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パナマ運河 110年 - 運河、海運、港湾
特集441 パナマ運河 110年 - 運河、海運、港湾(2024年9月17日〜2024年10月1日 ホーム掲載)
パナマ運河(Panama Canal)は、中米パナマ共和国のパナマ地峡を開削し、太平洋とカリブ海を結ぶ閘門式運河。マゼラン海峡やドレーク海峡を回り込まず、アメリカ大陸東海岸と西海岸を海運で往来可能。1880年、スエズ運河を拓いたフェルディナン・ド・レセップスが開発に着手するが、難工事と感染症の蔓延により放棄。後に米国が建設を進め、1914年に開通。1999年にパナマへ完全返還した。気候変動がその交易に影響を与えており、通行可能な水位は、周辺の熱帯雨林の降雨量に依存、十分な雨が降らないと水位が下がり、船の重量を減らすなどしないと通行ができなくなる。また、トランプ大統領は演説で、米国の船舶が法外な料金をとられ、公平に扱われていない、中国がパナマ運河を運営しているなどと主張。パナマのムリノ大統領は、演説後の声明で、運河はパナマのものであり、管理を妨害する国家は世界に存在しないと述べた。
書籍一覧
植民地航路 : ポート・サイドからウラジヴオストックまで
(フヨードル・グラチヨーフ 著 ; 沖山巍 訳)