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昭和100年 - 昭和、大正、明治、近代資料を中心に
特集454 昭和100年 - 昭和、大正、明治、近代資料を中心に(2024年12月20日〜2024年12月26日 ホーム掲載)
1924年12月25日昭和改元。2025年は昭和で数えると100年。実際の昭和は64(1989)年1月7日までで、翌8日から平成元年となる。昭和最後で平成最初のこの年は、まさに歴史の転換期ともいえる年で、世界では6月4日に中国で天安門事件。10月23日にハンガリーが社会主義体制を放棄し共和国に、11月10日にベルリンの壁崩壊、11月24日にチェコスロバキアでビロード革命。12月3日にアメリカのジョージ・ブッシュ大統領とソ連のミハイル・ゴルバチョフ最高会議議長がマルタ島で会談し、冷戦の終結を宣言。12月22日にはルーマニアのチャウシェスク政権が崩壊した 。日本国内ではバブル経済の最盛期で、10月31日、三菱地所がニューヨークのロックフェラー・センターを買収。ジャパンマネーでアメリカが買われてしまうのではと、脅威と思われ、米国内のプライムタイムのトップニュースになるほど。12月29日東京証券取引所の「大納会」の日、日経平均株価が38,957円44銭を記録し、当時の史上最高値となる。企業の時価総額世界ランキングでは、上位5社をNTTをはじめ日本企業が独占、上位50社中32社が日本企業であった。ところが翌年早々、東京証券取引所は1月4日の「大発会」からいきなり200円を超える下げを記録し、バブル経済の崩壊がはじまる。
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