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パルプ・フィクション30年 - カルトムービーを中心に
特集450 パルプ・フィクション30年 - カルトムービーを中心に(2024年11月29日〜2024年12月13日 ホーム掲載)
1994(平成6)年10月8日、パルプ・フィクション(Pulp Fiction、クエンティン・タランティーノ監督)日本公開。サミュエル・L・ジャクソンやユマ・サーマンの出世作の一つ。ジョン・トラボルタが再評価され、ブルース・ウィリスも評価が上がったとのこと。同年のアカデミー賞で7部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。カンヌではパルム・ドールを受賞。二人組の暗殺者に関係する犯罪エピソードが、オムニバス形式で描かれる。時系列がシャッフルされていて、頭の中で時間順をつなげ直しながら観てはじめて、あるエピソード中に出た別のエピソードとのつながりに気がついて、楽しみが増していくような構成になっている。おかげで結局何度も観ることになりハマっていくのではないだろうか。カルトムービー(Cult Movie)とは、統一された定義はないが、熱心なファンにより、公開後でも長期にわたって繰り返し鑑賞される作品のこと。他には1971年スタンリー・キューブリック監督「時計じかけのオレンジ(A Clockwork Orange)、1975年ジム・シャーマン監督「ロッキー・ホラー・ショー(The Rocky Horror Picture Show)」、1982年リドリー・スコット監督「ブレードランナー(Blade Runner)、1985年テリー・ギリアム監督「未来世紀ブラジル(Brazil)」など。
書籍一覧
カルトムービー 本当に面白い日本映画1945⇒1980
(桂千穂 著)
ゾンビ
(ジョージ・A.ロメロ, スザンナ・スパロウ 著 ; 藤沢良寛 訳)
『フリークス』を撮った男 トッド・ブラウニング伝
(デイヴィッド・J・スカル , エリアス・サヴァダ 遠藤徹ほか訳)
映画パンフ 真昼の死闘
(クリント・イーストウッド・シャーリーマックレーン ドンシーゲル監督)