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通天閣、新世界110年 - 大阪名所、娯楽施設、繁華街
特集357 通天閣、新世界110年 - 大阪名所、娯楽施設、繁華街(2022年7月21日〜2022年8月4日 ホーム掲載)
1912(明治45)年7月3日、初代通天閣完成。現在の通天閣は2代目。1903(明治36)年に第5回内国勧業博覧会を招致、当時の大阪商業会議所会頭・土居通夫が、理想的娯楽園を作るため、博覧会の跡地に新世界ルナパーク、パリのエッフェル塔を真似た通天閣の建設を構想する。パリの凱旋門にエッフェル塔の上半分を乗せたような初代通天閣を提案、設計は設楽貞雄。1943(昭和18)年1月に映画館からの延焼火災で焼け落ちた。第二次大戦後、再建が進み、1956(昭和31)年に完成。設計者は、同時期にできた名古屋テレビ塔、東京タワーなどを手がけた内藤多仲。現在、5階の展望台には「足の裏を手で撫でると幸運が訪れる」とされる幸運の神様「ビリケン (Billiken)」像が安置されているが。当初の新世界ルナパーク内「ビリケン堂」に安置されていたオリジナルは、1923(大正12)年に閉園した時期を境に、行方が分からなくなっていた。1979(昭和54)年に「通天閣ふれあい広場」が作られ、復元された。
書籍一覧
絵葉書 美術木版画 大阪 10枚
(伊藤仁三郎画)