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木下恵介生誕110年 - 日本映画を中心に
特集376 木下恵介生誕110年 - 日本映画を中心に(2022年11月28日〜2022年12月13日 ホーム掲載)
1912(大正元)年12月5日木下惠介生誕。43(昭和18)年、「花咲く港」で監督デビュー、山中貞雄賞を受賞。51(昭和26)年、日本初の長編カラー映画「カルメン故郷に帰る」を発表し、日本映画文化賞を受賞。54年(昭和29)年には「二十四の瞳」でブルーリボン賞作品賞などを受賞。キネマ旬報ベストテンでは同作と「女の園」が、黒澤明の「七人の侍」を抑えて1位・2位を独占した。木下が監督デビューした年、黒澤は「姿三四郎」で監督デビューを果たしており、以後毎年のベスト・テン入りを競い合うライバルとして、戦後の日本映画界を大いに牽引していったようだ。女性的資質の強い木下映画と男性派の黒澤映画、真逆の資質ゆえに「柔の木下、剛の黒澤」とも例えられた。60年代後半には小林正樹、市川崑とともに「四騎の会」を結成。70(昭和45)年の黒澤明作品「どですかでん」は四騎の会製作。両者は仲も良く、黒澤が木下作品「肖像」の脚本を担当するなど、実作での付き合いもあって、没年まで同じ1998(平成10)年とのこと。
書籍一覧
父子草 1965年 丸山誠治監督木下恵介脚本 渥美清 星由里子 淡路恵子 東宝 B2サイズ
日本映画人名事典 女優篇 上下巻揃
(掛尾良夫 編)
関西キネマ旬報会会報No.6~10 5冊
(三浦博史、中川雅雄他)
日本映画連合会調査資料・映画倫理規程審査記録など 映倫関係資料 8冊セット
<キネマ旬報 別冊> 日本映画代表シナリオ全集 全6冊揃