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特集420 エドヴァルド・ムンク没後80年 - 世紀末の美術を中心に(2024年2月9日〜2024年3月5日 ホーム掲載)

1944年1月23日、エドヴァルド・ムンク没。「叫び」の作者、ノルウェーの国民的画家。1880年、王立絵画学校に入学し、画家クリスチャン・クローグや作家ハンス・イェーゲルを中心とするボヘミアン・グループとの交際を始める。1889年からノルウェー政府の奨学金を得てパリに留学。この頃「これからは、息づき、感じ、苦しみ、愛する、生き生きとした人間を描く」という「サン=クルー宣言」を書き残している。1892年、ノルウェーに帰国し、「生命のフリーズ」という、テーマを持った連作の構想を固め始め、「叫び」「マドンナ」「思春期」といった代表作を次々と生み出す。代表作の多くを制作した1890年代のヨーロッパは世紀末芸術と呼ばれる時代で、リアリズムを離れ、人間の心の神秘の追求に向かう。「叫び」に代表される作品には、説明し難い不安を表しているが、彼の感受性をもって、人間の心の闇の世界を表現したと言われている。1908年コペンハーゲンの精神病院に入院。翌年退院するとノルウェーに戻り、クリスチャニア大学講堂の壁画や労働者シリーズを手がけた。ちなみに代表作の「叫び」では、描かれている人物が叫んでいるのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳を塞いでいる姿を描いたもの、とのこと。

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