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満州国帝政90年 - 満州帝国の時代
特集424 満州国帝政90年 - 満州帝国の時代(2024年3月27日〜2024年4月22日 ホーム掲載)
1934(昭和9)年3月1日 - 満洲国にて帝政実施。執政、愛新覚羅溥儀(あいしんかくら ふぎ)が皇帝となる。満洲国は、1931(昭和6)年、満洲事変により日本軍が占領した満洲(現在の中国東北3省遼寧省、吉林省、黒竜江省)、内蒙古、熱河省を領土として1932(昭和7)に成立した国家。一般に日本の傀儡国家と見做されている。満州事変は1931(昭和6)年9月18日に中華民国遼寧省瀋陽市郊外の柳条湖で、関東軍がポーツマス条約により日本に譲渡された南満洲鉄道の線路を爆破した事件(柳条湖事件)に端を発し、関東軍による満洲(中国東北部)全土の占領を経て、1933(昭和8)年5月31日の塘沽協定成立に至る、日本と中華民国との間の武力紛争のこと。中国側の呼称は九一八事変。関東軍は約6か月で満洲全土を占領した。1987(昭和62)年公開の「ラスト・エンペラー」(ベルナルド・ベルトルッチが監督、脚本)は溥儀の自伝「わが半生」が原作。主役の溥儀はジョン・ローンが演じ、日本からは坂本龍一が、陸軍軍人で満洲映画協会理事長の甘粕正彦を演じ、音楽でも日本人初のアカデミー作曲賞を受賞したほか、同曲でゴールデングローブ賞 作曲賞、1989年第31回グラミー賞最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞など世界的な音楽賞を受賞した。
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