-
ホーム
-
特集
-
竹久夢二生誕140年 - 竹久夢二の作品、関係書
特集445 竹久夢二生誕140年 - 竹久夢二の作品、関係書(2024年10月18日〜2024年11月11日 ホーム掲載)
1884(明治17)年9月16日、竹久夢二生誕。1909(明治42)年最初の著書「夢二画集-春の巻」発刊、ベストセラーとなる。数多くの美人画を残しており、大正ロマンを代表する画家である。また、児童雑誌や詩文の挿絵も描き、詩歌、歌謡、童話など創作しており、中でも、1918(大正7)年「宵待草」がセノオ楽譜から発刊されると、全国的なヒットとなる。多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨のほか、浴衣などのデザインも手がけており、日本の近代グラフィック・デザインの草分けの一人ともいえる。独特な美意識による「夢二式美人画」と呼ばれる作品の多くは、日本画の技法で描かれ、洋画技法による女性像や風景画も残されている。様々な表現形式を試みたようで、むしろ、それらは後世になってから評価されたようだ。当時の時点においては、印刷された書籍の表紙や広告美術などが多くの目に触れ、大衆人気という形で脚光を浴びたことが多かったようだ。一時は中央画壇への憧れもあったようだが、受け入れられず、そのまま、終生、新しい美術のあり方を模索したとのこと。
書籍一覧
季刊 日本の美学 第5号 (1985年7月) 特集:色
(今道友信・赤羽淑・笠井昌昭・野口武彦・西村亨/他)