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新選組160年 - 幕末、維新、開国
特集395 新選組160年 - 幕末、維新、開国(2023年6月21日〜2023年7月14日 ホーム掲載)
1863年4月30日(文久3年3月13日)新選組結成。1862(文久2)年、江戸幕府は徳川家茂の上洛に際して、将軍警護の名目で浪士を募集。翌年2月、集まった200名余の浪士たちは「浪士組」として中山道を西上する。近藤勇、土方歳三を中心とする試衛館派らが「壬生浪士組」(精忠浪士組)として結成。八月十八日の政変の警備に出動、評価され「新選組」と拝命。1864年7月8日(元治元年6月5日)夜10時ごろ近藤隊は京都三条木屋町(三条小橋)の旅籠・池田屋で謀議中の尊攘派志士を発見、土方隊、会津、桑名藩の応援は待たず、20数名の尊攘派に対し踏み込んだのは近藤勇・沖田総司・永倉新八・藤堂平助の4名。数では負けるが、ケンカ慣れしていて、先手必勝、奇襲では、敵方の人数が読めず、何人かは根性がなく逃走するであろうという読みがあったかなかったか、近藤勇の、まさに勇敢さが功を奏した模様。9名討ち取り4名捕縛の戦果を上げた。長州藩の桂小五郎(木戸孝允)は、会合への到着が早すぎたため、一旦池田屋を出て対馬藩邸で大島友之允と談話しており難を逃れたとのこと。8月、禁門の変の鎮圧に参加。池田屋事件と禁門の変の働きで朝廷・幕府・会津藩から感状と200両あまりの恩賞を下賜され新選組の知名度は上がっていく。
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