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ヤルタ会談から80年 - 太平洋戦争、終戦
特集460 ヤルタ会談から80年 - 太平洋戦争、終戦(2025年2月10日〜2025年3月4日 ホーム掲載)
1945(昭和20)年2月4日-11日ヤルタ会談。イギリス・ソビエト連邦・アメリカ合衆国による連合国首脳会談。第二次世界大戦が終盤に入る中、国際連合の設立、ドイツの分割占領、ソ連の対日参戦と南樺太・千島列島の引き渡しなど、ドイツおよび中部・東部ヨーロッパにおける米ソの利害を調整することで、大戦後の「ヤルタ体制」と呼ばれる国際的な枠組みを規定した。超大国主導の勢力圏確定の発想が色濃く、東西冷戦の端緒となった。日本に関しては極東密約と呼ばれる秘密協定があった。スターリンはこの協定に従って、ドイツが無条件降伏した3か月後の1945(昭和20)年8月9日、日本に宣戦布告し満洲国に侵入、千島列島と樺太を占領した。ソ連対日参戦の翌日に、日本がポツダム宣言受諾するも、9月2日の日本の降伏文書調印までの短期間の間に、ソ連へ日本の領土占領の機会を与えてしまう。なお1956(昭和31)年に、アメリカのアイゼンハワー政権は「(ソ連による北方領土占有を含む)ヤルタ協定はルーズベルト個人の文書であり、無効である」との公式声明を発出している。アメリカ上院も、1951(昭和26)年のサンフランシスコ講和条約批准を承認する際「ソ連に有利な規定の承認を意味しない」との宣言を行っているとのこと。
書籍一覧
超大国時代 : 米国世界政策の批判 ヤルタからベトナムまで サイマル双書
(デイビッド・ホロビッツ 著 ; 山口房雄 訳)
掠奪者の海 : 千島は還らざる島か
(浜西健次郎 著)