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アメリカ建国250年 - 超大国の誕生
特集518 アメリカ建国250年 - 超大国の誕生(2026年6月24日〜2026年7月8日 ホーム掲載)
1776年7月4日アメリカ独立宣言。トーマス・ジェファソンらが起草。イギリスの圧政から脱し、自由と平点を掲げて13の植民地が立ち上がった。大西洋の片隅に誕生した新興国は、フロンティアスピリットにより「超大国」へと躍進した。日本では安永5年、江戸中期で10代将軍徳川家治の治世で、老中・田沼意次の積極財政策が進められていた時代であった。蔦屋重三郎が「青楼美人合姿鏡」を刊行した年でもある。アメリカは東海岸から始まり、ウエストワード・ムーブメント(西進運動)によって領土を太平洋へと広げ、広大な国土と豊かな天然資源を背景に急速な工業化を遂げた。このフロンティア精神の精神的支柱であり、国家を突き動かす原動力となったのが、誰もが自らの才覚と努力で成功を掴み取れるという「アメリカン・ドリーム」である。1956年米ジョージ・スティーヴンス監督作、エリザベス・テーラー、ロック・ハドソン出演、ジェームス・ディーンの遺作ともなった「ジャイアンツ(Giant)」ではテキサスの広大な荒野から石油が湧き出し、一夜にして巨万の富を築く一介の労働者の物語で、伝統的な大牧場主の階級社会の傍らで、一滴の黒い黄金(石油)によって勢力図が塗り替えられ、新たな大富豪が誕生していく様は、まさに無限の可能性を秘めたアメリカそのものであった。アメリカン・ドリームの光と影、そしてダイナミズムを象徴的に描いている。
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