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関門トンネル80年 - 道をつなぐ、今と昔の風景
特集374 関門トンネル80年 - 道をつなぐ、今と昔の風景(2022年11月14日〜2022年11月28日 ホーム掲載)
1942(昭和17)年7月1日に下り線が貨物列車用に開通、11月に旅客列車用に開通。当時、山陽本線の電化は西明石まで、九州は電化されておらず、蒸気機関車が牽引していた。ところが関門トンネルでは蒸気機関車は使用できず、幡生、門司操車場間の約10Kmを電化、直流用のEF10形が投入された。61(昭和36)年6月に山陽本線小郡(新山口)下関間と、鹿児島本線門司港久留米間の電化が完成。本州は直流、九州は交流のため、交直両用の421系電車を製作配置し、直通運転を開始した。64(昭和39)年10月に寝台特急列車「富士」が東京大分間で運行を開始。翌年、西鹿児島(鹿児島中央)まで延長し、約1,500kmを24時間以上かけて運行する日本最長旅客列車となり、2009(平成21)年3月まで運行していた。東京下関間を直流用のEF66形、関門トンネルのある下関門司間は交直両用のEF81形、門司大分間は交流用のED76形機関車が牽引に使用され、連結の瞬間を一目見ようと、より人気を博したそう。下関から先、牽引車が赤くなるので、どこまでがブルートレインなのか、ファンの間では、未だに酒のツマミになる話らしい。
書籍一覧
巨大交通プロジェクト本州四国連絡橋 「調査と資料」第57号
(交通経済研究班)
合理主義の建築家たち モダニズムの理論とデザイン
(デニス・シャープ/編 ヴァルター・グロピウス、ル・コルビュジエ、J・M・リチャーズ、コーリン・ロウほか計18名/論文収録 彦坂裕・菊池誠・丸山洋志/訳)
少年少女20世紀の記録 17 夢の超特急/関門海底トンネル
(市川 潔)