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平安京1230年 - 源氏物語、古典文学
特集434 平安京1230年 - 源氏物語、古典文学(2024年7月8日〜2024年7月29日 ホーム掲載)
794(延暦13)年、平安京に遷都、源氏物語の世界。源氏物語(英語: The Tale of Genji)、1008(寛弘五)年文献初出、紫式部作。言わずと知れた、日本の長編物語、小説。全54帖。現代語訳は数多くあり、瀬戸内寂聴、円地文子、田辺聖子版などがある。古写本は題名の記されていないものも多く、それぞれの帖名が記されていることが少なくない。実は「源氏物語」と呼ばれているこの物語は、当時の題名が何であったのかは明らかではないとのこと。大和和紀によるコミカライズ版「あさきゆめみし」(1979-93年、講談社mimi連載、全13巻)は「宇治十帖」を含む「源氏物語」54帖がおおむね忠実に描かれている。ただ少女漫画として読ませるため、桐壺帝と更衣の馴れ初めが、オリジナルとして描かれていたり、「源氏が女君のところに行ってあれこれした」というように、表現があいまいにしか書かれていない部分を具体的に考え、描写する必要があったなど、苦労が多かったようだ。
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