古書組合

古書の市場は古書組合が運営しています。古書組合はだいたい各都道府県に一つずつあります。

東京なら、東京都古書籍商業協同組合（東京古書組合）という組織がそれに当たります。（東京は中小企業等協同組合法に定められている事業協同組合ですが、任意団体の組合もあります。）

（東京古書組合は組合員約６３０名、神田（千代田）、本郷（文京）、早稲田（新宿）、東部、南部、北部、中央線の各支部で構成されています。（２０１５年現在）
世界最大の古書店街・神田神保町に隣接する神田小川町には８階建てのビルがあり、毎日古書の市場がおこなわれ、週末には一般向けの展示即売会も開催開されています。）

全国の古書組合は「全国古書籍商組合連合会」（全古書連）という団体を作っています。この「全古書連」に加盟している古書組合の組合員を「全古書連加盟店」と通称しています。全古書連加盟店であれば、全国どこで開催される市場であっても売り買いができることになっています。

また、当サイト「日本の古本屋」は、東京古書組合が運営しています。「全古書連加盟店」であれば、全国どこの店でも出品することができるようになっています。

澄田喜広著『古本屋になろう！』青弓社、2014、から転載。

全国の古書組合一覧