特集380 冬の風物 - 日本の冬、北国、雪国(2022年12月27日〜2023年1月17日 ホーム掲載)
冬の風物詩、クリスマス、冬至、忘年会の季節。特に会社の忘年会は、まあ、老害の由縁ではあるが、昭和のころはほぼ強制的に参加させられていた。というか、むしろ新入社員は幹事くらいしか貢献できなかった。先輩上司の顔色を窺いつつ計画するのはそれはもう苦痛であった。しかし、身になることも多く、幹事ともなれば、社内での序列関係、裏の事情など得るものが多かった。ある意味特権で、情報公開は稀で、健全に得られる情報など無に等しい時代であった。忘年会旅行は決して楽しいものではないが、オオバコの旅館は決まっていた。熱海、箱根はよく企画した。普段の宴会でも。隣の宴会場がライバル企業だったなんて日常茶飯事で、いざこざが起きないよう、実は幹事同士で親睦を深めたものだ。
書籍一覧
楳嶺花鳥画譜 春夏・秋冬 2冊 帙付
(幸野楳嶺画)
「上越新幹線」 トンネルと豪雪に挑む男たち
(萩原良彦)
北越奇談 全6巻揃
(崑崙橘茂世述 ; 葛飾北齋補畫)