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特集486 ポーツマス条約120年 - 戦争の記憶(2025年10月24日〜2025年11月13日 ホーム掲載)

1905(明治38)年9月5日、ポーツマス条約調印。日露戦争、日本海海戦戦勝後の1905(明治38)年6月、これ以上の戦争継続が国力の面で限界であったことから、国際的権威を高めようとしていたアメリカ合衆国に対し「中立の友誼的斡旋」を申し入れた。当初ロシアは強硬姿勢を貫き「ロシアは負けてはいない。継戦も辞さない」と主張していたが、この調停を成功させたい米国はロシアに働きかけ、結局、ロシアは満洲および朝鮮からは撤兵。樺太の南部を割譲するものの、戦争賠償金には応じないという条件で交渉は締結した。日本は勝者としての体面を勝ち取った。この条約によって日本は、樺太(サハリン)島の南半分、満洲南部の鉄道などを獲得した。しかし日本国民とそのマスコミの多くは、連戦連勝の軍事的成果にかかわらず、どうして賠償金を放棄し講和しなければならないのかと憤った。まさに条約締結の当日である9月5日に、東京の日比谷公園で小村外交を弾劾する国民大会が開かれ、これを解散させようとする警官隊と衝突し、さらに数万の大衆が首相官邸などに押しかけて、政府高官の邸宅、政府系と目された国民新聞社を襲撃、交番や電車を焼き打ちするなどの、日比谷焼打事件が発生した。

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