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天気図140年 - 天気予報、気象、気候
特集388 天気図140年 - 天気予報、気象、気候(2023年2月27日〜2023年3月23日 ホーム掲載)
1883(明治16)年2月16日、 東京気象台が日本で初めて天気図を作製。3月1日配布。戦時中などは、気象情報は軍事機密で日本国民ですら知らされておらず、そのためもあってか各地で台風など甚大な被害があったようだ。日本上空を流れるジェット気流は、偏西風の特に強い部分で、対流圏界面付近(日本付近では上空10,000m前後)は、時速約300km 。台風でさえも、進路を変えられてしまうほどで、天候を左右する大きな気象要素であるとのこと。第二次世界大戦中など、この気流に風船爆弾をのせ、日本から米国まで到着させるという作戦もあったようで、9,000個余りが放たれて、少なくとも300個程度が北米大陸に到達したとみられ、オレゴン州では6人が死亡したとのこと。B29による日本への無差別爆撃では、このジェット気流の影響を受けないよう、高度を約9千mから約3千m程度に変更したとのこと。不幸な事に、それらの変更により本格的に本土空襲がされるようになり、回数は約2000回、焼夷弾は約2000万発、犠牲者は約45万人とされている。
書籍一覧
1997年7月梅雨前線停滞に伴う西日本の豪雨災害に関する調査研究
(下川悦郎)
難問とその解法 確率論
(G・J・セーケイ/編 秋山仁/日本語版編集 渡邊壽夫/訳)
確率の科学史 「パスカルの賭け」から気象予報まで
(マイケル・カプラン、エレン・カプラン/著 対馬妙/訳)
江戸・明治 京都の天気表 二條家内々御番所日次記3
(白石克 田口靖子)