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ウルトラマン60年 - 特撮・SFドラマ
特集519 ウルトラマン60年 - 特撮・SFドラマ(2026年7月8日〜2026年7月22日 ホーム掲載)
1966(昭和41)年7月17日、TBS系列にて「ウルトラマン」放映開始。円谷英二率いる「円谷プロダクション」の職人たちが前作「ウルトラQ」で培われた高度な特撮技術を結実させ、関東地区で最高視聴率42.8%という記録的な大ヒットを記録。日本の子供たちを空前の怪獣ブームへと巻き込んだ。当時は白黒(モノクロ)テレビからカラーテレビへと移行する黎明期であり、カラー放送を強く意識したデザインで制作された。ウルトラマンスーツの鮮烈な「赤」とシルバーのカラーリングは、カラー画面で最も美しく映えた。さらに、地球上での活動限界を示す胸の「カラータイマー」が青から赤へと点滅を変える斬新な演出は、エネルギーのピンチを視覚的に一瞬で理解させる画期的なアイデアであった。その前夜祭は実は第1話の制作遅延という危機を乗り切るため、放送開始1週間前に、杉並公会堂から舞台中継特番「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」が全国へカラー生放送された。この日が後に「ウルトラマンの日」と制定される。あのころの少年たちが大人になった今も魅了し続けている理由は、単なる痛快な勧善懲悪にとどまらない、重厚な「SFドラマ性」にある。実相寺昭雄監督や脚本家の金城哲夫らが描いたエピソードの数々は、人間社会の業や環境破壊、他者との対話の難しさといった、深遠なテーマを問いかけているからではないだろうか。
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