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江戸開府420年 - 江戸開府、徳川家康の時代
特集391 江戸開府420年 - 江戸開府、徳川家康の時代(2023年5月19日〜2023年6月6日 ホーム掲載)
1603年3月24日(慶長8年2月12日)、徳川家康が将軍職に任じられた。「将軍」は、天皇によって国の軍司令官に認められた者の称号。慶長5(1600)年、関ヶ原の戦いに勝利し、豊臣政権内での対抗勢力を一掃した徳川家康は、豊臣氏に従属しない独自の公儀としての立場を確立するため、征夷大将軍に就く。家康が入城した当初、江戸城は太田道灌の築城した小規模な城でありかつ築城から時を経ており荒廃が進んでいた。江戸開府して以降は天下普請による江戸城の拡張に着手。神田山を崩して日比谷入江を完全に埋め立て、また外濠川の工事を行っている。さらに、大胆な河川工事を実施し、洪水対策、灌漑工事、物流機能の整備という方針により、利根川の川筋は東へ移して渡良瀬川と合流、太平洋へ直接つなげ、渡良瀬川の最下流部分は江戸川と名前を変え、利根川の分流とし、荒川は入間川と繋げられ、上流で隅田川と分岐して江戸湾に流れ込むようになった。家康による河川改良事業は「利根川の東遷、荒川の西遷」とも呼ばれ、この川の流れの原型が、現在まで受け継がれている。
書籍一覧
近世日本数学史 関孝和の実像を求めて (コレクション数学史 5)
(佐藤賢一/著 佐々木力/編)
家康時代 上中下3巻(関原役・大阪役・家康時代概観) 近世日本国民史
(徳富猪一郎(蘇峰))