特集459 建国記念の日 - 日本の建国、国史(2025年2月10日〜2025年3月4日 ホーム掲載)
本年2025年は皇紀で数えると2685年。記紀(「古事記」「日本書紀」)では、神武天皇が即位した旧暦前660年1月1日(新暦2月11日)を建国日としている。ただこれは伝承による部分もあり、実質の建国は古墳時代(6世紀頃)と考えられている。それでも1400年以上も続く日本は、現存する中で世界最古の国といわれている。日本という国号が決まったのは701(大宝元)年、大和国藤原京の大宝律令からで、明治5(1872)年太政官布告によりこの事績を日本国の建国とした。第二次大戦後においては、建国記念の日となる日を定める政令(1966(昭和41)年12月9日)において、国民の祝日である「建国記念の日」が2月11日と定められ、今でも日付が決まっている国民の祝日となっている。この皇紀つまり神武天皇即位紀元は現在も法令で使われており、明治5年の「改暦ノ布告」では、導入された太陽暦の閏年について4年毎に置くことしか述べておらず、日本の暦法はグレゴリオ暦の置閏法と同等の置閏法をもつこととなった。この勅令における閏年の判定は、西暦ではなく皇紀によっている。そしてこの勅令は、1947(昭和22)年の法律を経て、現在でも効力を有し、また西暦は法制化されていないため、長期紀年法としては、今でも法制上かつ暦法上の唯一のものであることとなる。
書籍一覧
小説 満州建国記 ≪1:奉天城,2:王道の門,3:新京≫ 【全3冊セット】
(鑓田研一 著)
街道の日本史 53 高千穂と日向街道
(安藤保・大賀郁夫/編 執筆者5名)