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安部公房生誕100年 - シュルレアリスム文学
特集423 安部公房生誕100年 - シュルレアリスム文学(2024年3月27日〜2024年4月22日 ホーム掲載)
1924(大正13)年3月7日 - 安部公房生誕。東大医学部を卒業。条件付き卒業のため、医師国家試験は受験しなかった。1951(昭和26)年、「近代文学」2月号に短篇「壁 - S・カルマ氏の犯罪」が掲載され芥川賞を受賞。他にも小説に「砂の女」 (読売文学賞受賞)、「他人の顔」「燃えつきた地図」「箱男」「密会」「けものたちは故郷をめざす」などがあり、1958(昭和33)年の「第四間氷期」は日本初の本格的な長編SF小説とされ、1966(昭和41)年、映画化の脚本が雑誌「映画芸術」4月号に掲載され、東宝が企画したが、実現はしなかった。 戯曲へも傾倒し1953(昭和28)年 6月の戯曲「どれい狩り」は、劇団俳優座によって上演され、 「幽霊はここにいる」「友達」「棒になった男」「緑色のストッキング」などがある。文芸春秋社によるとノーベル文学賞委員会のペール・ベストベリー委員長は読売新聞のインタビューで、「急死しなければ、ノーベル文学賞を受けていたでしょう。」と述べていたとのこと。1973(昭和48)年、自身が主宰する演劇集団「安部公房スタジオ」を発足させ、本格的に演劇活動をはじめる。発足時のメンバーは、田中邦衛、仲代達矢、山口果林など12名。堤清二の後援を受け、西武劇場を本拠地として活動していた。
書籍一覧
水中都市 安部公房スタジオ パンフレット+チラシ(異装チラシ2枚)
(安部公房/磯田光一/ナンシー.S.ハーディン/井上ひさし)
安部公房の世界 安部公房スタジオ パンフレット+チラシ(異装チラシ2枚)
(森秀男/勅使河原宏/百目鬼恭三郎/なだいなだ/谷真介/安部公房)