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ポケモン30年 - ゲーム、ポップカルチャー
特集504 ポケモン30年 - ゲーム、ポップカルチャー(2026年3月16日〜2026年4月3日 ホーム掲載)
1996(平成8)年2月27日ポケットモンスター赤・緑発売。口コミや「151匹目のポケモン」の存在により、瞬く間に世界的な社会現象へと発展した。異なるバージョンの間でポケモンを「交換」し、対戦するという遊びのサイクルは、ゲームの枠を超えた新たなコミュニケーションの形を確立した。伝説のポケモン「ミュウ」は、本来、カセットの容量不足によりデータを入れる予定はなかったが、開発スタッフが遊び心でプログラムの空きスペースにこっそり書き込んだものであった。これがバグなどの影響で偶然発見され、当時の子供たちの間で「幻のポケモンがいる」と大騒動に発展。後の公式プレゼントキャンペーンにはわずかな当選枠に対して数万人の応募が殺到し、ポケモンの人気を不動のものにした。2016(平成28)年に配信された『Pokémon GO』は、AR(拡張現実)技術を駆使して「現実世界でポケモンを捕まえる」という夢を具現化した。スマートフォンの位置情報を利用したこのゲームは、外に出て歩くという健康的な側面や、各地の観光スポットへの集客など、ゲームが現実の経済や社会活動を動かす実例となった。30年を経た今、ポケモンは親から子へと世代を超えて愛される「共通言語」となっていて。ドット絵から始まった151匹の物語は、今や1,000種類を超える個性豊かな仲間たちと共に、デジタルの壁を越えて私たちの日常に溶け込み続けている。
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