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全ニッポン古本博覧会 - 古本、古書を愉しむ
特集507 全ニッポン古本博覧会 - 古本、古書を愉しむ(2026年4月13日〜2026年4月30日 ホーム掲載)
2026(令和8)年4月16日から19日まで、全ニッポン古本博覧会開催。全国の古書店が集結し、膨大な数の古書や資料を一堂に会する国内最大級の古本イベントである 。インターネットで容易に本が買える現代において、あえてリアルな場で本と対峙するこの博覧会は、本好きにとっての「聖地」ともいえる 。会場で繰り広げられる「一期一会」の出会い、古本博覧会の最大の醍醐味は、検索画面では決して辿り着けない「未知の1冊」との遭遇にある。棚の隅に眠っていた何十年も前に絶版となった専門書や、かつての持ち主による書き込みが残る書物、時の流れを経た本にはそれぞれ独自の物語が宿っている。目当ての本を探すだけでなく、偶然手に取った本が新たな知的好奇心の扉を開く。全国から集う古書店の店主は、特定のジャンルにおける深い造詣を持つ専門家でもある。本の希少価値や時代背景、装丁の美しさについて店主から直接語られる解説は、単なる買い物以上の文化的体験をもたらす。会場には書籍だけでなく、戦前の絵葉書、古い地図、映画のパンフレットなど、多種多様な紙資料(エフェメラ)も並ぶ。これらは当時の世相や人々の生活を鮮明に映し出す貴重な一次史料であり、デジタルデータでは決して再現できない紙の質感、インクの匂い、経年変化による色あせそのものが、歴史の重みを今に伝えている。
書籍一覧