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ミッドウェー海戦80年 - 太平洋戦争、歴史的戦闘
特集353 ミッドウェー海戦80年 - 太平洋戦争、歴史的戦闘(2022年6月20日〜2022年7月8日 ホーム掲載)
1942(昭和17)年6月5日(日本時間)ミッドウェー島付近での海戦。真珠湾攻撃では、米主力部隊を撃滅するまでには至らず、ミッドウェー島へ奇襲攻撃をかけ、米艦隊が駆付けたところを待ち伏せ、撃滅しようとした。しかし、日本軍の暗号は解読され、事前に対策の余地を与えてしまう。当日午前3時頃より奇襲攻撃を開始するが、すでに南雲機動部隊は発見されていて、滑走路などに機影は少なく、損害も少なかった。5時頃から米基地の爆撃隊が日本艦隊上空へ到達。この時点では、米軍の戦果は乏しく、連携ミスなどで多くの隊員を失い、米艦内部で生存隊員の怒りが爆発するほどだったという。しかし7時20分頃、エンタープライズ他の艦爆隊が続いて到達、急降下爆撃を開始する。空母加賀は攻撃の発見が遅れ被弾大破。続いて蒼龍も大破、旗艦赤城も、艦載機に爆弾と魚雷を搭載し直している間に被弾大破、約6分間の攻撃で空母3隻が大破炎上した。後に飛龍も攻撃を受け大破。加賀と蒼龍は沈没。歴史的大敗となり、太平洋戦争の転換点と言われる。数分間が命運を分けたように言われることもあるが、作戦開始から空中戦に至るまでの数時間以上、双方発見までの疲弊など合わせて考えると、想像を絶する戦闘だったであろう。
書籍一覧
ミッドウェー
(A・J・バーカー 著 芳地昌三 訳)
丸スペシャル №97 ミッドウェー海戦 太平洋戦争海空戦シリーズ 通巻第97号
アーネスト・キング 太平洋戦争を指揮した米海軍戦略家
(谷光太郎 著)
提督ニミッツ
(E・B・ポッター 著/南郷洋一郎 訳)
日本の暗号を解読せよ : 日米暗号戦史
(ロナルド・ルウィン 著 ; 白須英子 訳)
戦史叢書 大本營陸軍部 〈1〉~〈10〉 全10冊
(防衛庁防衛研修所戦史室)
零戦の攻防 : 母艦部隊の激闘/ミッドウェー海戦、南太平洋海戦、ガ島戦
(秋本実 編)
大本営情報参謀決断の秘録 渡辺正氏所蔵資料集
(兵要地理資料集録刊行会編)
ナショナルジオグラフィック 日本版 1999年4月号 5巻4号
週報 通巻271号~407号の内不揃いで108冊一括(昭和16-20年)
(内閣情報局 編)