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特集502 週刊新潮70年 - 出版、週刊誌を中心に(2026年3月5日〜2026年3月16日 ホーム掲載)

1956(昭和31)年2月6日、週刊新潮創刊。株式会社新潮社から発行されている情報週刊誌。画家の谷内六郎が創刊と同時に表紙絵を担当。そのノスタルジックなイラストは、刺激的な見出しが並ぶ週刊誌の中で異彩を放ち、一目で「新潮」とわかる象徴となっていた。創刊以降25年間にわたって59歳で急逝する1981(昭和56)年まで表紙絵を担当。ピーク時の1959(昭和34)年新年号は100万部を発行するまでになった。「ペンで書くニュース」をコンセプトに、新聞が報じない裏側の真実や人間ドラマを独自の切り口で掘り下げるスタイルは、日本の出版文化に大きな影響を与えているといっても過言ではないだろう。連載小説の豪華さも出版社系ならではの魅力で、五味康祐作「柳生武芸帳」、柴田錬三郎作「眠狂四郎無頼控」、山崎豊子作「ぼんち」、松本清張作「わるいやつら」、三島由紀夫作「獣の戯れ」など名作が数多く連載された。赤とんぼの歌の後に「週刊新潮は明日発売でーす」というTVCMが印象的で、当時「8時だョ!全員集合」で加藤茶が、赤とんぼのメロディの電話のベルが鳴った後に、このフレーズをマネしていたギャグがなつかしい。インターネットへとメディア環境は激変している時代だが、徹底した取材に基づくスクープや、独自の視点によるコラムなど、「活字の力」を信じる姿勢は変わっていないようだ。

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