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ウォーターゲート事件50年 - アメリカ大統領、陰謀論
特集355 ウォーターゲート事件50年 - アメリカ大統領、陰謀論(2022年7月8日〜2022年7月21日 ホーム掲載)
1972年6月17日、ウォーターゲート事件(Watergate scandal)発生。リチャード・ニクソン大統領の選挙戦のさなか、ワシントンの民主党本部があるウォーターゲートビルで、盗聴器を仕掛けようと潜入した男たちを逮捕。共和党の選挙関係者であることが判明。74年8月に辞任するまでの司法妨害、証拠隠滅などの総称。当時ニクソンはベトナム和平協定まで、絶頂期を迎えた頃で、民主党本部を盗聴する必要など無かった。71年にペンタゴン・ペーパーズ(国防総省秘密文書)がニューヨーク・タイムズに掲載されたことから、ホワイトハウスは内部情報漏洩を防ぐために特別調査ユニットを結成。対象はベトナム反戦活動家や報道関係者、ホワイトハウス職員から、民主党員へと広がった。一連のスクープは「ディープ・スロート」と呼ばれる者からの示唆であって、素性はミステリーとされていた。現職大統領が辞任するまでに至ったのは、世界一の民主主義国家のトップとして許される事なのかという、国民の疑念が大きくなっていったからで、単に盗聴を指示、もみ消しに関与しただけでは、弾劾に関し多数の賛成を得ることは難しいとされ、73年4月時点で記者団の問いに関与を認めていたら、弾劾を免れたのではないかと言われている。
書籍一覧
華麗なる陰謀(映画パンフレット)
(監督アラン・j・パクラ)
嘘発見器よ永遠なれ 「正義の機械」に取り憑かれた人々
(ケン・オールダー/著 青木創/訳)
ニクソン・メモ : 大統領のメディア工作
(マービン・カルブ 著 ; 岡村黎明 訳)
佐藤栄作氏 この一週間 (昭和39年 週刊サンケイ 11/23)
ピルグリム・ファーザーズという神話 作られた「アメリカ建国」 (講談社メチエ 131)
(大西直樹)
佐藤栄作日記 第4巻(昭和45年~46年)沖縄返還協定調印、ニクソン・ショックほか
(佐藤 栄作【著】;伊藤 隆【監修】)
アシッド・ドリームズ CIA、LSD、ヒッピー革命
(マーティン・A・リー , ブルース・シュレイン 越智道雄 訳)
ペンタゴン・キャピタリズム 軍産複合から国家経営体へ
(セイモア・メルマン 高木郁朗・訳)
世紀のアメリカ
(「目次」より:・国会図書館閲覧室 ・白亜館(ホワイト・ハウス) ・国都ワシントンの官庁街 ・摩天楼の林立するマンハッタン ・初期開拓時代を偲ぶ古都ボストン ・中華街 ・ロスの郊外住宅風景 ・自動車王国デトロイドの大通り ・ホノルルの繁華街 ・カイザー・フレイザー自動車工場 ・オーク・リツヂ原子力工場 ・機械化の大農式経営 ・ナイアガラ大瀑布の大観 ・空のホテル(ボーイング・ストラトクルーザー) ・ニューヨークのマヂソン・スケヤ・ガーデン ・ミスター・アメリカ ・ミス・アメリカの栄冠をめざして ・フロリダのオレンヂ祭 ・アメリカの学校建築 ・活躍する赤十字社の婦人 ・インデアン部落と役場 ・アラスカのエスキモー族 ほか)