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三淵嘉子生誕110年 - 法律、法学
特集433 三淵嘉子生誕110年 - 法律、法学(2024年7月8日〜2024年7月29日 ホーム掲載)
1914(大正3)年11月13日、三渕嘉子生誕。日本初の女性弁護士の1人であり、初の女性判事および家庭裁判所長、大河ドラマ「虎に翼」のモデル。ドラマタイトルは「韓非子」の「難勢」に登場する言葉で、「もともと強い者に、さらに強さが加わる」ことのたとえ。いわゆる原爆裁判を担当。原爆投下の違法性が初めて法廷で争われた国家賠償訴訟で、嘉子はこの原爆裁判を、東京地方裁判所において、第一回の口頭弁論から結審まで担当。1963(昭和38)年に下された判決では、請求棄却し被爆者への賠償は認めなかったものの、原爆投下を、日本の裁判所で初めて「国際法違反」と明言している。1962(昭和37)年、東京家庭裁判所判事に就任。以降16年間にわたり5,000人を超える非行少年少女と審判で向き合う。1972(昭和47)年、新潟家裁で家庭裁判所長に就任。女性として初の家庭裁判所長となる。
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