2022年5月16日〜2022年6月2日 ホーム掲載)
1972(昭和47)年5月15日、沖縄(琉球諸島及び大東諸島)の施政権がアメリカ合衆国から日本国に返還された。返還は実現したものの、2020(令和2)年においても、米軍専用施設面積の約70%が沖縄県に集中し、沖縄本島の14.5%が基地に占められ、県全体でも8.1%を占める。敗戦後、日本における施政権は連合国の制限下におかれ、日本の帝国陸軍および海軍は全て解体、軍事基地は全てアメリカ軍に引き継がれた。1951(昭和26)年にサンフランシスコ平和条約が締結され、小笠原諸島と沖縄以外の主権が正式に日本に返還され、1960(昭和35)年には、新日米安保条約により、日米地位協定が規定される。1971(昭和46)年6月に沖縄返還協定が結ばれるが、この際「土地現状復旧費用400万ドル(時価約12億円)を、日本国政府がアメリカ連邦政府に支払う」密約が存在したとされる情報が漏洩。外務省の事務官と新聞記者が国家公務員法違反で有罪となる。後にアメリカの公文書公開によって、密約は存在し、さらに全額は地権者に渡らず、米軍経費などに流用されたことや、日本が合計1億8700万ドルを提供する密約などが明らかにされた。
書籍一覧
戦争と人間 フォト・ドキュメント・ベトナム
(石川文洋)
政治と倫理のあいだ 21世紀の規範理論に向けて
(千葉眞・佐藤正志・飯島昇蔵/編 飯坂良明(序章・終章)ほか計17名/執筆)
中国福建省・琉球列島交渉史の研究
( 中国福建省・琉球列島交渉史研究調査委員会 編)
写真は心で撮ろう ※著者署名入り、筆ペン・日付あり
(石川文洋)
琉球政府財政関係資料 上下巻セット
(沖縄県総務部財政課 編)