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宇宙戦艦ヤマト50年 - 松本零士SF作品を中心に
特集448 宇宙戦艦ヤマト50年 - 松本零士SF作品を中心に(2024年11月11日〜2024年11月29日 ホーム掲載)
1974年10月「宇宙戦艦ヤマト」が読売テレビ系列にて放映開始。劇場版公開は約3年後の1977年8月。東京4館での公開予定であったが、ファンの声がきっかけで全国ロードショーとなる。それまで劇場版アニメといえば、まんが映画と呼ばれ、東映まんがまつりの独壇場であったが、この年の日本映画では9位の興行成績を記録し大ヒットとなった。この大ヒットから子供向けではなく、年齢層の高いアニメファン向けにテレビ再編集版や新作の長編アニメを公開するブームを巻き起こした。ジャパンアニメのルーツの1つともいえる作品であるが、放映当初は視聴率が低迷し、39話予定が26話で打ち切りとなっている。それもそのはずか、放送は日曜日19:30の時間帯で、裏はフジテレビ系列の「アルプスの少女ハイジ」、年明けに「フランダースの犬」が始まる。TBS系列は円谷プロ制作の「猿の軍団」。プロデューサーの西崎義展氏はオフィス・アカデミー自主配給でファン向けに1週間だけ劇場公開し、アニメから手を引くつもりだったという。劇場版の大ヒットを受けて、翌年の8月には続編として「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」を公開。実はその1978年は2月に国内でスティーブン・スピルバーグ監督作「未知との遭遇」、4月に深作欣二監督作「宇宙からのメッセージ」、6月にジョージ・ルーカス監督作「スター・ウォーズ」が公開され、SF映画ブームにも火が付くこととなる。
書籍一覧
宇宙海賊キャプテンハーロック アニメ特集号 PART-2 松本零士 ジャンボピンナップ付。 初版発行
宇宙戦艦ヤマト ロマンアルバムエクセレント54 PERFECTMANUAL2