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ジョン・F・ケネディ暗殺から60年 - 歴史的瞬間
特集414 ジョン・F・ケネディ暗殺から60年 - 歴史的瞬間(2023年12月20日〜2023年12月26日 ホーム掲載)
1963年11月22日、米国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺。1960年のアメリカ大統領選挙では、ニクソンと票を分け、稀に見る接戦であった。経験や実績の少ない若い政治家が、選挙戦を制することができたのは、妻ジャクリーンの気品、アメリカの象徴的で好感度の高い家庭のイメージや、弟ロバートの科学的で冷静な票読みによる選挙対策、当時爆発的に普及したテレビメディアへの対策など、現代的な戦略が際立っていたことなどではないかとのこと。スピーチライターであるセオドア・ソレンセンによる、「New Frontier(ニューフロンティア)」「Together(トゥギャザー)」「We choose to go to the Moon.(月へ行くことを選ぶ)」など簡潔なワードで、短くてわかりやすいスピーチによるところも大きいとのこと。公民権法の成立、キューバ危機回避、アポロ計画の開始などにより、高い支持を受けた。サイモン&ガーファンクルのポール・サイモンは暗殺事件にショックを受け、翌年の2月に「サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)」を完成させた。後に現在よく聴かれている、エレクトリックバージョンが制作され、映画「卒業」(1967年米公開、マイク・ニコルズ監督)のテーマソングとしてもヒットする。
書籍一覧
写真の歴史 表現の変遷をたどる
(イアン・ジェフリー 著 ; 伊藤俊治, 石井康史 訳)
戦後50年決定的瞬間の真実
(グイド・クノップ 畔上司 訳)
ニュー・フロンティア1~3 3冊揃 時事新書 ケネディ大統領・人と政策
(ジョン・F・ケネディ ほか著 坂西志保 ほか訳)